手紙によく使われる前文と末文の例文まとめ!言い回しと書き出しの紹介!

手紙は普通、要点だけを伝えるのではなく、相手の体調を気遣ったり感謝を伝えたりという本文以外を書くことが多いです。

手紙を書き慣れている人であればサッと思いつくのかもですが、多くの人はすぐには出てこないのではないかと思います。

ですが手紙の前文や末文は、実は丁寧にしないといけないメールなどにも使え、相手にきちんとした印象を与えることもできるんですよね。

手紙でお礼を言うときや報告をするときなどなど、よく使われている前文と末文の紹介です!

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手紙によく使われる前文の言い回しと書き出し

一般的な前文の流れは

・時候のあいさつ

・相手の安否をうかがう

・日頃の感謝を伝えるOR無沙汰を詫びる

・自分の近況を伝える

の順で書くと、書きやすくなおかつ自然に本文にすすむことができます。

ポイントとしてはまず、目上の人への安否伺いは疑問形にしないほうが良い場合があるということ。

後述する例文では疑問形になっていても、相手によっては「お元気のことと存じます」など、いい霧の形にしたほうがいいです。

また、会ったばかりの人に手紙を出す場合は、「安否を尋ねる文」を省略しても可

もうすでに安否が分かっているので、「先日はありがとうございました」などにしてもいいですね!

相手の安否を尋ねる言い回し

あらたまった相手へ

・皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

・○○様におかれましては、いよいよご清栄のことと存じます。

・○○様にはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。

・ご家族の皆様には変わりなくお過ごしのことと存じます。

・○○様にはつつがなくお暮らしのことと存じます。

・ご一同様にはご壮健の由、拝察いたします。

・皆々様におかれましては、いよいよご清祥のごようす、なによりと存じます。

親しい相手へ

・ご家族様におかれましては、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

・いかがお過ごしですか。

・お変わりもなくお暮らしのことと存じます。

・皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

・○○様にはお障りありませんか。

日ごろの感謝を伝える言い回し

あらたまった相手へ

・このたびはいろいろとご高配いただき、厚くお礼申し上げます。

・過日はひとかたならぬご高配を賜り、深謝しております。

・このたびはたいへんにお気遣いをいただきまして、誠にありがとうございます。

・その節は、突然のお願いにもかかわらずご尽力を賜り、心より感謝しております。

・今般は身に余るお力添えをいただきまして、お礼の言葉もございません。

・いつも格別のご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。

・日頃からいろいろとご配慮をいただき、お礼の申し上げようもございません。

・いつもひとかたならぬご配慮をいただき、深く感謝しております。

親しい相手へ

・このたびは大変お世話になりましてありがとうございました。

・その節は多大なご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。

・先日の○○様のご親切に心より感謝しております。

・いつも何かとお気遣いいただき、本当にありがとうございます。

・いつもお心にかけていただき、本当にありがとうございます。

・いつもあたたかく見守っていただきありがとうございます。

自分の近況を伝える言い回し

あらたまった相手へ

・おかげさまで、私どもも元気にいたしております。

・こちらも皆、平穏無事に暮らしております。

・当方もつつがなく暮らしておりますのでご安心ください。

・こちらも一同、大過なく過ごしております。

親しい相手へ

・おかげさまでこちらは元気です。

・家族一同、元気に過ごしています。

・私も病気もせずに健康に暮らしています。

・こちらも無事に暮らしていますので、安心してください。

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・私もあいかわらず元気に暮らしています。

無沙汰を詫びる言いまわし

あらたまった相手へ

・日頃はご無沙汰のみにて、平にご容赦ください。

・平素はご無沙汰ばかりで誠に申し訳ありません。

・長らくご無沙汰いたしまして、心よりお詫び申し上げます。

・心ならずも長らくご無沙汰いたしまして、申し訳なく存じます。

・日頃のご無音、どうぞご容赦ください。

・ついついご無沙汰を重ね、心苦しく思っております。

親しい相手へ

・長らくお便りも差し上げず、申し訳ありません。

・久しくご無沙汰しておりましたこと、どうぞお許しください。

・すっかりご無沙汰をかさねてしまいました。本当にすみません。

・雑事にかまけて長らくご連絡を差し上げず、すみませんでした。

手紙によく使われる末文の言い回しと書き出し

末文は、その名の通り手紙の最後の言葉。

もっともよく使われる末文は、相手の健康や活躍、幸せを願う一文です。

ですが、今後のお付き合いを願う言葉を組み合わせて使ってもよいかなと思います。

前文と表現がかぶらないように注意しましょう!

用件をまとめる末文の言い回し

あらたまった相手へ

・まずは謹んでご挨拶申し上げます。

・取り急ぎ、ご報告申し上げます。

・まずはお手紙でお礼申し上げます。

・まずはお知らせのみにて失礼いたします。

・失礼とは存じますが、書中にてお願い申し上げます。

・略儀ながら書中をもちましてごあいさつ申し上げます。

・まずは取り急ぎお伺い申し上げました。

親しい相手へ

・取り急ぎ用件のみにて。

・まずはお礼まで。

・まずはご報告まで。

相手の健康や幸せを願う末文の言い回し

あらたまった相手へ

・どうぞご自愛専一になさってください。

・お体をおいといくださいますようお願い申し上げます。

・どうぞ御身を大切になさってください。

・ご自愛のほどお祈り申し上げます。

・ご無理なさらぬようご留意くださいませ。

・○○様のますますのご活躍をお祈りいたします。

・皆々様のますますのご発展をお祈り申し上げます。

・末筆ではごすが、ご自愛のほどお祈り申し上げます。

・末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

親しい相手へ

・どうぞご自愛ください。

・どうかお元気でご活躍ください。

・風邪などひかないようお気をつけください。

・体調をくずさぬようご用心ください。

・どうぞお体を大切に。

・時節柄、お元気でお過ごしください。

乱筆や乱文を詫びる言い回し

あらたまった相手へ

・乱筆乱文、何卒お許しください。

・乱文あしからずお許しください。

・走り書きにて恐縮ですが、ご容赦ください。

・悪筆のほどあしからずご容赦ください。

・駄文のほどお詫び申し上げます。

親しい相手へ

・乱筆乱文にて失礼します。

・走り書きにて失礼いたしました。

・悪筆にて失礼いたしました。

・乱筆乱文お許しください。

伝言をたのむ末文の言い回し

あらたまった相手へ

・ご家族の皆様にくれぐれもよろしくお伝えください。

・皆様によろしくおとりなしのほどお願い申し上げます。

・奥様にもどうぞよろしくお伝えください。

・恐れ入りますが、皆様にもどうかよろしくお伝え願います。

親しい相手へ

・ご家族にもどうぞよろしくお伝えください。

今後のお付き合いを願う末文の言い回し

あらたまった相手へ

・今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願いいたします。

・今後ともよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

・末永くお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。

・今後ともお力添えいただければ幸甚に存じます。

・これからも変わらずご助言のほどお願い申し上げます。

・引き続き、なにとぞご高配のほどよろしくお願いいたします。

親しい相手へ

・これからも仲良くしてください。

・末永いお付き合いをお願いいたします。

・これからもよろしくお付き合いください。

まとめ

手紙にはいろんな決まりごとのようなものがあって、書き慣れていないと難しいもの。

ですが定型文のようになっているものも多く、そのときの状況に応じて選ぶだけで無難な形にするのは簡単です。

手紙を書くときに困ってしまったら、書き出し文の参考にしてみてくださいね!

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