小学校の卒業式では、女の子の袴姿を見かけることが増えてきました。
うちの子の小学校でも、女の子の3分の1くらいが袴を着ます。
袴を着る場合に悩むのは「ブーツにする?」「草履にする?」という足元のこと。
それぞれのメリットやデメリット、選び方のポイントなどをまとめてみました!
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小学校の卒業式の袴の足元は草履よりブーツが主流?基本的な選び方は
小学生の卒業式の袴については、以前から賛否両論があります。
「トイレに行きにくい」「先生の手間が増える」などなど、着慣れない服装のため、子ども自身でできないことが増えるのがその要因になっています。
ですが、この数年で卒業式に袴を着る子の人数は増加。
有限会社きものと宝飾社によると、
着用者となる現在小学校6年生の総数は100万人、その半数である女子50万人の12.7%が袴を着用するとして、その市場規模はおよそ7万人。
引用:有限会社きものと宝飾社
2015年では全体の5.8%だった女の子の袴着用者が、2017年には12.7%に増加。
10人に1~2人は、袴を着て卒業式に出席しているということになります。
ではその中でどれくらいの割合が袴&ブーツなのかというと、
どの年度もおよそ草履が6割、ブーツが4割ということがわかります。
引用:袴レンタル『さがの館』
ただレンタルに関しては、ブーツには在庫限度があるそう。
草履とブーツの割合は半分ずつくらい、というのが、実情に近いのではないかと思います。
卒業式の女の子のブーツを選ぶときに注意したい点
さてまず意識しておきたいのは、小学校の卒業式は大学生とは違うということ。
大学生であればきっと、卒業式後に友達同士でそのまま遊びに行くこともあるかもしれませんが、小学生の場合は違いますよね。
おそらく、卒業式のときに着る服のままで外出することは(写真スタジオなどを除き)ないのではと思います。
そのため、小学生の卒業式のブーツ選びでは、見た目はもちろん重要ではあるものの「歩きやすさ」「着脱しやすさ」などの履き心地面も重視しないといけません。
卒業式ブーツの歩きやすさ
歩きやすさが計りやすいのは、まずはヒールの高さ。
袴姿でのブーツはやはり、ある程度のヒールがあったほうが見栄えが良いです。
大人用の袴ブーツのヒールは、7センチ前後で販売されることが多いですよね。
ただ7センチのヒールって、小学生にとってはけっこう高いです。
写真を撮るだけならいざ知らず、学校への行き帰りや校庭での友だちとの写真撮影などを考えると、子どもへの負担は大きいのではないかと思います。
途中で転んでしまって袴が汚れたり破れたりしてしまうと、せっかくのハレの日が台無しになりかねませんもんね。
ヒールは高くても4センチほどに、ヒール部分が太く安定しているものを選ぶようにしましょう!
また、つま先の形も要チェック。
大人用の袴ブーツは、つま先がシュッととがっているものも多いですし、見栄えもいいです。
ですが、ヒール+とんがったつま先は、大人でも歩きにくさを感じてしまうほど。
足の形によっても違和感は異なりますが、つま先に余裕があるものを選んであげると楽ちんかなと思います。
卒業式ブーツの着脱しやすさ
式を行うのは体育館なので、子どもたちはブーツを脱いで体育館シューズに履き替え、帰宅時にはブーツを履きなおします。
当日のスケジュールによっては、加えて何度か着脱を繰り返すこともあるかもしれません。
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履き慣れない編み上げブーツは、脱ぐのにも履くのにも、予想以上に時間がかかってしまうもの。
子どもの卒業式用のブーツは、サイドジップがついているもののように、開口部が広くあけられるものを選んであげるといいかもです。
普段使いできるブーツでもOK
小学生の卒業式用のブーツは、実際に履くのは学校の行き帰りだけ。
そこから袴姿で遊びに出かけることはほとんどないと思うので、袴&ブーツ姿でいる時間てとても短いです。
そして、袴の定番である編み上げブーツは、普段使いがしにくいんですよね。
大人だってそうなので、子どもの洋服に合わせるとなるとよっぽど合わせにくいです。
卒業式用と割り切るのならそれもヨシですが、普段使いできることを条件に選んでもOK。
編み上げブーツでなくても、つま先が丸いものでも、子どもが着るとかわいいものです。
親と子ども、両方の価値観を考えつつ選ぶといいですね!
防寒対策しやすいのはブーツのメリット!
ブーツのメリットの一つは、防寒対策がしやすいこと。
タイツに靴下を重ねて履くこともできるので、その日の気候によって防寒しやすいです。
寒い地域の方は、靴下を重ね履きすることを考えて、ワンサイズ大きめのブーツにしてもいいかもしれませんね!
卒業式の袴は草履でも素敵!草履のメリットって?
うちの子の周りでは、袴&ブーツが人気。
小学生女子に人気のブランドの袴姿はブーツであることも多く、オシャレなイメージがありますもんね。
ですが、袴に合わせた草履もやっぱり素敵です。
草履に合わせた袴の丈は上靴にピッタリ
一般的に袴の着付けは、草履のときよりもブーツのほうが短めに着付けをします。
これは、足首の少し上のあたりまでブーツを見せたほうがバランスが良いため。
一方で草履の場合は、足首の下のラインくらいまでを目安に丈を決めます。
草履のときの袴の丈は、上靴を履いたときにもピッタリなんですよね。
卒業式は体育館で行われることがほとんどなので、子どもたちは体育館シューズや上靴を着用します。
ブーツに合わせた袴の丈は、上靴姿になると短さが目立つ気もします。
卒業式当日、一番長い時間履いているのは上靴。
写真を撮る機会が多いのも上靴姿ではないでしょうか。
その姿が一番きれいに見えるのは、草履を履くときの袴の丈なのではないかなと思います。
草履はこの先ずっと使える
草履のサイズって、靴と違って大まかになっています。
23センチ!とかピンポイントではなく、ざっくりと21~23とかそんな感じ。
そのため、6年生くらい大きくなっていると、大人サイズをそのまま履くことができる子も多いです。
つまりそれって、今後の十三詣やお正月の晴れ着、親戚の結婚式に着る着物などにも使っていけるということ。
長期間使えることを考えると、とてもコスパはいいです。
高価なものを選ばなければ、価格も3000円~5000円ほどで見栄えの良いものを見つけることもできます。
流行りに左右されないものなので、無駄にはならないのではないかと思います。
防寒対策しにくいのは草履のデメリット
草履には足袋を履きますが、足袋って防寒対策がしにくいんですよね。
裏起毛になっている足袋もありますが、足元が外気に触れるので、気候によっては冷たく感じることも。
レギンスを履くなどして、しっかりとした防寒対策を。
また、慣れない草履だと足が痛くなってしまうこともあります。
鼻緒があたる部分にばんそうこうを貼っておいたり、鼻緒カバーをつけるなどして対策を。
卒業式前には、何度か履いてみるようにするといいですね!
だんだんと、痛くなりにくい歩き方が分かってくるのではないかと思います。
草履の痛みが心配な方はこちらも参考にどうぞ!
≫≫草履が痛いから嫌がるときの対処法。履きやすいのはどう選ぶ?
まとめ
わが家は袴を着る予定なんですが、おそらく足元は草履にするだろうと思います。
ブーツと草履、どちらを選んでも良い思い出になると思うし、好みによるところも大きいです。
わが家の場合は、家に草履があるからという理由だけ。
ブーツ姿は、写真館でお願いしようかなと思っています。
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