少し前は、小学校の運動会と言えば、家族でお弁当を食べて朝から昼過ぎまで応援するっていう感じでした。
ママたちの運動会前のネタは「運動会のお弁当、何にする?」だったりしたわけですね。
それが今では、午前中で運動会が終わってしまう小学校もチラホラ。
わが家の子どもたちが行っている小学校でも、昼食ナシで終わることになりました。
その理由って何?持ち物は少なくなるけど、何持ってく?などなど。
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小学校の運動会が午前中だけで終わる理由は何?
地域によっては午前中だけの運動会がメジャーになりつつあるようですが、一般的にはまだまだ『9時~15時まででお弁当持参』みたいな運動会が多いのかなと思います。
小学校の運動会がじょじょに午前中だけになっている理由は、大きくわけて2つ。
・熱中症対策
・保護者の負担軽減
以前は9月や10月の秋に行われることが多かった運動会。
5月に運動会が行う地域が増えたのも、熱中症対策が要因の一つです。
ですが、5月でももう暑くて、子どもも大人も熱中症対策をしてから観覧するようになりました。
脱水症状防止のために、途中で児童席に行って水筒の中身を補充したり、冷却グッズを利用したり。
おそらく、体調管理をこまめにしなくてはいけない先生の負担も大きかったのではないかと思います。
そして、もう一つは保護者の負担軽減。
いまや共働き世帯は過半数を超えていて、土日でも両親ともに仕事に行かなくてはいけない場合もあります。
両親が来てくれない子どもにとってお弁当は楽しい時間ではなく、行ってあげられない親の精神的な辛さもあります。
大人数のお弁当を作るのは母親にとっては大きな負担でしたし、「腐らないように!」とか「食べやすいように!」とか、やっぱり気を使うことも多いですよね。
祖父母が来るとなるとさらに、何を作ればいいか悩むママも多かったはず。
小学校の運動会が午前中になるのって反対?賛成?
うちの子の小学校の運動会は午前中だけになってしまいましたが、急にっていうわけではありません。
一応は段階をふんで、そのたびに保護者アンケートをとってっていう。
おそらくは先生と保護者の意見、管理面での負担などを考慮したうえでの決定だったのではないかと思います。
で、どんなふうに段階をふんでいったのかというと、
→・家族でお弁当を食べるが、食べる場所が校内に限定される
→・子どもと家族は別にお弁当を食べる(子どもはクラスごとに教室で)
→・お弁当なし、お昼までの運動会になる
熱中症対策から始まり、保護者が来ていない子どもへの対応が始まりっていう感じでしょうか。
子どもと一緒にお弁当を食べなくなった時点で、親はいったん帰宅したり、親用の昼食は菓子パンだったりと、以前にような運動会弁当ではなくなりました。
そして今回、お弁当をなくすっていう感じになったわけですね。
小学校の運動会の種目が減るのはさみしい
終わる時間が早くなるっていうことはもちろん、種目が減ってしまうということ。
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運動会の見せ場だった騎馬戦や紅白対抗リレー。
そういうのがなくなっちゃうかもって思うと、やっぱりさみしさは感じてしまいます。
特に6年生は最後の運動会。
中学校になれば保護者が積極的に見にくることは少なくなるし、大きなイベントの一つでもあります。
子どもも残念に思ってるし、親としても見たかったなぁと思う。
お弁当の負担…というよりは両親が来れない子どものケアか
「親がお弁当作るのが嫌だから午前中だけの運動会?!」
なわけはないですね、きっと。
そりゃあ「お弁当嫌だなぁ」って文句は言うけど、結局はみなさん、きちんと作ってますしね。
ひとり親の方は負担がかなり大きいでしょうけど、それでも子どものためと思えばこそ、頑張って作っていたのではないかと思います。
「お弁当を作る負担」っていうのは付け足しみたいなもんで、メインは、両親が来れない子どもへの対処じゃないかと思います。
ただでさえ、親が来れない運動会は、子どもにとってはさみしさを感じるもの。
祖父母が応援していたとしても、やっぱり親に見てほしいと思うものです。
保護者が来ていなかったとしてもお弁当を一人で食べなきゃいけないってことはなく、その場合は担任の先生と一緒に食べるようになっていました。
が、それでも周りの子と比べて悲しくなることもあったと思います。
午前中だけの運動会、快く賛成ではないが反対もできない
高学年をむかえる子どもの親としては、見たい種目もあったのになぁと残念な気持ちが大きいです。
お弁当作りは面倒だけど、年に一回だけのことですしね。
こころよく賛成!とは言えないけど、だからといって強靭に反対もできません。
わが家は土日休み家庭なので見に行けますが、そうじゃない親御さんもいるわけで、その家族にとっては「午前中運動会」は喜ばしいことだろうと思います。
午前中だけなら、もしかしたら休めるかもしれないし、そしたら子どもも喜ぶだろうし。
思い描いていた運動会が形を変えていくのはさみしいし、活躍の場が減ってしまう子どもたちにとっては残念なこともあるはず。
ですが、家庭環境も違えば事情も違う。
悲しい気持ちになる子どもがいるのであれば、一番気にしてあげないといけないのはそこですしね。
熱中症対策での午前中運動会は、私にとっては付け足し感強い。
小学校の午前中だけの運動会での必要な持ち物は何?
運動会が午前中だけになることによって、持ち物は減ります。
場所取りに必要だったものと、お弁当が減るっていう感じですね。
午前中だけの運動会のわが家の持ち物は
・折りたたみイス
・飲み物(自分たちのと子どもへの補充用)
小さい子がいる場合は、ちょっとしたお菓子や冷却グッズは従来通りに必要かなと思います。
運動会の場所取りに必要だったもの
人によりますが、レジャーシートを持ってこない人も数多く。
自分の子どもの出番になったらカメラ席に移動、それ以外は後ろのほうで待ってるって保護者が増えました。
折りたたみできるアウトドア用のイスを人が少ないところに置いておいて、適宜そこに戻ってくるっていうふうにしている方が多かったように思います。
熱中症対策用の冷却グッズは必要
大人は木陰に移動できますが、子どもは炎天下の中で観覧したり競技に参加したり。
時間は短くなったとはいえ、やはり熱中症対策グッズは必要かなと思います。
ただ多くのものは子ども自身が持って登校するかと思いますので、親が持っていくのは
・補充用の飲み物
・冷却グッズ
くらいではないでしょうか。
まとめ
運動会といえば、小学校の大イベントの一つでした。
だんだんと変わっていくことにさみしさを感じる一方で、負担が少なくなるメリットもあります。
味気ない運動会にならず、子どもたちが楽しめたらいいなぁと思う。
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