中学受験をすると小学校の友だちと疎遠になるか?わが家の実体験談

都心部では6人に1人が中学受験をしていると言われるほど、近年どんどん増えてきている中学受験人口。

それに伴って、地元の公立中学校に進学しない子も増えてきていることと思います。

わが家も住んでいる地域の中学校ではなく、電車で30分ほどかかる場所にある中学校に進学しました。

地元の子がまったくいない中学校に入学すると、小学校の友だちとの付き合い方はどんなふうに変化していくのか?わが家の場合です。

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中学受験を決めてから小学校卒業までの友だち関係

ときどき「中学受験を決めたら友だちがよそよそしくなった」という話も聞きますが、少なくとも、うちの子の小学校でそういうケースはありませんでした。

うちの子が行っている小学校は、中学受験をする子の割合がだいたい1割くらい。

都心部よりはかなり少ないですが、クラスに数人は必ず受験生がいるので、それほど珍しいものではないという感じ。

この感覚はおそらく子どもにとっても同じようなもので、6年生になってからは、友だち同士でも受験の話題が出ることもあったようでした。

うちの子の場合は、受験することを他人に知られたくないという思いが強く、限られた子にしか話していませんでした。

「不合格だったときにバレたくない」というのが主な理由だったようですが、結果的には母子ともに気が楽でした。

とはいうものの、受験をしない子と同じようには遊べないし、部活や習い事での制約も出てきます。

遊ぼうと誘われても断らなくちゃいけないこともあったし、今まで通りの生活はできません。

そんな中、友だちとの関係はまったく変わらず。

受験することを教えていないので当たり前ではあるんですが、6年生になると帰宅時間も遅くなるので、放課後に遊ぶ機会自体もそれほどなかったんですよね。

学校帰りに少し友だちと話をして帰ることはありましたが、それ以外では交流はほぼなし。

それでも、友だち関係が特に変わったということはありませんでした。

受験終了後から小学校卒業まで

受験が終わってから初めてのスマホを持たせることになったわが家。

驚くことに、同じクラスの女子のスマホ保有率が8割以上だったので、さっそくライン交換が始まりました。

この時点では、もう別の中学校に行くことは知れ渡ってはいたものの、特に変化なし。

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同じようにやり取りしていたように思います。

余談ですが、スマホを持ち始めたばかりの女の子のラインの数がものすごかった…!
この状態がずっと続くのなら、没収しようかと思ったくらいでした。

中学受験する子の地元小学校の友だちとの関係の変化は卒業後から

やり取りの数が少なくなってきたなと感じたのは、小学校を卒業して、中学校の入学式が近くなってきたあたり。

仲の良い子やクラスの子たちとライングループを作ってたんですが、話題が中学校入学に関することが多くなってきます。

みんなは同じ中学校に行くので、登校時間や持ち物についての話題で活発にやり取りがおこなわれます。

ですがうちの子は違う中学校なので、会話に入れないんですよね。

あんなに毎日やり取りしていたのに!と寂しがっているかなと思いきや、当の本人は気にしていない様子でした。

なんとなくですが、子どもは親が思うよりも幼くはないんだなと。

親は今までの友だちと疎遠になってしまったり、疎外感を抱くことをかわいそうと思ってしまいますが、子どもって意外とタフ。

「そりゃ、多少は疎遠になるでしょ」

「私だって新しい友だちができたら、別の中学校の友だちとは連絡頻度は少なくなるし」

「でも本当に仲良しだったら、会ったらすぐに元通りになるよ」

娘談。

うちの子が進学する中学校は、難関と呼ばれるようなものではないけれど、それでも頑張った結果の進学先として、子ども自身も誇りに思っています。

だからこそ、「地元公立中にしとけばよかった」「地元の子と離れるのが悲しい」という気持ちはないみたい。

いや、本当は少しは思っているのかもだけど、それでも受験した中学校に行けることの嬉しさのほうが勝っているんだろうと思います。

中学校に入学してから…

頻繁にやり取りをしていたグループラインはひっそりとして、今やり取りをするのは、特別に仲の良かった数人の子だけ。

こういう子たちとはきっと、高校生になっても関係が続いていくんだろうと思います。

環境が変わっても変わらず仲良くできる子を大切にしていけばいいんじゃないかと思っています。

まとめ

わが家の場合、地元の小学校の友だちとのやり取りが変わってきたなと思ったのは、中学校に入学する直前でした。

お互いに新しい環境になれば、交友関係も変わるし感じ方や好みも変わります。

だんだんと手が離れていく時期でもあるので、親に必要なのは見守ることだなぁと思う日々です。

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