お世話になった人への感謝の気持ちとして贈るお中元。
ネットやデパートなどで宅配してもらうことも多いですが、近場にいる方に贈る場合は、直接持参する場合もありますよね。
挨拶をする口実にもなりますし、顔を見て渡せるのはやっぱりメリットです。
ただそうなると、どうやって渡すのがいいのか?って気になりますよね。
お中元を渡す相手って目上の方が多いですし、失礼なことをしてはいけないと思うと余計にです。
お中元を直接手渡しするときの風呂敷の包み方や渡し方についてまとめてみました!
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お中元を手渡しするときの風呂敷の包み方
お中元のような贈答品を手渡しするとき、品物をそのままバッグに入れて持っていくのは失礼にあたります。
これは、現金を包んだのし袋をふくさに入れて持っていくのと同じこと。
お中元を直接渡しに行くときは、風呂敷に包んで持っていくのがスマートです。
少し前には、バッグ代わりになることから風呂敷が人気を集めていたこともあります。
何かのときにわりと使えるアイテムなので、一枚持っておくといいかもですね。
お中元を渡すときの風呂敷の色は?
これはふくさの色と同じ感覚でいれば、間違いはないかなと思います。
慶事:赤やピンクなどの暖色系
弔事:黒やグレー、青などの寒色系
どちらもOK:紫や藤色
お中元は慶事の部類に入るので、暖色系。
ですがどちらもOKな紫や藤色を持っておくと、どんな場合にも使えるので便利です。
お中元を渡すときの風呂敷は柄があっても大丈夫?
風呂敷にはだいたい、柄がついているもの。
無地のものって探してもあまり売っていないかなと思います。
このあたりは「常識の範囲内で」ってことになりますが、
(‘ω’)「キティちゃんの柄はダメだよね」
(‘ω’)「小さな花模様ならいいか」
このくらいの感覚で問題ないかなと思います。
上品そうなもの、シックなものを選べば、襟を正さなきゃいけない場面でも使えますね!
お中元を手渡しするときの風呂敷の包み方
風呂敷の包み方には
・普段使いにされることも多い「お使い包み」
・格式の高い「平包み」
代表的な包み方としては2種類があります。
平包みのほうは結び目がない包み方なので、取り出すときにスマート。
かしこまった用件のときには平包みにしておくと安心です。
お使い包みの方法
お使い包みは、いわゆるっていう風呂敷の包み方です。
特に難しい部分はなく、しいてポイントをあげるならば「縦結びにしない」ということ。
縦結びにしてしまうと、結び目の形も悪く、ほどけにくくなってしまうので注意です。
表裏の柄や色が違う風呂敷を使うと、差し色になっておしゃれ。
平包みの方法
こちらは最後を結ばずに、布を巻き込むだけの包み方。
格式高い包み方ではあるものの、「すぐにほどけちゃんじゃないの?」という気もします。
持ち運び方を考えなきゃかもですね。
お中元を風呂敷に包んだ時の渡し方とマナー
普段、風呂敷に慣れていないと渡し方にも悩んでしまいますよね。
サッと渡せるものではないだけに、正しい所作は何だろうと思ってしまいます。
まず贈り物を渡すときに、玄関口に相手があらわれてすぐにお中元を差し出すのはマナー違反。
部屋に通してもらって、きちんと挨拶をしてから渡すのが本来の渡し方です。
ですが、相手方が忙しい場合もありますし、玄関先で失礼したほうがいいかなと思う場面もありますよね。
そんなときのために、訪問前には必ずお伺いする旨を伝える連絡を。
その時点で「忙しいから玄関先で」ということであれば玄関口だけでお渡しするほうがいいかなと思います。
逆に、こちら側が玄関先だけで失礼したい場合は、その旨をお伝えしていたほうが無難です。
正式なマナーからはそれるかもしれませんが、マナーは本来、自分も相手も気持ちよく接するための方法の一つ。
臨機応変に相手に合わせ、お互いに不快にならないような気づかいをしていきましょう。
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お中元を手渡しするマナーは洋室と和室で違う?
通された部屋が洋室か和室かによって、渡すときのマナーが異なります。
洋室で渡す場合
洋室で渡すときは、基本的には立ったまま挨拶をして、立ったままで品物を渡します。
このとき、風呂敷に包んでいるとなかなか難しいのですが、
2、品物から風呂敷を抜き取る(右手の指で品物を少し浮かすと楽)
3、右手の指と左手で、風呂敷をたたむ
4、品物に問題ないことを確認し、相手側に正面が向くように直してから、品物の下に風呂敷を添えて渡す
和室で渡す場合
和室で渡すときは、座って渡します。
2、風呂敷を開き、品物から抜き取る(このとき品物の正面は自分に向けるように)
3、抜き取った風呂敷はたたんで、品物よりも後ろ、できれば自分の後ろに置く
4、自分のひざ前で品物の正面を相手のほうにむける
5、両手で相手に渡す
このとき、座布団に座る前に渡すのがポイントです。
風呂敷ごと渡すのはOK?NG?
かなり親しい間柄で「風呂敷ごと欲しい」と言われたら別ですが、自分の家から持ってきた風呂敷は、基本的には自分で持ち帰ります。
これは紙袋の場合も同じで、持ち帰ったほうがいいかと思います。
お中元を渡すときは一言でも言葉を添えよう
お中元を手渡しするときには、作法も重要かもしれませんが、せっかく顔を見て渡せるのだからぜひ一言添えてはいかがでしょうか。
・ほんの気持ちですが
・気持ちばかりですが
・いつもお世話になっているお礼です
・感謝の気持ちです
・お気に召していただけるといいのですが
・評判のお菓子だと聞きましたので
・お口に合えばいいのですが
今までの定番だった「つまらないものですが…」は、最近ではあまり使われなくなっています。
自分らしい言葉を使って、品物に添えればいいのかなと思います。
まとめ
お中元を風呂敷に包んで直接渡すときのマナーについてまとめてみました!
普段はあまり使うことのない風呂敷ですが、役立つ場面もあります。
これを機に、一枚持っておくといいかもですね!
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