小学生も高学年になると、1年に2回、前期と後期に分けて学級委員選挙があります。
4月に一回と9月に一回という感じですね!
「なりたい!」と強く思えども、クラスのみんなの選出がなければなれない学級委員。
わが家の子どもが行っている小学校の決め方と、学級委員が向いている人のまとめです。
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小学校の学級委員ってどうやって決める?決め方は傷が残る公平さ
うちの子の小学校では、3年生から学級委員選挙が始まります。
各クラス男女1名ずつで3年から6年までの学級委員が決まり、さらに6年生の中の数名が児童会という生徒会的な役割を担います。
どちらの選び方もそうなんですが、うちの子の小学校は完全に投票による多数決です。
一部、投票が多かった2名による決選投票というのがあるようですが、基本的には集まった票が多い子が学級委員に選ばれます。
「立候補者が多ければ順にスピーチ」→
「スピーチ後、この人ならと思える人に各自無記名投票」→
「担任が集計を行い、学級委員決定」
流れはこんな感じのようです。
わが家の子は学級委員になりたがりなタイプで、立候補してれば選ばれることもあれば落ちることもある。
そりゃ立候補する子が多いんだからそうなるよね、という結果です。4戦2勝っていうまさにトントン。
こういう投票での決め方は、
(‘Д’)「単なる人気投票になるじゃないか!」
(‘Д’)「投票が少なかった子の傷が深い!」
マイナス面で見ると、こういう意見がたくさんあるわけなんですね。
実際、落選してしまったうちの子の落ち込みはけっこうすさまじく、家に帰って涙を流すことも。
「落ちた後って、みんながやけに優しいんだよね…」と、周りの反応にも敏感になります。
いろんな意見はもちろんあるし、一時的にではあるけど、たしかに落選した子の傷は深い。
落ちることが嫌で、本当はなりたいけど立候補できない子が増えるかも。
でも、この上なく公平な方法だなとも思うんですよね。
小学校の学級委員なんて誰でもできる
小学校の学級委員なんて誰にだってできます。
することなんて「号令をかける」「列に並ばせる」「代表として意見を発表する」くらいでしょうか。
とりたてて特別なことをするわけでもないし、この人じゃないとできないということは何もありません。
でも子どもたちの中には、「学級委員ってこうあるべき」みたいなイメージはあると思うんですよね。
それに基づいて、子どもたちは投票しているんでしょう。
誰にでもできる役割に付加価値を与えているのが、選挙なのだと思います。
選挙以外で学級委員を決めるのってどうなのか
選挙以外で学級委員を決める方法もいくつかありますよね。
じゃんけんとかあみだくじだと、完全に運だけなのでどの子にも均等に機会があります。
でもそれってどうなの?と、個人的には思わないでもない。
小学校の学級委員なんて誰にでもできることをしているだけ。
でもそれになるために、日々の生活態度をきちんとしている子もいます。
・みんなと仲良く過ごすこと
・授業中、先生の話をよく聞くこと
・忘れ物をせず、テスト勉強もがんばること
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「なにも学級委員のためにそこまでしなくても」って親は思いますが、その子にとってはそこまでする価値のあることだったりもするんですよね。
機会均等なのは良いことなのだと思うけど、努力を認められる場、目標にする場がなくなることが悲しいと思う子がいるのも事実。
落選したときに傷はつくけど、案外、冷静に自分のことを分析して次につなげようと思うみたいなんですよね。
今までに話をしたことのなかった子と、交流するきっかけになりました。
小学校の学級委員が向いてる人ってどんな人?子どもの選挙を通して思う
親としては、立候補できただけでも素晴らしいことだと思っています。
大人数の前でのスピーチ経験なんてほとんどないのに、自分の考えを発表できたことに成長を感じます。
もちろん選出されたらそのほうが嬉しいのだけど、たかが小学校の学級委員ですしね。
落ちたところで失うものはないし、立候補することで得るもののほうがべらぼうに多いです。
上の子と下の子、揃って何回も立候補して選出されたり落選を繰り返したりして、思う。
その場にいたわけじゃないけど、「あの子が選ばれたんだ…」の「あの子」を見て思う。
単に「人気投票」だと思っていたけど、わりとそうじゃない。
小学生の選挙なんてって思ってたけど、けっこう友だちのことをよく見てるんだなと思ったんですよね。
学級委員によく選ばれている子の特徴は?
・スピーチするときの態度が堂々としている
・スピーチの内容が良い
・比較的頭が良い
・クラスのみんなに認知されている
・真面目な子というイメージがある
バツグンに頭が良い必要はなく、スポーツがとても得意というのも必須ではない気がします。
そういうのは補助的に作用するだけで、たぶんおまけ程度なんじゃないかなと思います。
学級委員になりたいと思う時点ですでに、きっと真面目な子なのだと思うし、そういう子は生活態度もきちんとしていることでしょう。
重要なのは「良い子」だと認知されていることと、スピーチ。
特に、スピーチ内容よりもむしろスピーチするときの態度のほうが影響は大きいのではないかと思います。
小学生の考えるスピーチ内容なんて、どのみち似たり寄ったりになりますもんね。
無理に向いてる人になる必要はない。たかが小学校の学級委員
6年生になると、受験の関係で学級委員に立候補する子も増えてきます。
内申点が上がるから絶対になってほしい!
親はそう思うかもですが、無理に向いてる人に子どもを寄せていく必要はないと思います。
だって、たかが小学校の学級委員。それほど重要なことでもありません。
立候補したいと思っていて、みんなの前で手をあげる勇気があるのは素晴らしいこと。
私が小学生のときは、とてもじゃないけどそんなことできませんでした。
落ちたとしてもきっと、得るものはたくさんあります。
その子の理想としている自分の姿に、近づくためのきっかけが得られるかもしれません。
それでも子どもの希望通り、学級委員に選ばれて欲しい!←非常によく分かります!
そんな場合はこちらのスピーチ例文もチェックです!
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