先日、6年生の長女が通う進学塾で初めての個人面談がありました。
塾に行かせ始めたのはほんの数か月前。
私自身が「小学生の塾」は未知の世界で、もちろん先生と一対一で話すのも初めてです。
実際に行ってみて、「こんなふうに聞けばよかった」「これも伝えればよかった」と帰り道に後悔することも多々。
小学生の進学塾での初めての面談で、後悔しないためのいくつかのポイントをまとめてみました!
今から塾の面談があるという方、ぜひ参考にしてください!
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小学生の塾の個人面談って何をするの?
小学校でも個人懇談があるように、多くの塾では定期的に個人面談を行っています。
だいたいの時期は共通しているようで、
・冬休み前の11月~12月
・試験前の1月~2月
大きな休みの前に行うことが多いようで、それは塾の面談の目的が「現状確認」だけではなく「今後に向けた改善策の模索」であることも関係しているんでしょう。
試験までの期間が2年、1年と近づくにつれて、長期休みの過ごし方の違いは大きな差になります。
その前に面談をして、勉強方法の確認やときには新たなオプション講座への勧誘(!)を行うのだと思います。
ここで比較としてイメージしやすいのは、小学校の個人懇談。
学校の担任との個人懇談でも、勉強のことや授業中の理解度、生活態度などを聞き、家庭の様子と照らし合わせつつ、今後の改善点を探します。
「塾も同じようなものなんじゃないの?」
とりたてて何も聞くことがなかった私は、同じようなものだろうと思ってたんですよね。
でも実際のところは、「ここは塾で学校じゃない」ということをあらためて認識することになりました。
小学校の個人懇談と塾の個人面談の違いについて私が思うこと
塾の個人面談の裏側については、こちらの塾の方が書いている記事が分かりやすいです。
良くも悪くも塾は子どもの成績を上げるためにある場所で、先生は公務員ではなく営利企業の社員です。
成績がどの程度上がったか、合格率がどのくらい上がるかが給料に直結しています。
先生と生徒の親という関係もありつつ、一方で私たちはお金を支払う顧客です。
「この子がどういう子なのか」というのは、今後の人格形成のために把握したいわけではなく、あくまでも、どのような方法でもっとも学力が上がりやすくなるかを知るための情報に過ぎないのでしょう。
ある意味非常にドライですが、保護者としても塾の先生に求めているのは学力アップ、もしくは志望校に合格すること。
必要以上に先生によく思われる必要はないし、見栄を張る必要もないのだなと感じました。
そうなんです!保護者の意識として、個人的にはここが一番重要だと思ってるんです!
「見栄を張らないこと」
他人に、自分の子どもを良く思ってもらいたい。評価されたい。期待されたいし特別に思ってもらいたい。
多かれ少なかれ、親ならこんなふうに思います。
特に私のように、初めての塾の面談で小学校と混同しているとありがちなのかな。
だからこそ、どれだけやる気がなくても「がんばりたいって言ってます」と言ってみたり。
子どもは何も言っていないのに「先生の授業が大好きなんです」と言ってみたり。
子どもを良く見せるための、ちょっとした誇大広告を打ち出してしまうんですよね。
私もちょっと言ってしまいました。反省。
ですがこのようなことは基本的には無意味で、見栄を張ると先生に現状が伝わりません。
改善策を探すきっかけすら失ってしまいます。
どんなことでも、今の状況を正しく伝えることが必要なんだと思います。
だって、塾側も親も、子どもの学力アップという目的は同じですからね。
生徒との距離感が違えば、やはり面談内容も変わってくるはず。
ちなみにうちの子の塾は、個人塾よりは大きい「中小塾」という感じです。
小学生の塾の面談での服装
これは私も何を着て行こうか迷ったんですが、完全に私服で大丈夫です。
待合室になっているロビーで何人かのママとすれ違いましたが、みなさん日常的に着ているようなカジュアルな服装でした。
ただやはり場が場なので、ラフすぎる格好の方はいません。
・ジャージにサンダルなどのラフな格好
・露出の高い服
・派手すぎる服
こういうのを避ければ、ほぼ問題ないかなと思います。
イメージ的には、授業参観をもう少しカジュアルにした感じでしょうか。
ジーンズの方もいましたし、チノパンっぽい方もいました。
暑い日だったので、私はTシャツと麻のワイドパンツ。問題ありませんでした。
ただ、塾の校舎の中は靴を脱ぐ場合もあります。
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子どもが塾に通うときに上靴を持って行っているのであれば、保護者もスリッパ持参のほうが安心。
こちらも授業参観で使うもので十分なので、チェックしてみてください。
また、塾の面談は遅くまでやっていることも多いので、ママの代わりにパパが行くこともあります。
