小学校や中学校などの子どもの義務教育期間中には、切っても切れないのがPTA。
学校ごとに内容は異なるとは思いますが、学校運営のための審議や報告を行うPTA総会も年に数回行われます。
PTA役員に就任すると、総会で挨拶をする場面が何度か出てくることと思います。
大勢の前での挨拶は緊張するものの、事前準備をしっかりとして気持ちよく終えたいもの。
PTA総会での就任のあいさつで気を付けておきたいポイントや例文のまとめです。
「PTA総会で挨拶しなきゃいけない!」そんなときの参考にどうぞ!
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PTA総会で挨拶するときのポイント
うちの子が行っていた小学校は、最初の総会でのPTA役員の挨拶は、会長だけでなく全員が行っていました。
と言っても文章量には差があって、会長と副会長はしっかり目の挨拶を、その他の役員の方は名前とプラスして一言という感じ。
このあたりは学校によって異なると思いますが、「会長が挨拶をする」という点は共通かなと思います。
なかなか慣れることのない、大人数の前での挨拶。
PTA役員なんて何度もなるものではないので、今回が初めてという方のほうが多いことと思います。
まずは挨拶するときのポイントをまとめてみました。
でもそんな神業、出来ない人のほうが多数派です。
暗記しなければいけないようなものではないので、事前に話す内容を文章にして書き、それを見ながら話をすればOKです。
話す内容さえ決まっていれば、緊張していてもなんとかなるものです。
とはいっても、長すぎるのも考えもの。
一般的には3分以内、ときには1~2分くらいにまとめるのが良いと言われることもあります。
1分に人が話す文字数はだいたい300字と言われているので、3分だと約900字。
個人的には、1分半~2分におさまる500字~600字くらいがちょうどいいのではと思います。
原稿をカンペキに作ったつもりでも、読みにくい文章や分かりにくい部分もあるもの。
また実際に読んでみないと、どれくらいの時間がかかるかも分かりません。
何度か練習をして、推敲する時間を持つようにしましょう。
その場にいるのは大人ばかりなので、悪い気がする人はいないです。
PTA総会での挨拶の構成
PTAの挨拶には、オーソドックスな構成があります。
オリジナルの挨拶がしたい!という場合を除き、この定型に沿ってあいさつ文を考えたほうが楽ちんだし、無難にまとまります。
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1.はじめのあいさつ
自己紹介から。
就任後初めての挨拶であれば、「○○に就任した○○です」などが一般的です。
その他、季節や天候についての一言があっても良いかなと思います。
また、来てくれている方へのお礼の言葉があるとなおいいですね!
2.本論
就任した時の挨拶であれば今後の抱負を、それ以外の場合は、その日の大きなテーマについてを述べると良さそう。
問題点などを指摘する場合には、批判がましくならないように注意したいところ。
必要に応じて、その日の総会の流れなどを説明してもOK。
3.結びのあいさつ
会員に対しての呼びかけや、今後についてのお願いなどで締めくくります。
PTA総会での就任挨拶例文
このたび、○○という大役をおおせつかりました○○でございます。
このような重要なお役目を私がさせていただいてよいものか、正直に申しますと荷が重いのではないかと感じております。
しかし決まったからには、〇年間の任期を力の限り務めさせていただくつもりです。
ただ私は、前任の○○さんのように、先頭に立ちグイグイと皆様を引っ張っていくということはできそうにありません。
むしろ、みなさんのご意見をお聞きしながらの調整役に回ることが多いかと思います。
頼りなく感じられることもあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければと思います。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
ただいまご紹介いただきました○○と申します。
このたび○○という大役を務めさせていただくこととなりました。
多くの功績を残された○○さんの後任ということで、正直に申しますと、少々荷が重いなとも感じております。
ですが、せっかくいただいたご縁ですので、精一杯がんばっていきたいと思っております。
私には〇年生と〇年生の姉妹がおりますが、PTA役員の経験は今までにございません。
至らない点も多いかと思いますが、子どもたちのより良い学校生活のため、保護者の皆様のため、出来る限りのことをしていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
このたび○○に就任しました○○と申します。
前任の○○さんからお声がけいただき、○○という大役をおおせつかりました。
荷が重いと感じる部分はありますが、前任の○○さんをはじめ前役員の方々が盛り上げてくださった○○学校のPTA活動のバトンを受け取り、精一杯務めさせていただきます。
PTA就任にあたり、私は「絆と心遣い」をモットーに活動していこうと思っております。
近年は子どもに関する悲しい事件を聞くことが増え、近隣の方はもちろん、保護者間でも活発な交流が減ってきています。
このような時代だからこそ、学校とPTA、地域が一丸となって子どもを見守っていくという姿勢が必要なのではと思います。
子どもたちが過ごしやすい学校づくり、よりよい関係を築くために、力を尽くしたいと思っております。
至らない点も多いかと思いますが、みなさま、お力添えのほどよろしくお願いいたします。
まとめ
PTAの挨拶は、ダラダラと長く話さず、簡潔にまとめるようにするといいのではと思います。
緊張するのは誰でも同じなので、あまり気を張らずにやってみてくださいね!
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