子どもを持つ親の悩み事の一つが、ゲームをしすぎること。
どれだけゲームにはまるのかは個人差が大きいので一概には言えないですが、寝る時間が遅くなったり外遊びをしなくなったり、宿題にとりかかれなくなったり。
ゲームの悪影響については、パパっと思い浮かんじゃうんですよね。
さて、親としては良いイメージがあまりないゲームですが、子どもには何歳から与えてもいいのか?
ゲームをすることでのメリットやデメリットって何?など、わが家の実例を踏まえての紹介です。
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子どものゲームは何歳からしてもいい?ゲーム機を与える年齢は?
LITALICO発達ナビが行った、子どもがゲームを始めた時期についての調査によると、ゲーム開始時期の子どもの年齢は
・就学前:41%
・小学校低学年:41%
・小学校高学年:15%
・中学生:3%
8割以上の子どもが小学校低学年のときにはすでにゲームを始めていた、という結果に。
私の周りのママさんたちを見ると、だいたい小学校入学くらいが最初のゲーム機を持たせるきっかけになっているように思います。
ここでいう「ゲーム機」っていうのは、親が持っているものではなくて子ども自身の持ち物っていう意味ですね。
最近では、DSやスイッチが多いのではないかと思います。
第二子以降はゲームに触れる年齢が早くなる
2人以上のお子さんをお持ちの方にはあるあるですが、2人目以降はどんなものでも上の子に引っ張られる傾向があります。
・お菓子を食べ始める時期
・寝る時間
・ゲームを始める時期
・勉強を始める時期
悪いことばかりではもちろんないんですが、「本当はこの年ではさせたくないんだけどな」ってことが増えていきます。
上の子がやっているのに下の子だけを禁止させにくいってのもありますし、上の子に振り回されてるんだからこれくらいはって思っちゃうのもある。
わが家では、上の子がゲーム機を初めて持ったのは小学校2年生。
同時に下の子も触れることになるので、幼稚園のときにはすでにゲーム機に触ることがありました。
親の本意ではないだけに何とも言えないんですが、しっかりと始める時期を決めたい場合は、上の子とのルール決めが重要になるんじゃないかと思います。
「何歳からOK」ではなく「こういう付き合い方ができるならOK」
前述したように、ゲームに関する影響度は個人差が大きいです。
・めちゃくちゃハマって、暇な時間は何時間でもゲームをしている子
・それほどハマらず、週末の30分くらいで飽きてしまう子
熱中度が違うのであれば、ゲームの適齢期も違ってきます。
ゲームの開始時期について考えるべきなのは、年齢ではなく自制心ではないかと思います。
ゲームは楽しいけど、子どもが寝る時間を削ってまでするべきではありません。
宿題や習い事など、やらなければいけないことはゲームより優先させなければいけません。
それなら、「ゲームしたいのを我慢する」という自制心が働かなければいけないと思うんですね。
そういう我慢って、幼稚園児でもできる場合もあれば小学生でもできない子もいます。
年齢によって決めるのではなく、自分の子どもが我慢できる子か否かで決めるほうがいいのかなと思います。
子どもがゲームをするメリットやデメリットは?
親はどうしても、子どもを思うがあまりにゲームのデメリットばかりが目に付いてしまいがち。
私は自分が小学生のころにゲーム好きだったので、よく怒られたのを覚えてるんですよね。
子どもにゲームはいつから与えても良いのか?
それを考える際に、子どもがゲームをするメリットとデメリットは把握しておいたほうがいいと思います。
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子どもがゲームをするメリット
わが家の子どものことも踏まえまして、私が思うゲームをすることのメリット。
友だちとの話についていける
小学生のうちは、ゲームをするメリットはここに集約されますね!
