2月8日は針供養の日。
折れたり使えなくなったりした針を供養して、お裁縫の上達を願う日です。
お裁縫があまり得意じゃない私としては、あやかろうかなっていう感じもありますが、この風習ってそこまでなじみがあるものではないんですよね。
「針供養って何するの?」「どうやってするの?」などなど。
子どもにもぜひ教えておきたい日本の風習である針供養。親はしっかりと知っておきたいですよね!
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針供養はなぜするの?何するの?理由は?
昔の人は、着るものや身の回りで使う布類などを、すべて針と糸を使って自分で作っていました。
たぶん、今の40代前後くらいの人の中には、祖父母が着物縫ってたって方もいるんじゃないでしょうか。
針供養は江戸時代初期に始まったといわれており、この日にはみんな針仕事はお休み。
折れた針に感謝をして淡島神社にお供えをして、お裁縫の上達を願ったといわれています。
針供養で使うのは豆腐やこんにゃく
針供養として代表的なのは、豆腐やこんにゃくなどのやわらかいものに針をさして、針をねぎらうというもの。
この豆腐やこんにゃくを川に流したり、折れた針を集めて紙に包み海に流す風習がある地域もあります。
なぜ針供養で豆腐を使うの?
針供養に豆腐を使う理由は諸説あるようですが
・豆腐のような色白な美人になる
・まめ(豆)に働くことが大事(大豆)
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と言われています。
針供養を行うのはいつ?
針供養は、「2月8日」「12月8日」地域によって違いがあります。
一般的に、関東は2月、関西は12月と言われていますが、これってなぜ?と。
これは農業に関係してるんですが、2月8日は農業の事始めの日で、12月8日は事納めの日。
この「事」というのを「新年」と解釈する場合は、12月を事始めとし2月を事納めとするよう。
こういう解釈が関東の一部でされているため、地域によって日にちの差ができるっていうことですね。
ちなみにこのことを「事八日」と呼びます。
事八日でもあるので針供養の日に食べるもの
前述したように、針供養の日は事八日でもあるんですね。
そのため『お事汁』という、大根やサトイモなどの根菜をふんだんに入れた味噌汁を飲んで、魔よけをする風習もあります。
また地域によってはニンジンや大根、芋などを使った煮物を食べる場合もあるようです。
針供養を行っているのはどこ?
針供養は全国で行われているようですが、わが家の周りではあまり聞いたことがないんですよね。
単に意識していなかっただけかもしれないですが、どこに行ったら針供養ができるの?
ということで調べてみました。2018年12月現在です。
・東京都:浅草寺淡島堂
・東京都:鐵砲洲稲荷神社
・愛知県:若宮八幡社
・京都府:法輪寺
・大阪府:太平寺
・大阪府:本願寺堺別院
・和歌山県:淡嶋神社
・福岡県:淡島神社
・福岡県:警固神社
近くにある場合はぜひ針供養に行ってみてくださいね。
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