小学校の自由研究では、実験と調べ学習で大きく2つに分かれます。
基本的には実験のほうが短期間で終わり、調べ学習はきちんとすればするほど時間がかかります。
ですが、どんな情報が必要かを自分で考えてまとめていく作業は、子どもにとって貴重な体験になるはず。
今回は低学年でもできる『住んでいる町の遺産を作ってみよう』というテーマの紹介です!
今年の夏休みの自由研究テーマ探しの参考にどうぞ!
スポンサーリンク
小学校の自由研究で町調べをしてみよう!町遺産を作る調べ学習
ギザのピラミッドやカンボジアのアンコールワットが、ユネスコの世界遺産に登録されていることを知っている方は多いことと思います。
日本では屋久島や原爆ドーム、白神山地などが世界遺産になっています。
これらをヒントに、自分が住む地域の「町遺産」を作ってみようというのが今回のテーマです。
遺跡や建物、めずらしい生き物や植物のほかに、形の見えない昔話や伝説なども遺産として考えてみてもいいかなと思います。
あまり範囲を広げすぎると大変なので、生活範囲内にするのがおすすめ。
一見すると何もないように見える場所や、いつも何気なく通っている場所でも、実は由来があったり歴史があったりすることもあります。
特に地元の人が多く住むような古い町並みな場合は、親も知らないような建物や伝説が隠れている場合もあります。
まずは、その地域を調べてみることから始めましょう!
町遺産を作る自由研究のやり方
自分の住む地域を調べる
一番の難所なのが、下準備でもある「調べる」ための方法。
代表的なものを紹介してみます。
図書館にはその地域のことについての本を置いているコーナーがあるので、見てみましょう。
場合によっては市町村単位よりもさらに狭い範囲のことを書いているものもあり、その地域の伝承などを知るにはうってつけです。
小さい頃の話を聞いてみると、「実はあそこには…」みたいな話を聞くことができるかも!
都市伝説のような話でも、調べてみると楽しいです。
その地域の変遷が見られるサイトもあるので、その歴史の中から気になるものをピックアップしてもいいですね!
スポンサーリンク
町名が変わっていることもあるので、そこから町遺産につながることもあるかもです。
実際にその場所に行ってみよう
気になった場所に実際に行ってみて、現地を見学してみましょう。
その場の雰囲気などから、どのように思ったのかも書き留めておくといいですね。
町遺産を作る自由研究では、写真の貼付が不可欠。写真撮影もお忘れなくです。
どれを町遺産に認定するか考えよう
集めた候補地の中から、どれを町遺産にするかを考えましょう。
自由研究でまとめるにはそれなりのボリュームが必要なので、3つ~4つほど選べるといいかなと思います。
子どもが「これはスゴイ」「他地域の人に話したい」と思えるようなものなら何でもいいと思います。
わが家は一度、似たような自由研究をしたことがあるんですが、そのとき選んだものの一つが「戦争中の不発弾が埋まっていたらしい」とされる場所。
ずいぶん前に撤去されたようで正確な位置が分からなかったので、現地を確認して、この辺じゃないかと思われる場所を町遺産として認定しました。(一応注釈をつけて)
子どもはこういうの楽しいですよね。
ついていく親は手間ですが、子どもが楽しそうに取り組んでくれるので私も楽しかったです。
町遺産登録証を作って自由研究に貼ろう
どれを町遺産にするか決めたら、登録証を作ってみましょう。
別の紙に書いて自由研究に張り付けてもいいですし、そのまま書き込んでもいいかと思います。
どんなふうに書くかについては、文化庁の世界遺産の紹介ページが参考になります。
[参考]文化庁:日本の世界遺産一覧
・その場所の名前やタイトル
・その場所の写真
・その場所の概要、町遺産に決めた理由など
・所在地
・町遺産に登録した日時
しっかりと書くと、かなり本格的になります!
町遺産作りの自由研究のまとめ方
・調べ方
・決めた町遺産の一覧
・この自由研究で分かったことや気づいたこと
調べたときに使った本やインターネットサイトは、最後に参考文献として記載しておきます。
誰かに聞いた場合には、了承が得られれば名前を記載してもいいかなと思います。
まとめ
小学3年生では、社会科で自分の住む地域について調べる単元があります。
ただそれは、生産量だったり工業だったりとそれほど身近に感じられない場合もあります。
子ども自身が生活する中で見つける身近な場所の発見は、社会科の授業を補完して充実させるものになるのではと思います。
ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!
その他の自由研究テーマについてはこちらからどうぞ!
↓↓
スポンサーリンク