男の子の場合は特に、だんだんと日頃の会話や放課後の遊ぶ内容がゲームにかたよってきます。
公園に集まってゲームをしている男の子って多いですもんね。
みんなで集まって同じゲームをすることも多いので、「持っていない」ということは仲間に入っていけないということにもつながりがち。
そのゲームを持っているだけで仲間に入れたり、お家に呼んでもらえたり。
親としては「なんだそれ、本当の友だちじゃないじゃん」と思っちゃうんですけどね。
気分転換になる
これは私が小学生の頃のことを思い返してですが。
「気分転換」というか、嫌なことを一瞬忘れられるのがゲームをしている時間でした。
高学年になってくると、友だち関係や勉強のこと、いろいろと嫌なことや現実逃避したいことも出てきます。
向き合わなきゃいけないとは分かっているものの、今だけ忘れたいっていうときもやっぱりあります。
そんなときに、いったん全部忘れて楽しくなれるのがゲームだったんですよね。
もちろんずっとやり続けるわけにはいかないし、その点は親のケアが必要な部分。
でも子どもにとって、嫌なことを忘れられる時間も必要なんじゃないかと思ったりもします。
子どもがゲームをすることのデメリット
視力低下
真っ先にゲームの悪影響として言われることの多い「視力低下」
最近では、ゲームをしたからと言って必ずしも視力低下するわけではないという論文も発表されています。
それどころか、シミュレーションゲームを長期間行うと、視力が回復するという調査結果もあるんですね。
[参考]【PDF】ビデオゲームが運動時の視力を改善するメカニズム
ですがゲームを長い時間行い続けると、やはり目は疲れます。
眼精疲労は近視の原因に一つでもありますので、やっぱり時間を決めて遊ぶのが大切。
頭がぼーっとして約束が守れない
わが家の子どもはこのパターンが多いです。
1時間くらいゲームをしていると、終わった後もぼーっとして頭が動いていないなーと感じることが多いです。
これって、長時間本やマンガを読んだ後にも同じような感じになるんですが、分かる方いらっしゃるでしょうか。
「ゲームが終わったら○○しようね」
そう言っていても守れなかったり、ダラダラと過ごしてしまったり。
私にとってはこのデメリットは思いのほか大きくて、1日にやるべきことが終わってからじゃないとゲームはさせないという方針が決まったきっかけでもあります。
ゲームは脳に悪影響がある?
こちらも賛否両論が続いている「ゲームは脳に悪影響があるのか否か」という。
自分の子どものデータを取ることはできないので、「○○波が~」とかは分かりません。
が、なんとなくですが「このゲームをするとちょっとイライラしてるな」というのあるんですよね。
悪影響だけではないと思いますが、ゲームによってその内容に感化されることはあるのだと思います。
ゲームタイトル選びが重要ってことか。
子どもにゲームは必要?不要?与えるべきなのか?
私は、子どもが欲しいと言うまであえて与える必要はないと思います。
周りのお友達がどれだけみんな持っていたとしても、本人が欲しいという意思表示をしないのであれば必要なしです。
ゲームが必要かどうかは、本人の性格や欲求によって変わると思うんですね。
普通に考えたら、子どもにとってゲームは不可欠なものではありません。
でも周りの環境によっては「あったほうがやりやすい」ということもあるかもしれません。
ゲームは、友だちの輪に入りにくい子や内気な子にとっての、コミュニケーションツールの一つになるからです。
ほとんどの子どもがいつかの段階で必ず「このゲームが欲しい」と言い始めます。
大切なのは「ゲームがあってもデメリットを感じさせない使い方」を考えること。
そのためのルール決めと、本人がそれを自覚することではないかと思います。
それができるのであれば、ゲームは気分転換にもなるし友達とのコミュニケーションも増えるし、何よりも楽しいし。
そこまで悪影響ばかりではないと思うんですね。
子どものゲームに必要なのは親とのルール決め。守れるものをしっかりと
(‘ω’)「うちの子、ゲームを持たせて大丈夫かしら…」
そう思う親にとって、必要なのはまずルール決め。
守れるか守れないか微妙なルールではなく、必ず守らないといけないルールを決めて、破ることは許しません。
わが家の場合は
・1日のやるべきことが終わってからゲームをする
・平日は30分まで、休日は1時間まで
・就寝時間は守る
決めているのはたったこれだけで、破ったらゲーム機没収です。
子どもがなんて言い訳をしてきても、絶対にチャラにはしてあげないと伝えてあります。
親的に「守れるかなー微妙だな」と思うものは、ルールに適していない気がします。
「これは難しかったから、無理だなと思ってたのよね」と思っちゃうと、許してしまうから。
これを破ったらヤバイと子どもに思わせることが重要な気がします。
まとめ
うちの上の子は、そこまでゲームにはまることはありませんでした。
が、やはり「ゲームが欲しい」という時期がありましたし、「ゲームが必要だったな」と思える友だちとの遊び方をしている時期もありました。
必要かどうかは時期によって変わっていくものだし、与えるべき年齢は個人差があります。
しっかりと決めたルールを守っていけるか?
それができると信頼できる子であれば、与える年齢は早くてもいいのかなとも思います。
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