子どもの初めての卒業である幼稚園の卒園式。
このころの子どもの成長率ってものすごく高くて、「入ったときはまだ赤ちゃんだったのに…!」
今までのことが頭を駆け巡って、もう涙が止まらなく…なったりしないこともあります!
子どもが大きくなってくるにつれて、卒業式で親が泣く率って減ってくるんですが、卒園式ではけっこう多いですよね、涙する親御さん。
周りがみんな泣いていると、「泣いていない私、おかしい?」と思っちゃうかもですが、特にそんなに変ではないよっていう件。
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幼稚園の卒園式で泣かない親は本当に変なのか?
気持ちの表現方法は「泣く」というだけではないので、みんなが感動して泣いている場面で泣かないからといって、それがおかしいなんてわけないです。
周囲を見渡して自分だけ泣いていなかったら「泣かなきゃいけない⁈」っていう気になるかもしれないですが、そんなところに気を使う必要はないのかなと思いますしね。
「恥ずかしいから涙をとめたい」は分かりますが「泣かなきゃいけないから涙を出そう」ってのは違いますよね。
さて、わが家には二人子どもがいまして、どちらも小学生です。
二度の卒園式を経験してきたわけですが、
下の子の卒園式:我慢してたけどわりと泣いた
一般的には「第二子のほうが泣かない」と言われる中、私はまったく逆だったんですよね。
その理由は、それぞれの子がどういう幼稚園生活を送ってきたかっていう違いがあるからです。
卒園式で親が泣く理由はさまざま。私が泣いた理由は「成長を感じたから」だけではない
卒園式で親が泣く理由は1つではありませんし、みんなが同じわけでもありません。
とはいえ
・あんなに小さかった子がこんなに大きくなって…
・小学生になったら少し手が離れちゃうな…さみしい…
こういう感じで涙する親御さんはわりと多いと思うんですね。
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前述したように、私、上の子の卒園式ではほとんど涙を流す場面がありませんでした。
なんでかって、上の子に関してはほぼ心配のない幼稚園生活を送ってきたからです。
わが家は転勤族で、上の子は途中入園だったのでそこらへんのトラブルはありましたけど。
それ以降はたくましくなって、親が心配するようなことはまるでなく、小学校入学も不安な点はありませんでした。
だから純粋に、あー喜ばしいなぁと。嬉しいなぁと。
児童が歌うシーンでは少しうるっとしましたが、そのくらいです。
でも下の子のときは、わりとずっと涙を我慢している状態だったんですよね。
ハンカチは常に右手に持ってるよ!的な。鼻水出るから手放せないぜ!的な。
その理由は、幼稚園でのトラブルの種がわりかし多かったからです。
あまり合う友だちがいなかったっていうのもあり、控えめな性格でいじわるされることもあったりで、年長の1年間はとくにヒヤヒヤしてばっかりだった。
幼稚園は子どもと親の距離が近いので、そのトラブルを目の当たりにすることもあったんですよね。
やっと幼稚園が終わった!合わなかった子とは小学校が別だから、これでトラブルともオサラバだ!
すごくほっとして、んで、うちの子もよく頑張ったよなぁとか思っちゃって、卒園式ではよく泣きました。
小学生になったら解決するってわけではないんですけどね、なんかものすごく安心しました。
私みたいに「幼稚園から離れられて嬉しい」っていう泣きパターンは、オーソドックスなものではないと思います。
感動理由がそれかよっていう。
涙の理由が何なのかなんてだれにも分からないですしね。泣けばみんなと同じで正しいなんて図式は成立しないです。
卒園式で涙が出ないのは子どもを愛していないからではない…ってことはみんな知ってる
泣いてなかったりするとですね、「泣いてないじゃーん」とか言われることがあるんですよね。
これ別に、泣いてないことを非難しているわけではなく、話のネタとして言ってるだけだとは思いますが、言われたほうとしては「泣くべきだった…?」と思わないでもない。
(‘Д’)「感動してないわけじゃないんだけどなぁ」
(‘Д’)「成長を喜んでないわけじゃないんだけどなぁ」
そういうのはどのママさんでも分かっていることなので、気にしなくても大丈夫です。
卒園式には、泣くシーンと涙が止まるシーンがあります。
感動したけど涙が止まっちゃったとか、よくある話ですしね。
ゆかりの何もない来賓の方の長い長ーい話を聞いていると、うそみたいに涙が止まるっていう。
涙が出るか出ないかが愛情の深さのものさしなわけではないですし、自然にまかしておけばいいんじゃないかと思います。
幼稚園の卒園式は一度きり。
泣くか泣かないかってそんなことよりも、子どもの一度きりの行事を見逃さずにきちんと見届けることのほうが重要です。
「がんばったね!」と声をかけてあげられるように、しっかりと見てあげてくださいね。
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