「たかが小学生なんだからどうでもいいじゃないか」という気もしなくはない。
「次はがんばろうね!でいいじゃないか」という気がないわけではない。
でもなんだか釈然としなくて、腑に落ちないモヤモヤがたまりまくってしまう。
何がって、子どもの通知表だ!
満を持していただいた通知表の成績が、どう考えてもあんまりじゃない?というレベルだった時の、先生へのお伺いのたてかたを考えるの巻。
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小学校の通知表に納得いかない!成績はどうやってつけてる?
うちの子は、入学以来、わりと通知表がずっと良かったんですよね。
上を見ればもっと良い子はいるとは思いますが、ずっと同じくらいの◎の数をキープしていたので、「この子のスタンダード」みたいな基準ができていました。
テストの点数は良いほうだと思うし、授業態度も(本人いわく)けっこう真面目。
今までの通知表を見る限りは、あながち本人の自己申告は間違っていなかったんだろうと思います。
それが今回の通知表。
6年生の1学期の通知表の成績が、今までに比べてありえないくらいに下がりました。
ジェットコースターの急降下、フリーフォールで落ちた?ってくらいの急落具合です。
これでもし、思い当たるところがあるなら私だって「仕方ないじゃん、だって○○だったでしょ」って言うさ。
「先生ちゃんと見てるんだよ、次はちゃんとしないとね」って言うさ。
でもうちの子、今までで一番がんばってた数か月だったわけです。
テストの点数はもちろん、授業中の挙手や学級委員への立候補、先生への手伝いなどなど。
これも自己申告ですが「今までで一番、学校生活がんばったのに…」
親の目から見ても、がんばってるのが分かるくらいの過ごし方でした。
がんばる理由は、この内申点が中学校に届くから。
転勤族であるわが家は、中学校をどこに行くのかがまだわかりません。
どこに行っても不利にならないようにと、子ども自身が考えてのことでした。
打算的だと言われるとたしかにその通りなんですが、がんばる動機なんて不純でも私はかまいません。
自分よりテストの点数がいつも悪い子。
自分より授業の挙手が少なく、集中してないように見える子。
そういう子のほうが◎が多かったと落ち込んでいるのを見ると、親ばか力が発揮されてしまいます。
とはいっても、私が授業をずっと見てるわけじゃないですしね。
先生じゃないと分からないこともたくさんあるはず。
でもさ、自分の子どものがんばりを見てる分、納得させてほしいなとは思っちゃうこの親心。
新学習指導要領実施で学習評価の方法が変わる
小学校では2020年度から新学習指導要領が全面実施され、学習評価の方法が変わりました。
「生きる力」の育成を目指し資質・能力を三つの柱で整理、社会に開かれた教育課程の実現
引用:文部科学省『新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について』
各都道府県で、評価の付け方を細かくアナウンスしていることもあり、先生方も手探り状態ということもあるのでしょう。
簡単にサクッと言い表すのなら、「テストの点数以外の評価割合が大きくなった」と見られるのではないかと思います。
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意欲や関心、ノートの取り方や言動、心情など、複数の要素から多角的に見た評価が必要。
いくつかの都道府県の資料を見ただけですが、これは先生、大変そう。
従来の「基本的にはテストの点数で評価」というほうが、だいぶ楽ちんだったことと思います。
テストの点数が評価の一基準でしかないので、わが子の成績が悪かった場合に、疑う個所は無限。
理解度はテストでアピールできたとしても、理解しようとする姿勢をどこで判断するかは先生の裁量です。
どこかが悪かったのだろうとは思うけど、じゃあ実際にどこなのかなんて、現場にいない親には分かる由もありません。
小学校の通知表に納得いかないときに先生に聞いてみるのはあり?
ネット内を見ていると、「通知表について先生に聞いてみる」のは賛否両論。
・あきらかにおかしいと思ったら聞いていい!
・大丈夫?それってクレーマーじゃない?
私もやっぱりその辺がすごく気になってしまっていて、モンスターペアレンツだと思われたくないし、クレームを言いたいわけでもないし。
ただ、どういう判断でこういう成績になったのかを聞いてみたいだけなんですよね。
こういうのをクレーマーと呼ぶのかもですが、だって納得できないんだもん。
個人懇談で先生に通知表について聞いてみることにする
ということで私、個人懇談のときに聞いてみようかなと思っております。
モンペ?いやいや、聞き方と言葉に気を付ければ「お伺い」になるんじゃないか?
うちの子の小学校は幸い、12月に個人懇談があります。
そのときに、オブラートに包みまくって聞いてみようかなと思うのです。
今からいろいろと言い方を考えているんですが、
「授業態度、悪いところがあったでしょうか?テストの点数は問題なかったと思うんですが…」
「後期に向けて改善するべき部分を知っておきたいので…」
このくらいの言い方だったら、クレームにはならないんじゃないかと思うんですがどうでしょう。
心証を悪くして、「あの子の親は問題ありだ」と申し送りされるわけにはいかず。
子どもへの接し方が変わってしまってもダメ。
要は難癖つけることになっちゃうんですが、角が立たないような言い方を考えるのって難しい。
子どもと先生の相性もある。評価はあいまいなものなのかもしれない
うちには二人子どもがいるんですが、下の子に関しては今までと逆転しました。
今まではそんなに良くなかったのに、今回になって急激に成績アップ。
特に今までと変わった過ごし方をしているわけではなく、テストも普通だし忘れ物もそこそこしていました。
親から見ると、上の子のほうが明らかに成績が良さそうに見える。
なのに今回は、下の子のほうがバツグンに良かったんですよね。
子どもと先生の相性にも左右されるんでしょう。
評価基準のツボにハマれば、急に成績がアップするということもあるんでしょう。
学習評価の方法が変わったとしても、小学校の通知表なんてあやふやであいまいなもの。
ですが子どもには、それが自分への評価のすべてだったりもするんですよね。
たぶん私も、6年生じゃなければそれほど気にもなっていないはず。
中学校に提出される通知表だから、こんなにもモヤモヤして「納得させてくれ!」と思うんですよね。
そう考えると結局、評価を受け止める側の都合に大きく影響されるので、理不尽なこと言ってるなぁと思うんですけどね。
一度評価がついてしまったので、今更どうしようもない。
けれど私自身が納得するために、申し訳ないけど先生に聞いてみようと思うのでした。
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