小学生の自由研究に自分の街の交通渋滞を調べてみよう!やり方とまとめ方

夏休みになると、子どもたちと車でお出かけをする機会も多いことと思います。

意気揚々と車に乗り込んでの外出、気になるのは交通渋滞ではないでしょうか。

普段なら嫌になる交通渋滞ですが、見方を変えると小学生の自由研究になることも。

ある意味、夏休みには身近に感じやすい自動車の渋滞について、考えてみるのはどうでしょうか。

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小学校の自由研究に自分の街の交通渋滞を調べてみよう!

わが家の家の前は、それほど大きな道ではないにもかかわらず、時間によってはかなりの交通量になります。

特に出勤時間帯の渋滞は激しく、駅までの道は信号が青になっていても進まないこともしばしば。

さてでは、交通渋滞って何が原因で起こっているのでしょうか。

いろいろな要因がいくつも重なって渋滞につながることもありますが、代表的なものは以下。

事故渋滞
これが一番、イメージしやすい渋滞の原因ではないかと思います。

路上で事故が起こり道路に障害物ができることによって起きる渋滞。

警察庁交通局の調査によると、令和2年度に起こった自動車による死亡事故と重傷事故の件数は約2万3千件。

単純な物損事故などを含めると、件数は倍以上になるのではないかと思います。

工事渋滞
こちらもイメージのつきやすい渋滞の原因。

工事が行われることで路上に障害物ができ、それによって渋滞が発生します。

2車線道路が1車線しか使えなくなったり、片側通行になったりと、ドライバーにとってはよくある風景の一つでもありますね。

交通集中渋滞
別名「自然渋滞」とも呼ばれます。

単純に、走っている車の量が多すぎることで起こる渋滞で、NEXCO東日本管内の調査によると、2018年に起こった渋滞の約73%がこれに該当するのだとか。

朝夕の渋滞やお盆や年末の帰省ラッシュなどは、交通集中渋滞に該当します。

上記であげた3つの渋滞のうち、そのときの状況によって細かな原因が異なるのが「交通集中渋滞」

信号が原因になっていることもあれば、右折車が多く直進車や左折車が先に進めなくなっていることもあるでしょう。

交通集中渋滞の原因を知りたい場合には、渋滞の先頭を見てみると分かりやすいです。

可能であれば、身近なところにある自動車渋滞の先頭を見つけに行ってもいいですね!

1か月のうち、5日や10日は道路が混みやすいと言われています。
配達や集金の車が多くなるからとのことですが、どこの地域でも同じことが言えるんでしょうか。
自分の住む地域でどのような変化があるのか、調べてみてもいいかもです。

小学校の自由研究「交通渋滞調べ」に必要なもの

カウンター(車の台数を調べるときに使う)

筆記用具(メモを取ったり集計結果をまとめたりするのに使う)

必要なのはこれだけ。

カウンターに関しては、100均にも売っているのでそれでもいいですし、スマホアプリなどで代用してもOK。

筆記用具は学校で使うもので大丈夫ですが、バインダーがあれば外での記録に便利です。

小学校の自由研究「交通渋滞調べ」のやり方

まず決めておきたいのは「何を主題に調べるか?」という点。

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子どもによって調べてみたいことはいろいろとあると思いますが、「家のまわりの渋滞マップを作る」というのが一番やりやすいかなと思います。

そのため、まずは周辺の道路図を作らなくてはいけません。

このときに作る道路図は、白地図のような広い範囲のものではなく、もっと狭い範囲でOK。

どのような車線になっているか、どの道が一方通行になっているかなどが分かりやすいように、道路を大きく書くようにしましょう。

やり方の順序は以下。

1.自宅の周辺などで混雑しやすいポイントを探す。

2.その場所を含んだ道路図を作成する。

3.調査をして、渋滞の様子を道路図に書き込んでいく。

これだけでは分かりにくいので、調査の方法を詳しく説明してみます。

調査の方法

この調査で知りたいことは、どの道路がどんな理由でどの時間帯に混雑するのか?ということ。

日にちや時間帯を変えて記録を取ることができれば、かなり有意義なデータになります!

その際、透明なシートを使うととっても便利。

まず道路図を作ったら、その上に時間ごとのデータを透明シートに色分けしながら記入して重ねていきます。

一番下に道路図があり、その上に午前8時のもの、そのまた上に午後3時のもの、というふうに。

いろいろな色が混じって濃くなった部分ほど、1日中渋滞している道路だということがわかります。

透明シートは100均にもありますし、なければ使わなくなったクリアファイルを切ってもOKです。

記録を取る際のポイントは、

・月日、曜日、時刻の記入を忘れないこと

・車が集まる施設などは道路図にチェックしておくこと

・信号や踏切があれば位置を道路図にチェックしておくこと

・右折信号があれば道路図にチェックしておくこと

曜日や時刻などの記入は、それぞれの透明シートに記入しておくとより分かりやすくなります。

小学校の自由研究「交通渋滞調べ」のまとめ方

まとめ方はオーソドックスな自由研究と同じで大丈夫かなと思います。

・調べようと思ったきっかけ

・渋滞する場所と原因の予想

・調査の方法

・調査結果

・分かったことや気づいたことのまとめ

調査結果は前述した渋滞マップだけでもいいですし、時間ごとの台数をグラフ化してもいいですね!

より深く調べたい場合には

・渋滞している車の内訳を調べる

・渋滞を防ぐための工夫を探してみる

・タクシーや配達業者の人はどんな渋滞対策をしているのか調べる

・渋滞時に、車で出かけるのと他の交通手段では時間に差があるのか調べる

その他、子どもがふと口にした疑問などを追及してみるのも面白いのではないでしょうか。

まとめ

身近な問題でありながら、自由研究の題材にすることの少ない交通渋滞。

しっかりと調べれば調べるほどに、とても貴重なデータにもなり、楽しく見てもらえるのではと思います。

その他の自由研究テーマについてはこちらからどうぞ!

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