卒園式が近くなってくると、何を着ていくかってけっこう悩みますよね。
ママ同士で話し合ったりすることも多いですが、わりと着物を着る予定の方って少ないんですよね。
でもせっかくの卒園式、「着物で行きたいなぁ」と思ってる方もいるはず。
私は子どもの卒園式や入学式って、だいたい着物を着てたんですよね。
その経験も踏まえまして、着物の割合や、着ていったときの注目され具合などについてです。
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卒園式に母親が着物の割合って多い?少ない?
卒園式の着物の割合は、住んでいる地域によって差があるのかもですが、どちらかといえば「入学式に着物」っていう方のほうが多いような気がします。
それはおそらく、
・卒園式と入学式、どちらも同じ服装なのはどうかな…
・着物、2着も持ってないし…
・卒園式と入学式、どちらかといえば入学式に着物かな…
そういう方のほうが多いからかなと思います。
卒園式の場合は、終わった後に謝恩会があったり子どもが集まって遊んだりとか、長時間になりがち。
入学式はわりとそのまま帰宅したりしますけど。
着物で長時間はちょっと辛いかもねっていうことで、入学式のほうで着物をチョイスする方が多いのかもしれません。
うちの子が行っていた幼稚園に限って言うならば、着物の割合は3%くらいのもの。
卒園児童は60人くらいで、親や祖父母が見に来ていたりするんですが、着物の方は2~3人程度でした。
最近は、七五三だって洋装の方のほうが多いですしね。
地域差があるとはいうものの、このくらいの割合っていうのがまぁ一般的なんじゃないでしょうか。
自分で着れないと卒園式の着物はなかなか大変
着物自体は手持ちになくてもレンタルできるのでヨシとして、着付けが自分でできないとなかなか大変なんですよね。
朝から子どもの世話もあるのに、着付けの時間も確保しなきゃなので、時間的にも金銭的にも時間をとられてしまいます。
「帯だけが結べない!」
そんな方は、こちらの簡単袋帯の結び方がオススメ。
このやり方だと、一人で結べちゃいます。
何回かは練習しなきゃですが、一般的な結び方に比べるとだいぶ楽ちんです。
卒園式に母親が着物を着ると目立つ?
割合的に少数派なので、やっぱりどうしても目立つのは仕方ないです。
華やかなので目を引きますし、友達にも声をかけられることは増えます。
「着物じゃーん!すごいね」みたいな。
でもそれって嫌な目立ち方ではなく、あくまでも「目を引く」っていうことなんですよね。
卒園式に着物っていうのは、いわゆる礼装ですし、おかしいことなんて全くなし。
着物は場を表す装置のような役割もあります。
よく言われている「格」というのが、その場をどのように考えているかを表してくれるんですよね。
そしてやっぱり、着物は洋服に比べて着る手間がかかります。
その手間をかけるべき場というか、心遣いを表現できるものでもあると思ってるんですよね私。
だからこそ、子どもの大きな行事のときは、私は着物をチョイスするようにしてます。
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卒園式の着物で浮くのは着物のせいではない。マナーを守れば大丈夫
中には、「着物を着る人が少ないから浮いちゃうかも…」と不安に思う方もいるかも。
でも「浮く」と「目立つ」は同義ではなくてですね、「浮く」のはおそらく、着物を着ることそのものよりも、その場に合った着物や振る舞いではないからじゃないかと思います。
ただそれは、
・この場の「格」に合っていない
・その種類の着物を卒園式で着るなんて…
みたいな小難しいことではなくて、もっと常識的な範囲内のことだと思うんですね。
着物の知識が深い方はそんなにいなくて、着物の種類を見ただけでわかる人なんてほぼいません。
着物ルールに目を光らせている人はときどきいますが、園ママ世代ではレアかなと思います。
卒園式の着物で注意するべき点は
・主役は母親ではないので華美になりすぎない
・派手なものよりもしっとりと上品なもの
・着物のときの歩き方などの動作
「卒園式の着物で浮く人」は、こういうのを守っていない人に多いかなと思います。
これってけっこう、七五三のときの着物マナーをイメージすると分かりやすいですね。
卒園式で着物を着るときの注意点
「注意点とは…!」というほど大変なものではないと思いますが。
今までに「浮いてるな…」と思った着物ママの経験を踏まえまして。
派手すぎる着物は場違いになりやすい
何をもって派手というかって難しいところではありますが。
例えば、振袖の柄とかは非常に派手だなっていうのは分かりやすいですよね。
卒園式のときの着物って、訪問着や付け下げ、色無地などが主だと思うんですが、それらは上品な色合いだったり抑え目な柄だったりすることが多いです。
お祝い事だからって思いますが、金糸がガンガン入っているものとか、キラキラしすぎているものは避けたほうがいいかも。
淡い色のものにしておくと無難です。
髪飾りやストールなども、控えめに。
成人式のときのような大きな髪飾りや、毛のストールなどはちょっと場違いかもです。
着物を着たときの動作は目立つ
着物って、歩きにくいし苦しい。
だから気を抜くとガバガバと歩いてしまいがちなんですが、これをしちゃうと悪目立ちします。
歩くときは裾がわれないように、小股で歩くように。
座るときは帯が崩れないように、浅く腰掛けるように。
洋服のときとは違って、上品にふるまわないと結局着崩れちゃうんですよね。
あと、卒園式のときは草履を脱ぐことが多いと思います。
スリッパ?上靴タイプ?などなどありますが、見た目とか歩きやすさとか考えると悩んじゃうんですよね。
室内用の草履を用意できればいいかもですが、それこそ「ん?草履?」と思われることもあります。
私の場合は甲が広めのスリッパを用意して、すり足のようにして歩いていました。
正しいのかどうか分からないけど。
上靴タイプのかかとがある室内履きは、歩きやすさはいいんですが履きにくいんですよね。
片足あげなきゃなので、裾がビロンっとなっちゃう。
腰掛けられる場所があるとか、隅のほうでササっと履けるのであれば、かかとがあるほうが動きやすくなります。
まとめ
卒園式のママの着物割合は、やっぱり少ないです。
でもそれだけに、洋服の中の和装は華やかですし見栄えが良いです。
目立つといっても、悪い意味ではないですしね。
一生に一度の子どもの卒園式、「着物着たいなぁ」ともし思ったならぜひ、着ていってみてはいかがでしょうか。
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