夫婦にとって出産は、間違いなく人生で一番大きく幸せな出来事。
周囲の人からのたくさんの祝福をもらい、将来に大きな期待と楽しみを抱くことと思います。
とはいえ、出産後は赤ちゃんの世話以外にもすることがたくさんあり、バタバタと忙しく動かなくてはいけないことも多いです。
中でも大変なのは、出産祝いのお返しを手配することではないでしょうか。
そして出産祝いのお返しに添える手紙も、育児の合間に用意するのはとても大変!
「何を書けばいいんだろう」「思い浮かばない!」
そんな場合に役立つ、出産祝いのお返しに添えるお礼の手紙例文の紹介です。
スポンサーリンク
出産祝いのお返しにお礼の手紙は必要なのか?
お祝いには、お返しが必要なものと不要なものがあります。
例えば入学祝いや卒業祝いなどは、お返しがいらないお祝いの代表例です。
一方で出産祝いは、お返しが必要とされるお祝いの代表格で、「出産祝いをもらったら内祝いでお返し」というのがセットになっていると思ったほうがいいです。
これに関してはもう一般的になっているので、内祝いが不要だと思っている方はほとんどいないのではと思います。
さてでは、出産祝いのお返しである内祝いとは別にお礼の手紙は添えるべきなのか?
これに関しては厳密なルールがあるわけではなく、マナー本などを見ても「渡せるなら渡したほうがいいよね」というくらいです。
お礼の手紙がなくても失礼ではないけど、あればより丁寧で好印象ということですね。
手間をかけてくれたんだなと、大切に思われている感じがします♪
そのため、疲れた体にむち打ってまで無理に手紙を出す必要はないと思いますし、親しい間柄なら手紙である必要もないのではと思います。
メールやラインで内祝いの品とは別にお礼を伝えてもいいですし、両親であれば電話でもいいですよね。
手紙には守らなければいけない形式があったり、便せんや封筒を用意したりと、電話やメールに比べると手間がかかります。
その手間は相手にも伝わりますし、それが「自分が相手をどう思っているか」ということを間接的に伝えてもくれるんですよね。
もしこの先も良い付き合いを続けていきたいと思っている場合、今までの感謝をより伝える方法をとりたい場合などは、手紙を出すのはおすすめ。
丁寧に書くことで、相手に与える印象は大きく変わることと思います。
内祝いの品物と手紙は別々でもいい
最近は、インターネットやお店で内祝いを買ったら、そのまま配送してもらうことがほとんどだと思います。
中にはメッセージカードを同封してくれるお店もありますが、多くの場合はそのまま発送されます。
すると、直筆の手紙を中に入れるタイミングがないこともあるんですよね。
「お世話になった人だから手紙を添えたい!でも同封できない!」
そんな場合は、品物とは別に手紙だけを先に送ってもOKです。
お礼状→内祝いの流れでも自然です。
出産祝いのお返しのお礼の手紙の書き方と構成
手紙の形式は「誰に向けて書くか」「その人と自分の間柄はどうか」によって、言葉選びや語尾が変わります。
親しい間柄なら形式なんて必要ないと思いますし、あらたまった間柄なら逆に、形式に沿ったものでなければいけません。
相手との距離感や関係性を考えながら参考にしてくださいね。
書き方の基本的な構成は
・お祝いに対するお礼の言葉
・結びの言葉
・結語
出産祝いのお礼の手紙の書き方のポイント
スポンサーリンク
出産祝いをくれる方たちは、母子を気遣ってくれているので、今思っていることを素直に伝えるのが一番かなと思います。
そうすると贈った相手の思いに、より丁寧にこたえることができます。
相手の状況に配慮した内容にすることも大事です。
また、どんな場合も過度な自慢は気持ちよくはないもの。
子どものかわいらしさを強調しすぎる言葉使いや表現は、できるだけ控えるようにしましょう。
出産祝いのお返しのお礼の手紙例文
前述したように、手紙は誰に対して書くのかによって言葉選びが変わります。
・仕事先の相手に書くとき
・友人に書くとき
・親戚や両親、祖父母に書くとき
場合別に例文を紹介するので、自分に合ったものを参考にしてください。
上司への出産祝いのお礼の手紙例文
拝啓 向夏の候、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは、長男○○の誕生に際しまして、あたたかいお言葉と過分なるお祝いを賜り、心より御礼申し上げます。
おかげさまで、母子ともに健康に過ごしております。
初めての子育てに戸惑うことばかりですが、夫婦で力を合わせて取り組んでいきたいと思っております。
これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、ささやかではございますが、別便にて内祝いの品をお送りいたしました。お納めいただければ幸いです。
季節の変わり目ですので体調を崩されぬよう、お気を付けください。
まずは書面にてお礼申し上げます。
敬具
拝啓 残暑がひときわ厳しく感じられる今日この頃、○○様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
このたびは長女○○の出産にあたりまして、お心のこもったお祝いをいただき、誠にありがとうございました。出産後すぐに○○の愛用品となり、夫婦ともに喜んでおります。
日々健やかに成長しているわが子を抱くたび、親になったのだという実感がわいてまいります。喜びとともに責任の重さも感じ、身が引き締まる思いでおります。今後はより強い気持ちで仕事にのぞむ所存でございますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
ささやかではございますが、内祝いを同封させていただきました。ご笑納くださいませ。
まずは書中にてお礼申し上げます。
敬具
友人への出産祝いのお礼の手紙例文
前略 先日は長男のために、かわいい洋服を送っていただきありがとうございます。この洋服を着せて外出するのが、今から楽しみです。
おかげさまで日々健やかに成長しており、よく泣き、よく笑う元気な子に育っています。初めての育児に戸惑うことも多いですが、夫婦で頑張っていこうと思っています。
なお、心ばかりではありますが、内祝いをお送りいたしました。お納めください。
かしこ
本日、心のこもったお祝いの品をいただきました。本当にありがとうございます。
おかげさまで、長女○○は日に日に表情も豊かになり、元気いっぱいに育っています。
慣れないことばかりで戸惑うことも多いですが、楽しみながら子育てに励みたいと思っています。お時間がありましたら、娘の顔を見にいらしてください。
まずは書面にてお礼まで。
親戚や祖父母への出産祝いのお礼の手紙例文
前略 先日は長男○○のために、心のこもったお祝いをいただきましてありがとうございました。
いただいたかわいいおもちゃはすぐに○○のお気に入りになり、音が出るたびにかわいらしい笑顔を見せてくれます。素敵な贈り物に、夫婦ともに喜んでおります。
日に日に表情が豊かになる○○を愛しく思う一方で、慣れぬ育児に戸惑うことも多い毎日です。また経験者としてのアドバイスをいただけたらと思います。
なお、ささやかですが内祝いを同封いたしましたので、お納めください。
まとめ
あらたまった相手への手紙は何かと気を使うものですが、基本的には素直な気持ちを書けばOKです。
ルールや形式ばかりに意識が向いて味気ない手紙になるよりは、気持ちが伝わる手紙のお目指してみてくださいね。
スポンサーリンク