喪中の間には、控えるべきとされていることがいくつかあります。
分かりやすいのは年賀状などの新年の挨拶。
ですが分かりにくいものもいくつかあって、その一つがお歳暮ではないでしょうか。
喪中でもお歳暮を受け取ること自体は問題ありませんが、ではその後の対応は?
お歳暮をもらった後のお礼状の書き方や文例の紹介です!
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喪中でもお歳暮をもらうのはOK?お返しにはお礼状をつけよう
忌中や喪中に控えるべきとされているのは、お祝い事。
お歳暮はお世話になった方への1年の感謝やお礼の気持ちを伝えるものなので、贈ることも受け取ることも控えるべきとはされていません。
身内が亡くなった人から贈り物の授受をすることに抵抗を感じる方もいますが、そうでない場合は、喪中でのお歳暮のやり取りのポイントを知っておけば問題ありません。
しかし喪中であっても、お歳暮をいただいたのであればお礼状を返すのは礼儀です。
品物をちゃんと受け取ったことの報告にもなるので、きちんと送るようにしましょう。
喪中にもらったお歳暮にはお返しの品が必要?
喪中であるかないかは関係なく、お歳暮にお返しは不要とされています。
感謝の気持ちを伝えるための贈り物なので、返すことがマナーとはされていないんですね。
ただ現在では、取引先の会社からの会社名でのお歳暮などは除き、個人からの贈り物に関してはお返しをする方が多いのではと思います。
いただいたままでは気が引けるということもありますし、こちらもお世話になっているということもあるかもしれません。
喪中にもらったお歳暮も同じく、お返ししてもしなくてもどちらでもOK。
・お返ししない場合はお礼状を
・お返しする場合には品物とお礼状を
どちらにしても、いただいたら早めに送るようにしましょう!
25日までというのが一般的です。
それよりも遅れてしまう場合には、「お年賀」「寒中見舞い」として贈るといいですね!
喪中にいただいたお歳暮のお礼状の書き方のポイントと例文
お返しの品物を送る場合でも送らない場合でも、必要なのはお礼状です。
気の知れた相手であれば電話で届いたことの報告をしてもいいですが、喪中ということを考えると、手紙で送ったほうがやりやすいかもしれません。
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喪中のお歳暮のお礼状の注意点
「年賀」「お慶び」などの言葉は、「年頭」「年始」などに言い換えます。
「死亡」「死去」「滅びる」「去る」「去年」「破れる」「別れる」など。
「かさねがさね」「皆々様」「ますます」「引き続き」など。
喪中のお歳暮のお礼状の構成
構成は、一般的なお礼状と同じでOKです。
・季節の挨拶
・品物をいただいたことの感謝
・葬儀などでの感謝
・相手を気遣う言葉
・結語
ちなみに、自分が喪中であることを知らない場合や葬儀に出席されていない場合は、葬儀に関することを書く必要はないかと思います。
わざわざ伝えてしまうと相手方に気を使わせてしまうことも考えられるので、喪中であることを知っていて葬儀にも出席してくれたという前提で。
喪中のお歳暮のお礼状文例
拝啓
日ごとに寒さが厳しくなっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは、心のこもった品を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
先日の父○○の葬儀には、遠方にもかかわらず出席くださり、心より感謝申し上げます。
来年は年頭の挨拶状を控えさせていただきますが、厳寒の折、風邪などひかれぬようご自愛くださいませ。
敬具
拝啓
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは、心のこもった品を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
先日の父○○の葬儀では温かいお気遣いをいただき、心から感謝しております。
心配をおかけいたしましたが、ようやく気持ちの整理がつき、落ち着きを取り戻すことができました。
来年の年頭の挨拶状は控えさせていただきますが、また○○様と父の思い出話ができたらと思っております。
日ごとに寒さが厳しくなりますので、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
まとめ
喪中でも、お歳暮のやり取りをするのはOK。
葬儀でお世話になった方などへは、お礼状にその旨を書くとより丁寧になります。
故人宛にお歳暮が届いたときの対応の仕方についてはこちらを参考にどうぞ!
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