喪中なのに年賀状を受け取った場合の返信方法と例文!来た場合には寒中見舞いで対処!

喪中に何をしていいか、何をしたらダメなのか、そういう知識ってなかなか事前には身に着けづらいです。

実際にそういう状況になって初めて、「これってどうしたらいいの?」と思うことも多々。

さて、喪中には出さないこととされる年賀状。

受け取ってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか?

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喪中なのに年賀状を受け取った!それってダメ?

身内に不幸があった場合は、亡くなった日から1年間は「喪中」となります。

お祝い事などの行事に出席することを控える、とされる期間ですね。

昔は結婚式にも「喪中なら出てはいけない」という暗黙の了解がありましたが、現在では少し緩和されて、解釈の仕方が変わってきました。

「忌明け(四十九日後)ならいい」「100日法要が終わっていればよい」などなど、人によってモノサシが違うこともあります。

が、昔も今も変わらず、年賀状に関しては「喪中期間は出さない・受け取らない」という方が多いですよね。

喪中はがきをもらったら、こちらからも出さないようにしますもんね。

でも喪中はがきですべての人を網羅できるわけではなく、ときには「喪中はがきを送り忘れた!」「その人から年賀状が来た!」ということも。

喪中期間は「年賀状を出す」「年賀状をもらう」どちらもダメだと思っている方も多いと思いますが、実は間違い。

喪中はあくまでも「こちらからの年始の挨拶は控えます」というものなので、受け取ることは問題ありません。

受け取ることはマナー違反ではないので、年賀状が来た場合はありがたく受け取っておきましょう。

チェック喪中だけど年賀状が欲しい!それもOK

中には、喪中だけど年賀状を送ってほしいと思う方もいますよね。

年賀状は一年に一度の楽しみでもあります。

そんなときは喪中はがきに、「喪中だけど年賀状はぜひ送ってほしい」旨を書いておくのも方法の一つ。

こちらからの年賀状は出せないことの謝罪もいれておきたいですね。

喪中に受け取った年賀状に返事は必要?寒中見舞いで返信するとスマート

さてでは、喪中に受け取った年賀状には、返信が必要なのか?

これは普通の年賀状と同様に、返信はきっちりと行うのがマナー。

喪中だと知らない相手方にとっては、「年賀状を出したのに返ってこない」というのはさみしいですしね。

この返信は、寒中見舞いでするとスマートです。

寒中見舞いの使い方
・喪中で年賀状で返信できない場合

・年賀状を出すのが遅れてしまいそうな場合

・年末年始の帰省のお礼など

寒中見舞いはいろんな場面で使える便利なもの。

知っておくと、役に立つ場面もありそうですよね!

寒中見舞いはいつまでに出す?

一般的に寒中見舞いは、松の内(1月7日)が明けてから立春までの間に出します。

立春の日は年によって変わりますが、だいたいは2月上旬。

寒中見舞いを出すのは、1月8日~2月上旬くらいまでです。

投函は、1月下旬までを目途に行うといいのではないかと思います。

年末に不幸があった場合などは、いろいろと慌ただしくなりますし、年賀状の返信をという気分にはなれないかもしれません。

「寒中見舞いの時期に間に合わなかった…」

そんな場合には、余寒見舞いを送るのも方法の一つ。

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余寒見舞い…立春(2月上旬)が過ぎ、まだ寒さが残っている時期に送る

立春~2月末くらいまでに送ることが多いですが、寒い地域の場合は3月上旬くらいまでは大丈夫かと思います。

喪中に受け取った年賀状の返信はメールでもOK?

最近は年始の挨拶をメールやラインにする人も多いです。

ですが、ハガキで受け取った年賀状への返信は、ハガキで行ったほうがより丁寧です。

相手との関係性によっても変わると思いますが、相手方がわざわざハガキで送ってくれているのを考えると、こちらからもハガキで送ったほうがいいですね。

喪中に年賀状が来た場合の寒中見舞いの例文

喪中に年賀状が来た場合の返信は、寒中見舞いで行うのがおすすめ。

では、その寒中見舞いにはどのようなことを書いて返信すればいいのでしょうか。

基本的な構成は

・年賀状をもらったことへのお礼

・喪中のため、返信が遅くなったことのお詫び

・相手への一言

このように書いていくと、要領よくまとめることができます。

例文


寒中お見舞い申し上げます。

このたびは、丁寧な年始のご挨拶をいただきありがとうございました。

昨年、私の祖父○○が亡くなり、服喪中につき年始の挨拶を控えさせていただきました。

本来であれば欠礼のご連絡をしなければいけないところ、行き届かずに申し訳ありませんでした。

厳しい寒さが続いておりますので、ご自愛ください。


寒中お見舞い申し上げます。

このたびは、とても素敵な年始状をいただきありがとうございました。

大きくなられたお子様の写真を拝見し、思わず笑みがこぼれるほどでした。

私事ではございますが、昨年の春に祖母○○が亡くなり、年始の挨拶を控えさせていただきました。

ご連絡が遅くなってしまったこと、申し訳なく思っております。

寒い日が続きますので、お子様も○○様も体調にお気を付けください。

また来年、明るい笑顔のご家族の写真が届くのを楽しみにしております。


寒中お見舞い申し上げます。

このたびは、丁寧な年頭の挨拶状をいただきありがとうございました。

昨年、祖父○○を亡くし、服喪中につき年始の挨拶を控えさせていただきました。

旧年中にご連絡しなければいけないところ、年を越してしまい大変申し訳ありませんでした。

今後も変わらずお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛ください。


喪中に書く年賀状の返信の注意点

基本的には、自分と相手方の関係にあった言葉選びをして書けばいいと思いますが、いくつか注意点があります。

気にしない方もいますが、受け取った方によっては「ん?」と思われることもあるので、知っておくといいかなと思います。

二重言葉は使わない

身内の不幸は「繰り返したくないこと」なので、二重言葉は使わないようにしたほうが無難です。

「ますます」「いよいよ」「だんだん」

普段の手紙ではよく使う言葉もあるので、文章を決めたら一度チェックしてみたほうがいいかも。

無意識に使っている場合もあります。

おめでたい言葉は使わない

「おめでとう」という言葉を使わないということは周知されていますが、それ以外にもおめでたい言葉が。

・年賀状:「賀」がおめでたい言葉なので使用せず、「年始の挨拶状」「年頭の挨拶」などに変える

・「おめでとう」「お慶び」などの言葉も使わないようにする

まとめ

・喪中でも年賀状を受け取っても良い

・喪中に受け取った年賀状には返信する

・返信は寒中見舞いや余寒見舞いで行うと良い

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