わが家の子どもたちはそれぞれ、いくつか習い事をしているんですが、共通してさせているのは体操教室です。
上の子は3年生から、下の子は幼稚園の年長から。
でですね、体操って学校の授業でガンガンやるわけでもないし、披露する場が用意されてるわけでもない。
習う前段階においては、メリットやデメリットが気になるところでもあります。
ということで、
・個人的に考える体操教室のメリットとデメリット
・体操教室っていつまで続けるの?やめどきについて
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子どもの習い事に体操教室を選ぶメリットとは?
もちろん私としては子どもたちに体操を習わせているわけなので、それなりのメリットを感じてはいます。
優先順位としては「スイミングを先に習わせるべきだった…?」とは思いますが、今のところはもう少し継続してもいいかなと思うくらいには、母子ともに気に入っています。
さて、ではわが家が感じている体操教室のメリットとは?
子どもの身体能力は確実に高まる
例えば他のスポーツなどでも当てはまるんだとは思いますが、体幹や柔軟性は確実に高まっていると思います。
体操教室で練習するのは
・マットなどの床運動
・跳び箱
・鉄棒
このあたりが基本で、そのほかに教室によっては縄跳びなどを教えてくれる場合もあります。
でですね、例えば体の柔らかさ。
これに関して言えば、もともと柔らかい子もいるだろうし、毎日柔軟体操をしていればそれなりのレベルに達すると思うんですよね。
ただその体の柔らかさをどんな動きに応用できるのかっていうのは、素人には教えてあげられない部分じゃないでしょうか。
体の正しい動かし方が分かるというのは、その後のどんなスポーツにも使える技術なんじゃないかと思います。
わが家の子どもたちは、今でこそ家で倒立したりして遊びますが、体操に行っていなかったときはそんなことまるでしなかったんですよね。
考えもつかないというか。
そのときから比べると、本当にいろんなことができるようになりました。
私が器械体操系が苦手で、子どものときは多いにコンプレックスがあったので、それもあってなおのこと嬉しいのかもです。
子どもがやればできるという達成感を味わえる
体操教室に入ったとき、わが家の子どもたちはほぼ何もできない状態だったんですね。
上の子は逆上がりくらいはできたけど、下の子は跳び箱さえも飛べない状態。
もちろん、一番下のクラスから開始しました。
同じ時間帯に練習している上手な子たちのクラスでは、グルグル転回してるし、鉄棒もクルクルなわけです。(語彙力)
子どもたちから見れば、「オリンピック…?」みたいな。
そんな子が隣でビュンビュンしてる横で、補助してもらいながら逆上がりするわけですね。
雲の上の技だった、「あの子がやってた転回」
転回っていうのはこんなの。
これがですね、1年もたつとできるようになっちゃうんですよね。スゴイ。
これも前述しました「身体能力が高まる」からこそなんですが、「私ってできるじゃん」と子どもが思うに十分な成果。
ちゃんと練習すればできるんだっていう、子どもの自信にもつながったんじゃないかと思います。
子どもを体操を習わせるデメリットは?
いやいや、今もって体操を習わせているのは正解だったって思ってるんですよ?
でもなんだろう、デメリットのほうが多くなりがちな不思議。
子どもの体操教室の月謝は評判が良いほどに高い
どうせ習わせるなら評判の良いところに。
誰でもそう思うはずなんですが、体操教室って評判の良いところになると高いんですよね。
別に将来的に体操選手に!とか思ってないのに、どうせ教えてもらうなら良い先生に、効率的に体操スキルを!とか思っちゃう。
わが家は今、1か月の月謝は約7,500円。
2人で15,000円/月なので、まあまあ高いです。
その他に、年間の保険料と夏季と冬季の冷暖房費用がプラスされます。
1年での出費は1人当たり約97,000円。
初年度はそれに、指定の体操服が加わるので出費額はもう少し高くなります。
小さいうちはまだいいんですけどね、大きくなってくると塾の費用も気になってくる。
スイミングやピアノ、学習塾に比べるとどうしても、学校での活用例が低くなりがちな体操。
続けていればできるようになることも多いけど、その分、月謝とのバランスがとりづらくなってくるのも事実です。
子どもによって体操技術の吸収スピードがまったく違う
これはもう、どんな習い事にもいえることですが。
同じように習っていても、吸収するスピードの個人差が非常に大きいです。
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運動神経の良い子は、「やってみたらできちゃった」もある中で、できないうちの子は何ができないのかも分からない状況。
センスの有無が、かなり顕著に出てきます。
他の習い事と同様に、やっぱり自宅でどれくらい練習するかっていうのがキモなんですよね。
とはいえ、体操はできるものとできないものがあるし、自宅ですると危険なものもある。
なかなかしっかりと練習することはできないですが、少しづつ工夫しながらコツを学んでいかなきゃになります。
体操教室は待ち時間が長く、時間のわりに運動量は少ない
これはおそらく、わが家が行っている教室だけではないと思います。
跳び箱一つにしても、1人がやっている間は後の子たちは待ち時間。
少人数制のところだとそこまで気にならないかもですが、1グループが10人ほどになってくると待ち時間が途端に長く感じ始めます。
何もすることがないから、前後の子たちと遊び始めて、自分の順番になっても気づかなかったり。
意外とこういうロスタイムが長くて、1時間の体操教室なんですが運動量はそんなに多くないという。
「体力が有り余っているから体操教室!」とか「運動量を増やしたいから!」という理由での体操教室は、その目的を達成するのはなかなか難しいかなと思います。
運動量でいったら、友達と公園で走り回っているほうが絶対に多いよなって思う。
子どもの体操教室はいつから通うのが良い?
