結婚式に参列する子どもの服装は着物でもOK?マナーと注意点は?

親族の結婚式なら、子どもをつれて参列するということも少なくはありません。

子連れでの結婚式参加で一番悩むのが、子どもの服装ではないでしょうか。

成長が早い子どもに高いドレスを買っても、すぐに大きくなっちゃうし使い道も他にないし。

(‘ω’)「結婚式に、子どもに着物を着せるのはダメかなぁ…」

七五三のときの着物しかり、着物はおはしょりがあるので、成長しても着られることが多いですよね。

さて、結婚式に子どもに着物を着せて参加するのはOK?そのときの注意点やマナーは?

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結婚式に行く子どもが着物を着てもOK?

結婚式の招待客は、みんなフォーマルな服装をします。

そのため、ポイントは「子どもにとっての着物はフォーマルか否か?」ということ。

着物は「晴れ着」とも呼ばれ、七五三などのフォーマルな場でも着られるもの。

子どもにとっても着物はフォーマル服であり、ハレの日でもある結婚式に晴れ着を着ることは何の問題もありません。

結婚式にはドレスやスーツなどの洋装で参加する子どもが多いですが、それは動きやすさや着付けの手間、汚れる可能性などから選択しているもの。

親も子も、どちらも着物で結婚式に行きたいなぁと思っているのであれば、着物を着せてあげてください。

着物はその場がパッと華やかになるほどに目を引きます。

子どものかわいらしい着物姿はきっと、他の招待客にとっても癒されるのではないでしょうか。

七五三や十三詣りの着物を結婚式に流用してもいい?

「流用」という言い方が悪いかもしれませんが、

(‘ω’)「七五三のときの着物を結婚式で着てもいい?」

(‘ω’)「十三詣りで使った着物を、結婚式でも使っていい?」

これって、親の考え方によるところも大きいんですよね。

着物に対する思い入れというのは、親からのものが大きいです。

「この着物は七五三のために買ったんだから!」「十三詣り用だから他の用事では着せたくない!」

もちろんそんな特別な思い入れがあるのであれば、流用しないほうがいいと思います。

式の途中でもおそらく、座り方や食べ方がそのたびに気になって仕方なくなってしまいます。

ですが、基本的に着物に「○○のイベント用」というくくりはなく、あるのは「格式」のみです。

その場にあった着物を選べば、どんなときに着ても問題ありません。

七五三用の着物を着て結婚式に参列して、「七五三のときの着物じゃない?嫌な感じ!」と思う人はおそらく皆無。

ただでさえ着る機会の少ない着物です。

たくさん着せてあげたほうが、タンスの奥で眠らせているよりもよっぽど思います。

結婚式に参加する子どもが着る着物の生地はなんでもいい?

