年度末や四半期ごと、転勤族は辞令の有無によっては大移動を余儀なくされます。
知っている土地であれば住む場所選びだって簡単ですが、だいたいは一度も足を踏み入れたことがないような地域になっちゃうんですよね。あるある。
周りにその地域についての情報がない場合、私たち転勤族の主な情報源はインターネット。
今回は居住経験のある南大阪で、「転勤族家庭が住むならどこ?」をふまえた地域紹介をしたいと思います!
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大阪転勤なら定番は北摂!なら南大阪ならどこ?
「大阪に転勤!」と言うと、9割の転勤族が選ぶ地域は北摂。
北摂地域で代表的なのは、豊中市、池田市、箕面市、高槻市、吹田市などなど。
北という名称が入っているとおり、大阪市中心部から見ると北部の地域です。
これらの地域はいわゆる関西色が弱く、転勤族が集まりやすい地域でもあります。
一般的なイメージだと、上品、教育水準が高い、富裕層が多い、街がきれい、転勤族をはじめとする府外出身者が多いという感じ。
転勤族にとっては、非常に住みやすい地域だと思います。
しかし!
旦那さんの会社の場所によっては、素直に北摂を選べない環境の方だっていると思うんですよね。
会社が南のほうにあれば、北摂から電車で揺られて通勤が難しい場合もあるかもしれません。
「大阪転勤=北摂」が仕上がっているので、なかなか得にくい南大阪転勤の場合の地域選び。
私が住んでいた当時とは環境や状況が変わってきていると思いますし、タイムリーな情報ではないかも。
とりあえずは、「もしわが家が南大阪転勤で子どものために学区を選ぶなら」という前提です。
南大阪って具体的にどのへん?と思うじゃないですか。
明確に「ここからここまでが南大阪でここからは違う」という明確な線引きがあるわけではありません。
個人個人の感覚で、少しづつ違うんだろうなぁと思います。
路線図で言うとこんな感じ。
オレンジのとこから下。
市営地下鉄の路線図だからそら乗ってないか。すみません。
関西電力の地域図によると、こんな棲み分けが行われているようです。
まあざっくりと、堺市周辺の地域からが南大阪だと思っておくと大差はないかなと思います。
私が住んでいたのもその辺なので、堺市周辺をメインに。
堺市で転勤族が住みやすい地域
南大阪を考えるのであれば、堺市は外せない地域の一つです。
政令指定土地であり、人口や面積なども大阪市に次ぐ2番目の市です。
堺区・北区・西区・東区・南区・中区・美原区の7つに分かれていて、それぞれに特徴があるわけですね。
基本的に、海に近いほうにある堺市については、転勤族が住みやすい地域ではないだろうと思われます。
賛否両論あるでしょうけど、県外から来た人にとってはやっぱり大阪色が強い気がします。
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ということで以下、独断と偏見が多分に含まれていますが。
堺市北区
わが家がもう一度南大阪に住むのであれば、間違いなく選ぶのは堺市北区のなかもず周辺だろうと思います。
2路線使うことができ、大阪市内へのアクセスも非常に良い。
駅から少し離れたら公園も多く、最近は大きなマンションが立ち並ぶようになりました。
子育て世帯が非常に多く、転勤族が多いことでも有名な地域です。
金岡小学校や金岡南小学校は1000人を超える児童数で、マンモス校。
なかもず周辺で評判の良い小学校区を尋ねたら、だいたいこのどちらかは出てくるかなという感じです。
近くには白鷺公園という大きな公園があり、子どもの遊び場にも困らないです。
ただそういう人が集まる地域というのはやはり、賃料は高くなりがち。
南大阪は市内に比べると安いと言いますが、なかもずに関してはほとんど違いがありません。
堺市東区
中心地は、急行が止まる駅でもある「北野田」。
駅の東側には放射線状に伸びたきれいな街区があり、高級住宅街としても知られる地域もあります。
数年前にバブリーダンスで一世風靡した高校も、北野田駅から徒歩圏内です。
治安は悪くはなく、ゆったりとした住宅街です。
昔は東区のとある小学校に入るために引っ越してきていた人もいたようですが、今はそれほどでもないかなという印象。
古くから住んでいる人が多く、転勤族は決して多くはありません。
ですがおそらく、住み始めたら居心地がいいのではないかと思います。
駅から離れるほどに地元色が濃くなるイメージ。
堺市堺区
堺市の中心部でもある堺区。
デパートや商業施設も多く、特に堺東駅周辺は栄えている地域でもあります。
堺区といえば、転勤族として最初に思いつくのは三国丘ではないかと思います。
三国丘高校は府内でも有数の難関校で、ここを目指している生徒も多いはず。
三国丘中学校の通学区域である榎小学校と三国丘小学校は、やはり人気学区です。
ただ、家賃が高い!
堺市美原区
堺市の中でも唯一、鉄道が走っていない区。
人口も少なく、郊外の印象が強い地域でもあります。
車がないとアクセスは非常に不便で、そのため転勤族は少ないのではないかと思います。
堺市南区
中心部は泉が丘駅周辺。
デパートやビッグバンという大型施設もあり、生活はしやすいかなと思います。
駅周辺には大きなマンションが多いので、子育て世帯も多く住んでいるのではないかと思います。
ただ、転勤族がここを選ぶか?というと非常に微妙。
和泉市で転勤族が住みやすい地域
和泉市は最近になって子育て家庭がドッと増えた地域でもあります。
市内中心部へのアクセスは1時間程度かかってしまうので、その点は注意が必要です。
和泉市はけっこう広くて、市内のどちら側に住むかによってわりと色が違います。
中心駅は「和泉中央」「和泉府中」かなと思いますが、転勤族におすすめなのは和泉中央付近。
コストコやららぽーとなどの施設が近いというだけではなく、子育て家庭が多く、新しい世代への移り変わりが始まっているのも和泉中央駅付近かなと思います。
大きな病院もそれなりに近く、商業施設も多く生活には便利。家賃も安い。
公園も豊富なので、子どもの遊び場には困らないかなと思います。
ただ車は必須です。
大阪狭山市で転勤族が住みやすい地域
条例でパチンコ店やゲームセンターなどが建設できないことから、住環境の良さがうかがえる大阪狭山市。
狭山池は非常にキレイに整備されており、花見の季節には多くの人が訪れる地域でもあります。
遊具はないですが、子どもが遊ぶ姿をよく見かける場所。
財力が豊富なようで、子育て支援をはじめとした行政サービスも充実しています。
住みやすいだろうなぁとは思うんですが、転勤族が多いイメージはありません。
まとめ
あくまでも私ならですが、南大阪に転勤になって住むのなら、まずはなかもずの一択です。
もしもっと南に行ったほうがいいのであれば、和泉中央にするかもしれません。
どちらにしても、南大阪は大阪色が強く、方言も濃いです。
そればかりは慣れるしかないですが、住めば都率も高いのではないかと。
地域選びの一考になればです。
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