毎年、お正月が過ぎるとスーパーやコンビニでは、恵方巻の予約販売などが始まります。
デパートや通販では「高級恵方巻」なども姿をあらわし、なんだかウキウキと楽しい気分にさせてくれます。
ですが、恵方巻がこれほど普及して、全国的に楽しむ人が増えたのはつい最近のこと。
だからこそ「食べる理由」「食べる日」「食べ方」などに疑問を持つ方も多いのではないかと思います。
恵方巻を食べる前にぜひ知っておきたい、恵方巻のアレコレをまとめました!
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恵方巻を食べる日はいつ?
恵方巻を食べるのは、節分の日というのが一般的です。
節分の日
2021年:2月1日
2022年:2月3日
2023年:2月3日
2024年:2月3日
2025年:2月2日
節分というのはもともと、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の節気の前の日のことを指しています。
それぞれ、「この日から新しい季節が始まる」とされる日で、その前日が節分。
旧暦では立春のころが1年の始まりとされることが多いので、節分といえば立春の前日を表すことが多くなりました。
その年によって日にちはまばらですが、2月初旬だと思っておけば間違いはないかなと思います。
恵方巻を食べる時間に決まりはある?
恵方巻を食べる日は節分ですが、食べる時間帯には決まりはありません。
節分の日であれば時間はいつでもかまわないので、食べやすい時間でOKです。
恵方巻を食べる意味は?
もともとは大阪発祥と言われている恵方巻の習慣ですが、その起源についてはあやふやな部分も多いと言われています。
諸説あるなかの一例をあげると
・船場の旦那衆が遊女に巻きずしを丸かぶりさせてお大尽遊びをさせていたのが起源
・香の物入りの巻き寿司を切らずに丸のまま恵方を向いて食べ、縁起をかついだことが起源
・戦国時代の武将 が、節分の日に丸かぶりして出陣したら戦に勝ったので、以後瑞祥としたことが起源
引用:ウィキペディア『恵方巻』
それが本当なのかは定かではありませんが、とにもかくにも、恵方巻は縁起の良い食べ物。
縁起の良い食べ物を、その年の縁起の良い方向を向いて食べることで、「福を巻き込む」「縁起をかつぐ」という意味があるようです。
恵方巻はなぜ縁起が良いの?
恵方巻には7種類の具を入れるとされていますが、それぞれが縁起の良い食べ物ばかり。
長い姿から、長寿を表す食べ物でもあります。
形が陣笠に似ていることから、健康を表すものでもあります。
長い形から、長寿を表す食べ物とされています。
同様に高野豆腐も、邪気をはらうパワーがあるといわれています。
子どもを連想させる卵を使っていることから、子孫繁栄、家庭円満という願いも込められています。
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「おめでたい」という言葉合わせから、縁起の良い食材と言われています。
巻き寿司には定番の具材ですね!
ただ現在は、いろんな具材の恵方巻が販売されているので、これらの具材に無理にこだわることはないのかなと思います。
古くからの7種類の具材にこだわって食べるもよし、好きなものがたくさん入った恵方巻を食べるもよし。
それぞれが好きな具材の恵方巻を、楽しく食べてこれからの健康と幸福を願えたらそれが一番ではないでしょうか。
中国地方のわが家でも30年前から食べていた恵方巻
小学生の頃は中国地方に住んでいた私。
30年ほど前のことですが、当時からすでに節分には、恵方巻の丸かぶりをしていました。
「これを食べると今年一年良いことがある」と言われていたので、自分の子どもにも同じように言って食べさせています。
どうやら、大阪発祥である恵方巻を、他県で初めて取り扱ったのが広島県だったのだとか。
その関係で、中国地方には恵方巻が広まるのが早かったのかもですね。
恵方巻の食べ方は?
地域によるローカルルールも多いと言われている恵方巻の食べ方。
共通するのは、「縁起の良い方向(恵方)を向いて食べる」ということ。
節分前になるといろんな場所で恵方の紹介をしていると思いますが、数年分を一覧に。
恵方
2021年:南南東
2022年:北北西
2023年:南南東
2024年:東北東
2025年:西南西
恵方巻は切らずに食べる
こちらはわりとどこの地域でも言われていることではないかと思います。
「縁起が切れない」「良いことが絶えず訪れる」ということから、恵方巻は切らずに丸かぶりします。
小さい子だとなかなか難しい、恵方巻の丸かぶり。
食べきれない、口に入らないという場合には、細巻きにしてあげると食べやすくなります。
もしくは、一本を半分にあらかじめ切ったものを用意してあげるのもいいですね!
うちの子の場合は「同じ具を食べたい」と言うので、半分の長さのものを出すことが多いです。
厳密には一本丸かぶりとは言えないのかもしれないけど、小さい子なのでこれでヨシです!
恵方巻は無言で食べる
恵方巻は無言で食べるというのも、多くの地域で言われている食べ方。
「話す」と「離す」の音が同じため、「話すと福が逃げる」と通じるというのが理由の一つになっているそう。
ちなみにわが家でも小さいころから、一度口をつけたら、食べ終わるまでは話をしてはいけないと言われていました。
地域によっては、笑いながら食べるという慣習もあるそう。
それも楽しい食事になりそうでいいですね♪「笑う門には福来る」からきているそうです。
恵方巻は口を離さず食べる
もともとはこのような食べ方をされてはいなかったようですが、現在では「口を離さずに一気に食べる」という地域も多いのだとか。
前述した「無言で食べる」ということにもつながるこの食べ方。
・意識を集中するため
・幸福が口から入ってくるため
・口から離すと神様が逃げていく
諸説ありますが、実際には何が根拠になっているのかは定かではありません。
理由を聞くと「確かに!」と納得しないこともありませんが、子どもには危険な面も。
食べながらお茶を飲むこともできないので、のどに詰まりそうになることもあるんですよね。
縁起かつぎは大事ですが、子どもたちが安全に食べられるような配慮も必要ですね。
ちょっとズルをしながら食べていた記憶があります><
恵方巻は目をつぶって食べる
私の地域では聞いたことがないんですが、目をつぶって食べるという地域もあるようです。
目をつぶってお願い事を心の中で言いながら食べると、神様が叶えてくれるのだとか。
この食べ方ルールは、誰でも簡単に取り入れられるのでいいかもですね!
まとめ
恵方巻にはいろんなルールが言われていますが、楽しく幸せを願って食べるのが一番!
好きな具を選んで手作りしてみてもいいですね♪
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