小学校の修学旅行のお小遣いの平均はいくら?多めに持たせるべきか否か

6年生が、1年間でもっとも楽しみにしているイベントが修学旅行。

限られた時間ではあるけど、グループで自由に社会科見学をしたり、宿泊先のホテルでお土産を選んだりと、この時期の子どもたちにはなかなかできない経験をすることができます。

用意するものはいろいろあるけれど、親として気になるのはお小遣いの額。

「どれくらい持って行かせる?」「どれくらいが平均?」「多めに持たせるべき?」

小学生の修学旅行のお小遣いで、気になることをまとめてみました!

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小学校の修学旅行のお小遣いの平均はいくら?地域差やスケジュール差も

多くの小学校では、修学旅行に持って行くお小遣いの金額は学校から指定されているかと思います。

うちの子の小学校では、お小遣い額は4000円まで

もちろん親が不要と判断すれば、その金額よりも少ない分には問題ありません。

1泊2日の修学旅行で4000円というのは、小学生のお小遣いとしては妥当なライン

ベネッセの調査によると小学生の修学旅行のお小遣い額について

3000円未満:35.4%

3000円以上5000円未満:49.4%

5000円以上1万円未満:14.2%

1万円以上:1.0%

引用:ベネッセ教育情報サイト

一部「1万円以上」というゴージャスな小学校もあるようですが、多くは3000円~5000円の間。

この金額は、家族や祖父母にお土産を買って少しだけ飲み食いできるちょうどよい金額。

行き先によって感覚が少し異なるかもしれませんが、無難な金額かなと思います。

小学生の修学旅行のお小遣いはスケジュールによって増減

うちの子の小学校では、各日に設けられた自由時間は、グループごとに行き先が違っています。

それぞれで話し合い、見学する場所を決めるんですね。

そのため入園料や拝観料などが、子どもによって変わってきます。

修学旅行に持っていくお小遣いは、「純粋なお小遣い+入園料や拝観料」で構成されるので、スケジュールによってはだいぶ増えてしまうことも。

拝観料を子ども自身が持ち歩く場合は保管の仕方を注意

お小遣いは、最悪落としてしまっても何とかなります。

お土産を買わなければいいだけの話なので、楽しさは半減してしまうけど、つつがなく終えられるでしょう。

ですが、入園料や拝観料をなくしてしまうと、友だちが見学している間、1人で待っておかなくてはいけません。

先生に言えば何とかなるんでしょうけど、できれば避けたい事態。

ということで、

・お小遣いと入園料や拝観料は別に保管しておく

・お札ではなく硬貨をある程度用意させておく

うちの子の小学校の場合は、修学旅行前に自分の子どものグループが「どこに行くか」「入園料や拝観料がいくらか」ということを調べて伝えてくれます。

ちょうどの金額を用意して、お小遣いを入れたお財布とは別にコインケースを用意しようかと思っています。

小学校の修学旅行ではお小遣いを多めに持たせるべきか

修学旅行での決められたお小遣いはあるものの、この金額で本当に困らないのか?

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学校の説明会で「この金額以上は持ってこないでください」とアナウンスされていても、多めに持ってくる子はおそらく一定数はいるだろうと思います。

親も公認で持たせる場合もあるかもですし、子どもが勝手に自分のお小遣いを持って行く場合もあるかもです。

賛否両論ありますが、親としてはどちらの言い分も分からなくはないんですよね。

例えば、子どもだけで移動しているときにお金を落として、のどが渇いてもお茶さえ買えなかったら。

周りの子たちが余分にお金を持ってきていて、自分の子どもだけ買い物が少ししかできなかったら。

たしかに、リアルにその情景を思い浮かべるとかわいそうと思う。

その一方で、親がルールを破るところを子どもに見せてもいいのか。

限られたお金をどのように使うかを考えるのが、金銭教育ではないのか。

先生がいるのだから、本格的に困る事態になることは少ないのではないか。

うむ、たしかにそうですね。

余分なお金は親の安心料。持たせずに済むならそのほうがいい

6年生とはいえ、まだまだ子供。

親としてはやっぱり、遠い場所で一人で困ることがあってはいけないと不安になります。

その不安を埋めてくれるのが、「お小遣いとは他に、余分に持たせるお金」

つまりこれは、親の安心料というか安心するための道具に過ぎないんですよね。

そもそも「緊急時のお金っていったいいくら?」から、「緊急時のお金だって落とすよね」まで。

何かあったときに電話ができる金額というのなら、100円で十分。

1人はぐれてしまったときのタクシー代というのなら、もしかしたら青天井かも。

1つずつ心配していくと、「緊急時のお金」にはキリがないことが分かります。

持たせなくて済むのなら、余分なお金は持たせないほうがいいはず。

子ども自身が友だちに「たくさんお金持ってきてるんだよねー」と吹聴しないとも限らないですし。

余分なお金を持たせずに親が安心するためには、緊急事態が起こったときの行動について、子どもと一緒に考えておくことが大事なんだろうと思います。

修学旅行中の緊急事態にどうすればいいか考える

小学校の修学旅行では、完全に子どもだけで行動するということはほとんどありません。

自由時間が設けられているうちの子の学校でも、大人が付き添います。

何か問題が起こった場合は、一緒にいる大人にまずは相談すると徹底。

もしグループからはぐれて一人になってしまったときは、近くにいる大人に助けを求めるなり交番を探すなりして、先生と連絡を取るべく事情を説明すること。

子どもには、宿泊先や先生の連絡先を書いた紙を持たせておいてもいいかもしれません。

緊急事態に自分がどのように動けばよいのか、子ども自身がしっかりと理解ができれば、親の不安はだいぶ軽減されるのではないでしょうか。

そうすれば「何かあったときに困るから」と持たせる余分なお金はなくなるのではないでしょうか。

修学旅行のお小遣いは子どもの計画性と道徳心を試す機会:まとめ

わが家の場合だと、4000円のお小遣い。

この金額には昼食代は含まれていないので、お土産代と自由行動中の飲み物代くらいです。

私から見れば多いくらいの金額だけど、何も考えずに使っているとすぐになくなる額でもあります。

1000円を超えるようなお土産をドカスカ買っていると、すぐになくなっちゃう。

決められたお小遣いをどのように使うか。

お土産を渡したい人数と、自分が欲しいもの、使える金額はそれぞれどのくらいずつなのか。

日程をきちんと確認して、どんな割り振りで使っていくのか。

小学校生活6年間で培った計画性が、こういう場面で試されます。

そして決められた金額のお小遣いを「足りないから多めにちょうだい」「何かあったときのためにもう少しちょうだい」と言うのか、自分なりに工夫をするのか。

ここでもまた、子どもの道徳心が試されるような気がします。

お小遣いを通して、子どもが学べることってきっと多いはず。

いつもは近くにいて口を出す親がいないので、子どもの本来の考え方があらわれます。

お小遣いの金額も、学びの機会ととらえるといいのではないでしょうか。

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