転勤族は住宅ローンを2軒目に買う家でも借りられるのか?実体験レポ

わが家は現在、以前住んでいた地域の持ち家を賃貸に出しています。

もう戻れる見込みがないうえに、子どもがもう移動させるにはちょっと厳しい年齢になりました。

上の子が中学受験をしたこともあり、とりあえずこの先10年弱くらいはこの地域で暮らすことになるんだろうな。

ということで、今の地域に2軒目の家を購入したわが家なんですが、「2軒目なんてローン通るの?」と思われる方も多いのではないかと思います。

わが家が2軒目の家を購入する際にくんだ住宅ローンの話です。

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転勤族は住宅ローンを2軒目でも借りることができるのか?実体験レポ

2軒目の家を購入を検討し始めたとき、一番ネックになったのは住宅ローン

(いや、ほんとのことを言えば資金計画のほうがネックではあったのだけども)

住宅ローンはあくまでも自己居住用の住宅購入のためのローンであり、だからこそ金利が低く設定されています。

本来であれば、賃貸に貸している家に住宅ローン金利を適用することもグレーゾーンなんですよね。

わが家の場合は事情を説明したうえで目をつむってくれたのだと思いますが、金利が変わってしまうこともあるのかもしれません。

そういう前提があるローンなので、もちろん2軒目の住宅ローンを借りるのは基本的には不可能です。

1世帯1軒を原則にしている住宅ローンでは、子どもが住むなど親族用の家だったり住み替えで二重にローンを組む場合だったりと、特別な事情がない限りはくむことができません。

持ち家を賃貸に出している転勤族が、今の地域で2軒目を購入することは想定していないんですよね。そりゃそうだ。

ですがネットを探してみると、わが家と同じような状況で2軒目の住宅ローンを借りている方がちらほら。

なんと、3軒目まで住宅ローンで借りている方まで発見しました。

その方がセカンドハウスローンと呼ばれる2軒目用のものではなく、一般的な住宅ローンを使っていたのも衝撃でした。

(‘ω’)「2軒目も住宅ローンでいけるの?どうなの?」

(‘ω’)「とりあえず、不動産屋さんに聞いてみるか」

住宅相談カウンターみたいなとこに行って、残債と予算などの大まかな事情を話した結果、「いけるんじゃないですか?」と。

マジで?

結局、目ぼしい物件が見つかった段階で仮審査を行い、1軒目の住宅ローンがあることを伝えたうえで審査が通りました。

しかもその段階で提示された金利は、その金融機関の限界ギリギリの金利+0.1%くらいの低金利。

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時代が違うことももちろんありますが、1軒目を借りたときよりもかなり好条件です。

持ち家賃貸中の転勤族が2軒目の住宅ローンをくめた理由とは

私としてはこうもあっさりと2軒目の住宅ローンが組めてしまい、ラッキーではあるんですが、腑に落ちない部分もありました。

1世帯1軒のはずなのになぜ?と。

だから、銀行担当者や不動産担当者に細かく聞いちゃいました。

まず前提として、旦那さんの勤続年数や会社の信用度、年収などはありがたいことに問題なし。

そのうえでです。

1軒目と合わせたローン総額が一般的な住宅ローン額だった
なんだかんだ、これが一番大きかったのかもしれません。

わが家は1軒目も2軒目もそんなに高い物件を購入しておらず、2軒目に関しては特に、住宅としては安いとまで思える額です。

1軒目と2軒目のローン金額を合わせても、今住んでいる地域の新築戸建ての金額よりもずっと少ないです。

年収と換算して、どちらのローンも支払っていけると判断してもらえたのかも。

賃貸に出している持ち家で利益が出ている
固定資産税や修繕費積立を考えるとわずかなものではありますが、賃貸に出すことで利益が発生しています。

つまり、ローン支払い額よりも賃貸収入の方が多いってことですね。

これについては家賃振り込みがある通帳のコピーと、実際のローン支払い額の書類を提示しました。

安定して賃借人が入居している
これはもう、客付けしてくれている業者さんに感謝です。

賃貸に出し始めてからもうすぐ10年になりますが、空き家だったのは2か月間のみ。

それも、退去が決定してから入居が決まるまでが2週間くらいだったので、本格的にドキドキしたのは2週間のみです。

賃借人が途切れずに入居していて、賃貸収入が安定しているというのも住宅ローンが通った要因の一つだったのだそうです。

さて、ここまでがわが家側の理由。

銀行側の理由としては、住宅ローン件数が欲しかったようです。

担当者いわくですが「今、住宅ローン件数が減っていて、1軒でも多く獲得したい。ただ2軒目ということなので、最低金利よりは上げています」

プラス0.1%の部分が、銀行が負うリスク分という解釈で良いのかなと思います。

転勤族の2軒目のローンは不可能ではない。検討しているならまず相談を

転勤族は、「持ち家のある地域に戻ろうと思っていたけど、結局戻れずに定住地を決めてしまう」という方が、少なからずいます。

わが家もこのパターンです。

金融機関によって違いもあるだろうし、今の自分たちの状況によっても変わってくるだろうとは思います。

ですが、「基本的には無理」ていうのは本当に「基本的に」であって、当てはまらないけど許される場合もそこそこあるのだと、今回の件で思いました。

今後の生活設計のために購入を考えているのであれば、相談をする価値は十分にあります。

まずは不動産屋さんに相談するのが敷居が低いのかなと思います。

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