お中元のお礼状の書き方と宛名やあいさつのマナーは?具体例も紹介

お中元をもらったら「お礼状を書く」というのがマナーの一つ。

お返しを贈る予定があったとしても、お礼状は出すのが常識とされています。

でも、お礼状なんて書いたことない!

若い世代ではお礼状の習慣なんてないですし、書いたことももらったこともない方のほうが多いと思います。

お中元をもらったときは、どうやってお礼状を書いたらいいの?

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お中元をもらったときのお礼状の書き方

お礼状を書くうえで気をつけたいことは2つ。

・できるだけすぐに出す

受け取ってから3日以内に出すのが基本と考えていたほうがいいです。

・できるだけ具体的に書く

定型文のようなお礼状よりは、自分の感想や気持ちを一言でもいいから書いておきたいところ。

味気ないお礼状になってしまわないように、簡単なことでも大丈夫です。

さて、そのうえで。

お礼状の文面は大きく5つのパートに分けることができます。

・前文

・主文

・末文

・あと付け

・副文

お礼状の前文

手紙の導入部になるあいさつです。

頭語と時候のあいさつ、相手や自分の安否に関するものや、感謝、おわびのあいさつなどを続けます。

頭語

手紙の書き出しの言葉。

結びの言葉である結語と対応させるので、組み合わせを間違えないようにします。

もっとも一般的なのは「拝啓」

この場合の結語は「敬具」になります。

お礼状の主文

手紙の本題になる部分。

改行して一文字下げて、「さて」や「ところで」からはじめると分かりやすくなります。

お中元のお礼の場合は、お礼の言葉や感想をこの部分で書きます。

☆例☆

このたびはおいしそうなメロンをいただき、ありがとうございました。

さっそく家族で賞味させていただきました。

1日で食べてしまうのが惜しいと感じるほど、おいしくいただきました。

もらったものに応じて、感謝の気持ちが伝わるような文面にするといいかもです。

お礼状の末文

終わりのあいさつ。

ここでも改行して一文字あけると分かりやすくなります。

用件をまとめて、相手の健康や発展を祈る言葉で締めくくります。結語を忘れずにです。

お礼状のあと付け

日付、差出人の名前、宛名を書きます。

日付

『平成〇〇年〇〇月〇〇日』

行の頭から2文字~3文字下げて書き始めます。

とくに重要な手紙でなければ「〇〇年」は省いてもかまいません。

差出人の名前

本文の行末に合わせるように書きます。

宛名

行の頭から一文字下げて書く。

敬称を忘れずに。

お礼状の副文

本文で書ききれなかったことをここで書きます。

あと付けの宛名から1行ほどのスペースをあけて、行の頭から2~3文字下げて「追伸」などの起語から書き始め。

目上の人へのお礼状には、副文は必要ありません。

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お中元のお礼状に使うあいさつ

お礼状では、手紙の冒頭となる「前文」部分で挨拶が入ります。

時候のあいさつ

季節を感じさせるあいさつの言葉。

とくに決まりがあるわけではないので、相手に合わせて自由に使います。

以下、代表的な時候のあいさつ文です。

✩7月の時候のあいさつ例✩

・盛夏の候

・猛暑の候

・酷暑の候

・暑い夏が続きます

・庭のひまわりが花をつけました

・じっとりと汗ばむ季節になりました

✩8月の時候のあいさつ例✩

・晩夏の候

・残暑の候

・立秋の候

・寝苦しい熱帯夜が続いております

・うだるように暑い季節になりました

・朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました

相手の安否を尋ねるあいさつ

こちらは、時候のあいさつとワンセットで使われることも多いです。

秋の気配も濃くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

あらたまった相手の場合は、相手の反映を祝福する言葉を使うことも多いです。

【例】

・ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

自分の安否に関するあいさつ

相手の安否を尋ねた場合にかぎり、自分の安否を簡単に伝えます。

親しい間柄以外は、省略するのが一般的。

感謝やおわびのあいさつ

お世話になっていることへの感謝の言葉。

ご無沙汰していることへのおわびをここで書いてもいいです。

お中元のお礼状の宛名の書き方

文面と違い、ノーマークにしていることも多い宛名書き。

それほど多くの決まりがあるわけではなく、一般的なものばかりなのでぜひおさらいを。

封筒の表の宛名書き

では注意事項を箇条書きで。

・郵便番号は算用数字(1、2、3など)で書く

・住所は宛名よりも少し小さめの文字で書く

・住所には漢数字(一、二、三)を使うのが一般的

・住所が長い場合は二行に、二行目は行頭を2~3文字下げる

・宛名は大きく中央に、住所よりも書き始めを少し下に

封筒の裏

こちらも注意事項を箇条書きで。

・住所は中央の継ぎ目の右側に、名前よりも小さな文字で

・名前は継ぎ目の左側に

・出した日付は左上、〇〇年は省略してよい

・郵便番号は算用数字(1、2、3)で書く

・封は「〆」もしくは「封」と書く

まとめ

今回は「お中元のお礼状」でしたが、どんなお礼状も、書き方はほとんど変わりません。

基本的なことを知っておくと、いろんなときに応用が効きます。

覚える必要はないですが「あんなのあったなー」と思えるようにしておくと、便利かもです。

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