わが家はガッチガチの転勤族です。
うちは子どもが2人いるんですが、今回は次女の話。
次女は今までに一度、幼稚園を転園してます。ちょうど年中が始まる時期です。
次女はわりとマイペースというか、のほほんとしていて、どちらかというと人付き合いに積極的なほうではありません。
転園してから数ヶ月、馴染めない、仲間はずれなどなど、いろいろあった話。
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幼稚園を転園したら馴染めない…最初はただただ不安だった
もう次女は小学生になりまして、「今思うと」です。
今思うと、転勤がきっかけで引っ越しして、バタバタのうちに決めた幼稚園。
全てに不満なく、つつがなく暮らせるわけがないんですよね。
最初の幼稚園は、そりゃあもう、しっかりとリサーチして自分の考えと子どもに合った園を選ぶじゃないですか。
いくつも見学に行ったし、プレにも参加したりね。
幼稚園の雰囲気も、先生の構成もそれなりに把握した状態で入園します。
でも、転勤きっかけの場合は、まるで違いますよね。
「とりあえず近いから」「空きがあったから」そういう実務的な理由で選ぶことがほとんど。
だって、時間ないんだもん。
だって、土地勘ないからどこを選べばいいか分からないんだもん。
わが家の場合も、近くて空きがあったから、その幼稚園に入りました。
でですね。もうまったく馴染めなくて。
徒歩通園だったので、幼稚園内での様子を見ることも何回かあったし、最初は見るようにしてたんですけどね。
もうまったく馴染めてなくて。
最初は「はじめだしこんなもんかー」だんだんと「いやいやいや、大丈夫か?!」と。
なんせ、お友達との交流がまったくない。入り込もうとする気配すらない。
土いじったり、ただ立ってたり、ホントにただそれだけなんですよ。
不安しかなかった。
そんなとき、やっぱり必要なのは幼稚園の先生に相談してみることだと思います。
良くも悪くも、幼稚園は子どもの園生活に親が介入できる場所です。
私が先生に聞いたとき
(・∀・)「問題ないですよー様子を見てるんだと思います」
たしかに、子どもに聞いても「幼稚園、普通だよ」と。
「楽しい」とは言わないけど、「行きたくない」とも言わない。
わが家は、長女も同じく小学校で馴染めない時期があったんですよね。
そのときに決めたのは、家が子どもにとって居心地の良い場所にしようということ。
幼稚園児の場合はまたちょっと違うのかもしれないですが、
「馴染んでいない」という状況は、この子にとって必要な時間なのかもしれない。
そう思うようにしました。
幼稚園を転園して仲間はずれにされたこともあった。子どもの解決法は
しばらくしてから、担任ではなく補助の先生から、職員室によく行っているということを聞きました。
どうやら、自由時間にはすぐ職員室に向かっている様子。
職員室には事務の先生がいるんですね。そして絵本が数冊用意されてるっていう。
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事務の先生いわく
「最近はよく来ています。」
「私には見せませんが、たまに泣いていることもあります。」
ダイレクトに「何があったの?!」と聞いてもきっと言葉が見つからないだろうと思って、
少しづつ何日にも分けて、子どもから話を聞くと、どうやら意地悪をされているようでした。
特定の子に、「〇〇ちゃんは入らないで」「あっち行って」などなど。
そうか、それを踏まえての「泣いていることもあります」なのか。
子どもがかわいそう、ということよりも、うちの子はこんな表現しかできないのかっていう。
悲しいことがあったとき、こういう方法でしか悲しさを表せられないのかっていう。
それが何よりもつらかった。
ただ、次女にとっての逃げ場所があったのは良かったと思う。
「ママが言おうか?」という私の言葉に「自分でなんとかするよ」という次女。
「自分でなんとか」って、その年齢でどうやってなんとかするんだよ!とか思いましたけど。
一連のことを子どもに内緒っていう体で先生に伝えて、見守ってもらうことにしました。
うちの場合はこのときの「なんとかする」というのが、幼稚園に慣れるきっかけになりました。
幼稚園を転園して慣れるまで4ヶ月。夏休みが始まる頃には友だちができた
子どもに遠回しに聞いてみたり、先生からコソッと教えてもらったり。
そこでわかったのは、仲間はずれにされたときの「自分でなんとかする」というのは
「ちゃんと言い返せるようにするから」ってことだったようです。
「〇〇ちゃんは入らないでー」「なんで?」
「〇〇ちゃんには貸さないー」「なんでいじわる言うの?」
まだ年中なので、「なんで?」と言われても答えがあるわけでもなく、最終的には謝ってくれたと。
その後もいじわるをされるたびに「イヤなんだけど」「なんでそんなことするの」を連発していると、
そのうち言われることもなくなり、夏休みが始まる頃には普通に遊べるようになってました。
仲良しってほどではないですけどね、嫌がり合うような仲でもないです。
後々話を聞くと、いじわるのきっかけは、うちの子のマイペースな性格だったようです。
のほほんとしてますし、自分の好きなことしかやらない性格だったので、合わなかったんでしょうね。
それで仲間はずれにすんなよって思うけど。
夏休みが終わってからは「〇〇ちゃん、心を開くようになりました!」と言われはじめ、
自分に合ったお友達も何人か見つけてくるようになりました。
次女の場合は約4ヶ月。
子どもによってはもっと早く慣れる子もいるのかもだし、もっと時間がかかる子もいるかもしれない。
でも子どもは子どもなりに、自分の居場所を探してるんだなって思いました。
まとめ
転園後の子どもって、すぐに慣れちゃう子もいれば、うちみたいに馴染めない子もいて。
本当に個人差や性格の違いをものすごく感じます。
親としてはね、すんなりと馴染んでお友達を作ってってしてくれたら安心なんですけどね。
馴染めない子どもはその子なりに、いろいろ考えてるんだと思います。
その考えてる時間がきっと大切なんだろうとも思うわけです。
幼稚園児はまだまだ幼いので、親の介入が必要なときだってありますが、子ども自身が考えている時間もまた必要なんだと。
きっとそのときの「つらかった」「悲しかった」も無駄なことは何もないんだろうと。
今になって思う。
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