うちの子は、上の子が小学3年生、下の子が幼稚園の年長のときに体操に通い始めました。
もともとの運動能力は、気持ち上の子のほうが高い気はしますが、おそらく誤差の範囲内。
どっちにしても、そこまで運動神経があるタイプではなく、平均的なレベルです。
習い始めた当初はもちろん、上の子のほうができることも多く、上達度も高い。
先生の言っていることを理解できるっていうのが大きかった気がします。
「手をこっち側に動かして、体重をこっちにかける」みたいなのって、園児には理解が難しいですもんね。
しかし1年たちまして、今はほぼ同等にできるようになり、あと半年もすれば下の子が追い抜かすんじゃないかなと思っています。
下の子の理解力が追い付いてきたっていうことなのかもです。
わが家が行っている体操教室は、一般生徒と選手コースの子とで分かれてるんですが、同じ体育館の中で練習をしています。
それを見る限り、やっぱり小さいときからやっている子のほうが上手です。
「6歳までに~」とかって言葉も聞きますが、早く始めればそれだけできるようになるのも早いですしね。
小さいほうが体も柔らかいので、習得しやすいってのもあるのかもしれません。
ですが一方で、10歳~12歳の子を「運動のゴールデンエイジ」と呼ぶことも。
これは、見よう見まねでできてしまう即時習得の年齢だっていうことのようです。
だが言わせてくれ。
もともとの運動に対するセンスがない場合、10歳でも即座に習得なんてできやしないぜ。
体が硬すぎて、全然その形にならないんだもんよ。
「体操はいつからするのがいい?」
この問いに対して私は、「幼稚園年中前後からやっておくと楽」
お世辞にもセンスがあるとは言えないうちの子たちは、早めにやらせてあげるべきだったと思います。
ただ、早く始めすぎることによる弊害もあると思いますので、そこらへんは慎重に吟味を。
子どもの体操教室はいつまで続ける?やめどきはどうやって考えるべき?
子どもを体操選手にしたいと考えていたり、光るものが見つかったりっていう場合は別ですが、多くの場合、体操をずっと続けようとは思っていないと思うんですよね。
子どもが本当に体操が大好きでっていうのなら考えなくもないけど、個人的にはある程度大きくなったらやめるかなと思っています。
「平泳ぎができたらやめよう」っていう、スイミングに対する考え方に似ているのかもです。
わが家の場合は、行っている体操教室に進級制度があるので「○○級になったらやめよう」というゴール設定にしています。
たぶんそこまでいくのに、あと1年くらいかなっていう印象です。
小中学校の体育の授業ですることの、少し上くらいのことができるようになれば十分だと思っていて、そのくらいのレベルに達すれば辞める予定です。
子ども自身が、他の習い事をやめても体操を続けたいといえば考えますけど。
子どもの習い事に関しては、ゴールの設定が重要だと思います。
親が、どこまで技術を身に着けてほしいと思っているか?
子どもが、その習い事をどの程度好きなのか?
ここらへんもよく考えて、どのあたりでケリをつけるのかっていうラインを引いておくといいですよね。
まとめ
大人になってから趣味にできるようなものでもないし、役立つ場面は限られてる。
にもかかわらず、「子どもに体操を習わせていて良かった」
そう思えるのはやっぱり、できるようになったことが格段に増えたからだと思います。
だってさ、普通に生きてたら転回なんてできるようにならないじゃないですか。
親のテンションも重要ですが、まずは子どもがやる気になるかどうかが最重要。
まずは体験や見学をしてみるといいかもですね。
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