夏が近づくと、小学校では水泳の授業が始まります。
わが家の地域の小学校では、6月の中旬がプール開き。
「まだ寒い…」と言いながらの水泳授業ですが、私の時代との違いに驚くこともたくさん。
一番ビックリしたのは、「授業で先生は泳ぎ方を教えない」ってことです。
地域差なのか学校差なのかは分からないけど、家庭での対策が必要ってことですよね。うむ。
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小学校の水泳の授業で先生は教えてくれない?
私は今、クロールと平泳ぎくらいならまぁ普通に泳げるかなというレベル。25メートルは泳げる。
特にスイミングに通っていたってことはありませんが、学校の授業でこのくらいならできるようになりました。
でも、今小学校に通っている子どもに聞くと「学校で教えてもらえるわけないじゃん」
いやいや、待ってくれよ。学校で泳ぎ方を教えてもらわないなら、水泳の授業は何やってんだ?と。
半信半疑ながら、公開授業のときに水泳をしているクラスを見てみるとやっぱり。
「水泳授業」というよりは、プールで遊んでいるというほうが合っているかもしれない。
どちらかというと、「水慣れ」「水遊び」に近い印象を受けました。
学年にもよるんだと思いますが、中学年のクラスでは子どもたちが2グループに分かれていて、泳げる子はコースを使って泳ぎ、泳げない子は水遊びっていう。
どう考えても「泳げない子を泳げるようにする」っていう雰囲気ではなかったんですよね。
もちろん
・水が苦手で泳ぎ自体が嫌いな子もいる
・溺れたりという危険があるので先生の指導が大変
こういう理由もあるんでしょうけど、指導要領を見て少し納得。
≫≫鹿児島県総合体育センター『学習指導要領の趣旨に基づいた 授業づくり』【PDF】
基本的に、目指しているのは中学校1年~2年で初歩的な泳ぎ方ができること。
小学校高学年になってから、クロールや平泳ぎの指導に入り、それまでは水慣れや水遊び、進んでも「浮く」「もぐる」がメインになってるようです。
もちろん、地域によって違うと思うので一概には言えないですが、うちの子が行っている小学校を見る限りでは、間違った基準ではないのかなと思う。
だって、小学2年でやっていた水泳の授業内容は「プールの中で走ってみよう」でしたから。
これは、「先生は教えてくれない」というよりも、親と小学校との目指すレベルの違いかなと思います。
親はやっぱり、低学年からでも泳げるようになってほしいものだし、自分の小学校時代を考えて「それが当然」だとも思ってますしね。
小学校のプールは夏休みでもほぼ開放しない
私の頃は、夏休みの小学校のプールってほぼ毎日開放されてたんですよ。
というよりも、行かないといけなかったんですよね。「特別練習」とか言って。
でも、うちの子の小学校では、夏休みの開放日は学年ごとに2日だけ。
1年と2年、3年と4年っていうふうに2学年ごとになっているので、全部で開放日は6日。
違う小学校の友だちに聞いてもそれくらいなので、そんなものなのかもしれないですけど。
でも、少ない。
学校によっては極端にプールの時間が多い場合も
わが家は転勤族なので、今までにいろんな地域に住んできました。
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それで思うのは、学校の水泳への関心度というか対応というか。
地域や学校によってかなり差があります。
前に住んでいた地域の隣の学区では、海を遠泳させるっていう学校もあったんですよ。
〇〇メートルどころじゃないですよね、キロ単位です。
苦手な子にとっては苦痛でしかなかったと思いますが、それなりには泳げるようになったそうで。
・教えすぎるほどに教えるか
かなり両極端ですが、地域によってはこういうこともあるみたい。
小学校の水泳では泳げない?子どもがプールで泳げるようになるには
何はともあれ、保護者が小学校の水泳授業について文句を言うわけでにはいかないですしね。
・小学校の水泳では保護者が思うレベルまで泳げるようにはならない
これを前提にするとやっぱり、家庭でどうにかしなきゃってなるんですよね。
子どもにさせている習い事ランキングでは、常に上位に位置しているスイミング。
人気を集めたのは、上位から「水泳」「英語・英会話」「ピアノ」「書道」。
「水泳」は習い事をしている子どもの4割以上が習っていると回答。
体力をつけるためとか、喘息を治すためっていう理由もあるようですが、「学校では教えてくれないから」というのも、水泳を習わせる理由として上位にあがるようです。
と言っても、習わせるにはお金が必要だし、そもそも子どもが習いたがるかどうかは分からない。
(´・ω・`)「でも最低限は泳げるようになってほしい!」
そんな場合は、長期休み中の短期教室を利用すると上達しやすくなります。
子どもって、週1で通うよりもギューっと短縮して濃く習ったほうが、成果が出やすかったりします。
夏休みのプール短期教室は最低5日間は行こう!上達は3日目から始まる
わが家では、水泳は短期教室を渡り歩いてなんとかしてます。
4年の上の子は、クロールと平泳ぎ、背泳ぎをマスターして次の教室ではバタフライ。
1年の下の子は、今からクロールに入るとこ。
春休みと夏休み、冬休みと、年に合計3回の短期教室に通わせています。
んでですね。
今まで何回も短期教室に通わせて思うのは、「習い事としてスイミングをしてない子は5日は行ったほうがいい」ということ。
2日コースとか3日コースとかあるんですけど、上達させたいなら間違いなく5日以上ある方がいいです。
しかも、連続して5日のほうが絶対にいい。
なんとなくですが、劇的に上達するのは3日目以降のように思います。
短期教室の場合、最初はウォーミングアップからなので、新しいことができるようになるには日数がかかります。
まとめ
小学校では水泳を教えてくれないとはいうものの、驚くのはそれでも泳げる子が多いということ。
スイミングをしている子が、いかに多いかっていうことですよね。
楽しめればいいというのであれば、学校の水泳だけでも十分かなと思います。
ちゃんと「中学校に初歩的な泳ぎができる」ということであれば、海に行っても大丈夫でしょうしね。
逆に、求めるレベルがもっと高いのであれば、家庭での対策が必要です。
親が教えるなり、水泳教室で習うなり。
「ここまで泳げるようになりたい」という目標値を設定しなきゃかもですね。
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