多くの小学校では交通安全のために、子どもの通学時間に合わせて、保護者による旗当番を実施しています。
交差点や交通量が多い場所など、通学路の中で危険なポイントに保護者が旗を持って立ちます。
朝の忙しい時間帯での旗当番は、保護者の負担も大きいもの。
「これって拒否できる?」「うまい断り方はない?」
現役旗当番の立場から、どんな断り方だったら納得できるかを考えてみました!
スポンサーリンク
小学校の旗当番は拒否できる?任意だけど強制力がある不思議な制度
旗当番の決め方は学校によって異なりますが、わが家の地域では年度末に「来年度の旗当番」という形で、数名が決定します。
当番というよりかは、役員というイメージのほうが合っているかもしれません。
形式的には、PTAの下部組織みたいな感じです。
学校によっては、保護者全員に割り当てられるということもあるみたいですね。
旗当番は通常、子どもの通学中に危険がないように見守るという役割なので、子どもが通る前にその場所にいなくてはいけません。
だから、子どもが家を出る前に出発。
すべての子どもが登校し終わらないと帰れないので、だいたい20分くらいは立っていないといけません。
朝の忙しい時間帯に、身支度をすませて20分の旗当番。
これってけっこう、保護者の負担は大きいです。
仕事をしている人なら、もしかしたら遅刻してしまう時間になるかもしれません。
下の子がまだ未就学児なら、家に留守番させなければいけない事態にもなりかねません。
家に旦那さんや祖父母など、大人がいるならいいですが、そうでないなら気にしなくてはいけないことがたくさんあります。
つまり何が言いたいかというと、旗当番、できない人はマジでできないってことです。
「みんなやってきたんですよ」とか「働いている方でも小さい子がいる方でも、してましたよ」とか、そんなの全く関係ねぇ!
任意でお願いしているはずなのに、なぜか周囲からの強制力が働いている不思議な制度。
旗当番を拒否する人は少数派。でもたまにはいる
うちの地域は前述したように、年度終わりに、あらかじめ翌年度の旗当番が選出されます。
だから、拒否するのは一度だけなんですよね。
旗当番になってしまったら、もう割り当てられた日には必ず行かなくてはいけません。
わが家の場合で言うと、拒否をするという場合、
・当番選出の際に拒否する
・当番になったうえで、割り当てられた日に拒否する
この2パターンが考えられます。
この中の2つ目である「旗当番になったうえで自分の担当日に拒否する」という方は、ほとんどいません。
いたとしても、体調が悪いなどの、「そりゃそういう日もあるよね」という理由で、その場合は他の日の当番の人と入れ替わってもらうなどの手段をとります。
このへんはお互い様なので、それほどアレヤコレヤと言われることはありません。
回数が増えすぎると嫌な顔をされるかもしれませんが、所定の回数をこなしているならまあ良し。
いつも交代してくれるママには、ちょっとしたお礼のお菓子などを持って行くといいかもですね。
一つ目の「旗当番自体を拒否する」という方は、私が旗当番になったときもわりと多くいました。
地域ごとに決まるので、10人中1人だけ当番になればいいグループ、4人中3人が当番にならないといけないグループなどさまざま。
誰もなりたい人なんていないので、言い訳合戦のようになります。
事情がない人なんていないんですけどね。
私の場合は役員決めの電話連絡がきたとき、
「○○さんは○○があってできないと言っています。」「○○さんは○○だそうです。」「あなたは?」
と聞かれたとき、どう考えても私の事情が一番軽微なものでした。
この事情ラインナップの中で決めるなら間違いなく私だろうなっていうことで、素直に拝命。
ただどのママも、積極的に拒否をすることは避けている様子。
スポンサーリンク
今後のママ友づきあいのことを思うと、派手に拒否することはなかなか難しいと考えたのでしょう。
だけどたまには、強く拒否をする方もいます。
そしてそういう方に限って、拒否する理由が「それだけ?」というもの。
もちろん是が非でも当番をさせるってことはしないですが、事情が大変な人ほど、当番はきっちりとやるっていう不思議。
小学校の旗当番拒否はどう断ったら角が立たない?
私は個人的には、旗当番の重要性ってよく分かっていません。
うちの地域は毎日誰かが立っているというわけではなく、週に一度、もしくは挨拶週間などに立っているだけ。
そりゃあ、立っているほうが子どもの安全は守られるのだろうけど、ときどき立つことにそれほどの重要性を感じません。
じゃあなんでやってるのかっていうと、制度として学校が決めているからっていうだけです。
やらないといけない人がいて、候補者の中で私が一番無理せずできるなって思っただけです。
そしてみんなこのくらいのモチベーションしかなくて、だからこそ、大したものじゃありません。
当番を拒否したいときは、できない理由をきちんと話すだけで大丈夫です!
「仕事をしている人もやってましたよ」と言われても、遅刻してもしクビになっても、その人が保障してくれるわけじゃありません。
「小さい子がいる方もやってましたよ」と言われても、子どもに何かあったとき、その人は責任とってくれるわけありません。
それぞれ異なる事情がある中で、次期当番を見つけないといけない人はそりゃ必死になるから、「みんなが~」ワードを出します。
が、自分ができないと思ったのなら、それをきちんとお話すればいいのではないかと思います。
少なくとも私だったら、それで納得するんじゃないかと思います。
ママ友同士での断り方は言葉選びに注意
ですが、子どもがいる限り、ママ友同士の付き合いは避けては通れません。
旗当番を断ったことで、ママ同士がうまくいかなくなって、それが子どもにまで影響してしまうことは避けないといけません。
それには、言葉選びが重要かなと思います。
「1年間当番をしてくださってありがとうございます。○○君のママにおはようって言ってもらえたと、子どもも喜んでいました。」
「朝早くから立っていただいてありがとうございました。」
まずは前任の役員の方々にお礼の言葉から始めるのはどうでしょうか。
挨拶を返してくれない子も多い中、お礼を言われると心のトゲトゲがなくなります。
「わが家は○○がありまして、決められた時間に立つことができないときがあります。」
「当日になって、今日はできない、という日があると思います。」
「日によっては遅刻が許されず、早めに当番を切り上げなくてはいけないときがあります。」
などなど、思いつく限りのことはちゃんと伝えておきましょう。
「もし他にできる方がどうしてもいないようであれば…」
「一緒にやる方が、私のような状態でもかまわないとおっしゃるのなら…」
「おそらくご迷惑をかけることが少なくないと思いますが、それでも良いのなら…」
くらいを言っておくといいかも。
もしこれで頼まれたとしても、起こりうることはきちんと伝えているので大丈夫です。
必要以上に無理をしないようにしましょう。
まとめ
できる人がするはずの旗当番ですが、断りにくい雰囲気やしないといけない空気があるもの。
事情がある人にとっては、かなり大変なのではないかと思います。
できない事情があるのなら、きちんと説明して断ってもOK!
できるだけやんわりとした言葉選びをして、できないことをしっかりと伝えましょう!
その他、旗当番についてはこちらからどうぞ!
≫≫小学校の旗当番は下の子や未就学児がいる場合どうする?対処法7選!
スポンサーリンク