仕事帰りのスーツなら問題なくOKですが、休みの日に参加するなら、パパの服装はこちらを参考にどうぞ。
小学生の塾の初めての面談で質問するべきことと言っておくべきこと
うちの子の塾では、面談時間は1家庭につき30分。
当日の流れは
・塾で行われるテストの成績について
・前年度の合格者の同月の成績
・家庭での様子と心配に思っていること
・改善策の提示
途中で雑談などもありつつですが、おおむねこのような感じで進んでいきました。
基本的には、先生が今の学力の現状と塾内での順位などを話し、心配なことや不安な点を聞かれるという流れ。
さすが塾なだけあって、勉強のこと以外はほとんど触れません。
ちなみに「改善策の提示」の部分では、オプション講座や個別指導などへの勧誘があります。
こちらも塾の資金源だと思うので、まあ当たり前と言えば当たり前なのかもですけど。
しかし、塾経験者のいろんな方に話を聞くと、改善策を打ち出してくれる先生こそ良い先生である、とのこと。
心配に対しての改善策がオプション講座の提案のみなのであれば、ハズレなのかもと思わずにはいられないですね。うむ。
塾の面談で聞くことや話しておくこと
では具体的に、私が「聞いとけばよかった!」と後悔していることも含めて。
家庭学習の方法とそのやり方で良いかの確認
進学塾に通う多くの小学生は、塾での勉強以外にも家庭学習に励んでいるかと思います。
宿題だけで手いっぱいになるような塾もありますが、そうではない塾もあるんですよね。
うちの子の塾はまさに後者で、塾からの宿題だけではあきらかに勉強量が足りません。
そのため、一応子どもと話し合いながら家庭学習を進めていくわけなんですが、このやり方ってどうなんだろうって思うんですよね。
見当違いな方法してたら、無駄な時間を過ごさせてしまってるなと。
家庭学習はどれくらいやっているか、どのようなことをやっているか、そのやり方でも良いのか、もしダメならどのような方法があるのか、これは先生にぜひ聞いておくべき。
とくに私のように、第一子の初めての塾なのであれば、聞いておいて損はないかなと思います。
今後の指導計画
これは私が聞けなかった部分。
「指導計画を教えてください」という言葉、一介の主婦にはなかなか言える言葉ではありません。
もうちょっとマイルドに、「今後はどのように授業や講座が進んでいくんでしょうか」くらいで聞けばよかったです。
そして合わせて、多くの子がつまづきやすい分野やその対策、自分の子の苦手分野への取り組み方なども聞いておくとなお良さそう。
試験があるのであればそれまでの間、一般的にはどのように学力が上がっていくのが理想的なのかなども聞けたらよかった。
塾での友達関係
これは話の合間にちょこっと話題に出すと、先生が食いついてきたネタ。
「うちの子、○○ちゃんとお友だちになったって言ってました」
「えっそうなんですか?知らなかったです!」
どうやらうちの子のクラスは、交友関係が見えにくく分かりにくい学年だと言われているよう。
小学生は特にそうらしいですが、良い交友関係を築くことで、お互いに良い影響を与え合うことができるのだとか。
逆に悪い影響につながることもあるので、先生としてはチェックをしておきたいそうです。
席順などで成績が変わることもあるようなので、こういうことも伝えておくといいかもです。
親はどのように接するべきか
こちらも私は聞くことができず、帰り道で聞けばよかったと後悔した質問。
小学生の受験では、必ず親が何かしらのサポートをすることになります。
それこそ送り迎えから分からない部分を教えることまで、家庭によって範囲はさまざまですが、きっとどこの親でも子どもの勉強に関わっています。
わが家は第一子なので、どのくらいが適切なのかがまだつかめていないんですよね。
本人の自主性に任せるべきなのか、親が方法を提示するべきなのか。
先生の方針によっても違うだろうし、子どもの性格によっても違うでしょう。
だけどおそらく先生には、経験則にもとづいた何かがきっとあるはず!と思うのです。
実際にどうするのかは別として(別なんかい!)、親のポジションについても聞いておけばよかったと思います。
小学生の塾の面談で聞くこと:まとめ
うちの子の塾では、面談はそのコースの責任者の方が行います。
主任のような立ち位置で、授業も多く受け持っているベテラン先生です。
そのため、面談もつつがなく進行し、不満に思うこともそれほどありませんでした。(勧誘もほとんどなかった)
ですが中には、面談担当の先生がハズレなこともあるようで、見当違いのことばかりが返ってくるということもあるようです。
子どもや親への評価よりも、大事なのは子どもの学力アップと合格。
もし聞きたいことが聞けないようであれば、勇気を出して「他の先生の話も聞いてみたいのですが」と切り出してみてもいいかもしれません。
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