大人の場合は、着物の生地によっても格式が変わります。

フォーマルな場に一番似合っているのは「正絹(交じり物のない本絹)」ですが、管理が大変というデメリットもあります。

自宅で洗濯できないですし、食事のときに汚してしまうとシミが取れない場合もあります。

本来は、結婚式に着ていくのは正絹が好ましいのだろうとは思いますが、子どもの場合はそうじゃなくてもいいかなぁと個人的には思います。

七五三や十三詣り、卒業式などのハレの日に、ポリの着物を着る子も多いですしね。

最近は、ポリエステルの着物でもとても高品質のものも増えていて、よく見ないと絹かポリか分からないようなものもあります。

晴れ着として購入したものであれば、子どもの場合は特に気にしなくてもいいんじゃないかと思います。

結婚式に子どもの服装を着物にするときの注意点

洋服は着慣れているけど、着物はほとんど着る機会がありません。

結婚式は新郎新婦にとって特別な日ですし、着物でいるがゆえの失礼なことがあってはいけません。

では、子どもが着物で結婚式に参加するときの注意点はどんなものがあるでしょうか。

子どもにとって着物は動きづらいもの。年齢によってはあきらめる

子どもにとって、どう考えても着物は動きにくく窮屈なものです。

歩くだけでも違和感があるでしょうし、動きたくても思い通りにならないことも多いでしょう。

ある程度大きくなっていれば我慢ができますが、小さいうちはそれができずにグズる原因になってしまうこともあります。

結婚式ではやはり、走り回ることはもちろん、泣いたり大きな声を出したりすることはご法度。

もし不安があるのであれば、今回の結婚式での着物をあきらめることも選択肢に入れるべきかなと思います。

着物には草履が不可欠!子どもには事前に慣れさせておく

着物を着るときは、草履が不可欠です。

ですがこの草履がまたクセモノで、歩きにくいうえに指の股のところが痛くなることもあります。

七五三のときなら、お参りに行くときだけであとはクロックスという選択肢もありますが、結婚式のときはそうはいきません。

式から披露宴が終わるまで、基本的にはずっと履き続けなきゃいけないんですよね。

・事前に何度か履かせて、子どもに慣れさせておく

・できるだけ痛くならないように対処しておく

などが必要かなと思います。

着物の草履を子どもが嫌がらないためには?

まずは、サイズをきちんと選ぶこと。

大きすぎる草履も小さすぎる草履も、ぎゅっと踏ん張りながら歩かなきゃいけないので、鼻緒ずれができやすくなります。

また、鼻緒の固さも重要

固すぎる鼻緒は痛くなりやすいので、履く前にはほぐしておくようにします。

そして指の股の部分にあらかじめ絆創膏を貼っておく、ガーゼでカバーしておくなども効果的です。

草履の脱げやすさが気になる方は、かかと止めバンドを使うのがおすすめ。

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かかと部分なので見えにくいですし、しっかりとカバーされるので歩きやすくなります。

結婚式の食事で着物が汚れないように対処する

親としてはやっぱり気になる、「食事中に着物汚さないでよ!」という点。

家の中では笑ってスルーできることでも、着物を着ていたらとたんに「何やってんの!」と沸点が低くなっちゃいます。

どれだけ気を付けるように言っても、子どもはこぼしちゃうんですよね。

それならば、できるだけ汚れないように、汚れたとしてもダメージが少なくてすむように、親が対処しなきゃです。

・手拭いやタオルを用意して、胸元にかけておく

・着物用エプロンを購入する

・食事のときだけ、かっぽう着(スモックでも)のようなものを用意しておく

高学年くらいになると嫌がるかもですが、スモックはおすすめ。

大きめのものであれば袖がまるっと入るので、袖口が汚れる心配もありません。

「結婚式の場では似つかわしくない!」と抵抗がある場合は、こちらを参考にしてみてください。

また、食事のときには気になる、着物の長い袖。

一般的にはたすき掛けをしますが、結婚式の場ではなかなかしにくいんですよね。

そんな悩みにピッタリなのが、『袂クリップ』

袖を後ろでとめることで、腕を伸ばしても袖がダラーンとならないという優れものです。

こちら、大人用にもいいですよね。

結婚式のときに子どもに着物を着せるときのマナーは?

子どもは大人と違い、服装についてのマナーはそこまで厳密ではありません。

「騒がない」「走り回らない」というのは前提として、それ以外については「新郎新婦が嫌がるだろうなぁ」と思うことをしないという認識でいいかなと思います。

例えば、子どもの着物ってそれだけで華やかで目を引くんですよね。

それだけに、あまりに華美になりすぎると花嫁さんよりも目立っちゃうということにもなりかねません。

「結婚式は花嫁以外は、白を着ないようにする」と言われていますが、着物に関しても同じ。

模様の具合にもよりますが、白が目立つものについては控えておいたほうがいいかなと思います。

また、冬場に着物を着るときのファーも、結婚式では避けたほうが無難です。

まとめ

・結婚式に子どもに着物を着せても問題ない

・小さい子の場合は途中で嫌がらないように、事前に対処しておく

子どもの着物って、本当に見ているだけでほっこりするほどかわいいです。

もし着られるのなら、ぜひ着物で参加してみてください。

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