わが家の子どもはメガネ女子。
今は小学生のメガネ比率は上がっていて、教室の中でもメガネをかけている子は多く、珍しいことではありません。
ですが、思春期に突入し始める高学年。
「私、メガネがないほうがかわいいんじゃない?」と言い出すことも増えてきました。
小学生女子のコンタクトレンズは、視力的にも年齢的にもいつから始めるのがいいんでしょうか。
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小学生女子のコンタクトってどう?つけてる子はいるのか問題
成人に限って言えば、視力が低く矯正している人の割合は7割を超えると言われています。
文部科学省の調査によると、平成30年度の小学生の視力は1.0未満の割合が全体の34.1%。
その中で
・1.0未満0.7以上 :12.01%
・0.7未満0.3以上:12・81%
・0.3未満 :9.28%
データ引用:学校保健統計調査ー平成30年度
10人いれば3人は1.0よりも視力が低く、2人は視力矯正が必要とされる0.7未満。
私が子どものころと比べると、視力が低い子が増えたなという印象です。
さてこんなふうに、小学生にとって視力矯正が身近になっている昨今。
オシャレの意識が芽生え始める時期が早い最近の小学生女子は、こんなことを言うわけですね。
(‘ω’)「私、メガネかけないほうがかわいい気がする…」
うちの子の視力は0.3~0.5あたりをウロウロしている状態で、レンズもそれなりの厚さ。
メガネっ子にありがちな、目が小さく見える現象に悩むのもまぁ分かる気がします。
加えて、うちの子はスポーツをやっていまして、走ったり跳ねたりするとメガネがズレることもあるし、危険なこともあります。
小学生女子は、コンタクトレンズってもう使っているんでしょうか。
小学生がコンタクトをつけている割合
『平成27年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査』という眼科医の方の調査によると、
2015年度、56校30,402名中63名(0.2%)がコンタクトレンズ使用
という結果に。
ちなみにうちの子が通っている小学校の同じ学年の中では、コンタクトを使用している子はいない様子。(わが子調べ)
0.2%の使用率ということから見ても、小学生のコンタクト利用者はかなり少ないものと思われます。
一部、「強度近視のため、分厚すぎるレンズがいじめの対象になる」「6年生がコンタクトに慣れるために」などで使わせる例もあるようですが、基本的に小学生の視力矯正手段はメガネ。
それには、コンタクトレンズは高度管理医療機器クラス3だからという理由があるようです。
小学生にコンタクトはまだ早い?何歳から、いつからなら大丈夫?
高度管理医療機器クラス3というのは、『不具合が生じた場合人体へのリスクが比較的高い』という医療機器のこと。
大人になると多くの人が使っているし、慣れてしまうと手入れも雑になりがちなコンタクト。
しかし、コンタクト利用者の10%は眼障害になると言われており、正しく使えていないと10人に1人は目に不具合を感じるということ。
また、
平成15年度に日本眼感染症学会が実施した感染性角膜炎全国サーベイランスでは、視力障害が生じる重篤な感染性角膜炎症例のCL装用者は41.8%を占め、CL装用が最も高い危険因子であり、10〜19歳の原因の96.3%はCLでした。
見た目もよく、メガネのツルで痛くなることもないコンタクト。
ですがメリットの影にはデメリットもやはり存在していて、多くの眼科医の方が言うように「小学生にはおすすめはしない」というのにも納得できるだけの理由があります。
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じゃあ何歳からならつけてもいいのか?
思うにコンタクトレンズに関しては、「何歳からなら大丈夫」というよりも、「正しい取り扱いや対処ができるか?」というほうが重要。
多くの場合、小学生ではまだ正しい取り扱いはできないと判断されるので、「中学生になってから」言われるわけですね。
ちなみにベネッセの調査によると、コンタクトを使い始めた年齢は
・小学6年生:2.9%
・小学5年生:2.6%
・小学4年生:1.8%
中学校や高校の進学時に使い始める子が多いようです。
さてでは、コンタクトレンズを使えるようになるためにはどんなことができるべきなのか?
まとめてみました。
コンタクトレンズの洗浄や付け外しが自分でできる
家の中であれば保護者がいるので、チェックが可能。
ですが、学校に行っているときにコンタクトがズレてしまうこともあるでしょうし、付け外しが必要になる場面もあるかもしれません。
そんなときに、正しい取り扱いができることがまずは大切。
とっさのコンタクトの不具合に対処できるか?
目がゴロゴロする、充血してくる、ゴミが入ったなどなど。
コンタクトをしていると、ときどきこういったトラブルがある場合も。
そんなときに、慌てず冷静に対処できるか?というのもポイント。
雑にガシガシとかいたりしてしまうと、目を傷つける原因になってしまいます。
定期的に眼科に行くことを嫌がらない&不具合を伝える
大人の場合だと眼科健診をあまりしない人も多いですが、子どものコンタクト利用者は必須。
違和感はなくても異常がある場合はありますし、目は一生もの。
病院に行くことを嫌がらず、もし違和感や不具合があればきちんと伝えられることも重要です。
コンタクトの使用時間を守りメガネも併用する
一般的に、コンタクトレンズの使用時間は1日8時間と言われています。
適正な使用時間を守り、長時間の着用はしないようにできること。
何らかの理由でコンタクトが使えなくなった場合は、メガネが必須です。
普段からコンタクトだけに頼るのではなく、メガネも併用するようにしておくと安心です。
コンタクトをつけ始めるのは視力がいくつから?
メガネと同様に、コンタクトにも度があります。
「視力が○○からつける」というよりも、子どもの適性や年齢、必要性から考えるべきかなと思います。
コンタクトを使えるようになるまでは、メガネによる視力矯正を。
ちなみに、私がコンタクトをつけ始めたのは高校1年のときからでした。
周りの友だちが使い始めたのも、同じくらいの時期だったように思います。
その時の視力は、たしか0.5くらい。
視力が悪くなってくると、メガネのレンズが分厚くなって見た目が変わってしまいます。
眼が小さく見えちゃいますし、レンズ越しのところとそうでないところで輪郭がずれますしね。
子ども自身が抵抗を感じることもあるでしょうし、それを見るとかわいそうだなと思う。
ですが、一番見た目が気になる思春期真っただ中な時期には、コンタクトの取り扱いもできるようになるはず。
お医者さんとも相談しながら、話し合ってみるのもいいかもですね。
まとめ
・小学生のコンタクト利用は全国的にも少数派
・小学生のコンタクト利用はリスクが高い
・コンタクトを使用するには、正しい取り扱いができることが必須
わが家の場合は今のところ、中学入学をめどにコンタクトも選択肢に入れようかなと思っています。
それまでに、子どもでもできる劇的な視力矯正法が見つかればなぁとか思ったりしてる。
「メガネが嫌だからコンタクトにしたい!」そういう場合はこちらも参考にしてみてください。
https://ameno-ato.com/2357.html
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