わが家は絶賛現役の転勤族でして、旦那さんの定年退職まで数十年。
おそらく、ずっと「数年おきに引っ越し」生活が続きます。
うちの子にしても、出生地と幼少期と小学生である今、住んでいる地域はバラバラ。
もちろん、ある程度の年齢になれば定住しなきゃですが、中学校にあがるくらいまでは、父親の転勤についていく生活かなと思います。
転勤族はこういう生活なので、よくいわれるのが「地元がなくなる」ということ。
故郷がないって感覚と似てるでしょうか。
成人式、どの地域に行ったらいいか分からないみたいな。
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転勤族の子どもには地元がないのか?かわいそう?しかたない?
私自身はガチ転勤族じゃなかったので、引っ越しを繰り返す子供時代を過ごした人が言ってました。
「地元がないのはけっこう寂しい。転勤族のデメリットだ」みたいな。
どこだっけ、ネットだか雑誌だかだった気がしますけど、覚えられない年齢に差し掛かってるのでもうワケワカメ。
まぁとりあえず。
(´・ω・`)「小さいときからっていう友だちがいない」
(´・ω・`)「幼なじみもいない」
小さいときの思い出の場所も、大きくなれば地名すら思い出せないかもですしね。
永住者に比べて、過ごす場所の数や出会う人数は多くても、残る思い出は少ないんじゃないかって思います。
で、私は「地元に実家がない」という実家引っ越しパターン。
旦那さんはがっつり転勤族の子だったので、現在実家がある地域にはほとんど住んでません。
高校のときに住みはじめて、大学で下宿を始めたから。
双方とも、「一番想い出深い時期を過ごした場所に、実家はない」
この「実家がない」っていうのはけっこう大きくて、地元なはずなのに地元じゃない。
もはや「帰る」ではなく「旅行に行く」のほうが、しっくりするようになってしまいます。
やっぱりそういうのって、さみしい。
地元がないことに困ることはない。たださみしいだけ
私自身は性格が暗いっつーか、コミュ障気味です。交友関係、狭め。
「地元のみんなで集まってBBQしようぜー」みたいなお友達はほぼいません。
呼ばれても、遠方過ぎて駆けつけるなんてできないんですけどね。
だからっていうわけではないですが、地元に実家がないことで困ったことってあまりありません。
うん、自分で言ってて悲しくなるのだけども。
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ただ、さみしく感じることはけっこう多いんですよ。
例えばテレビで「地元の友だちとよく遊ぶんですけどー」とか言ってる芸能人を見たとき。
(´・ω・`)「あーすごいなー、帰る地元も遊べる友だちもいるんだー」
だから何なんだって話ですが、ふと寂しいなって感じることがあって、小さい頃から一緒って友だちがいればなぁとか思う。
でも、実際に何か困るのか?と言われると、社交的な場合でも、困るシーンってほとんどありません。
成人式のときくらいか?
30過ぎてからは、ママ友との会話の中で「地元はどこなの?」の質問に答えづらいっていうくらいのもんです。
出身地と実家の場所と、どっちが質問の意図に合うんだろう、みたいな。
地元がないからこそ転勤族はコミュ力が磨かれるのかもしれない
私は自分がこういう性格だからか、距離が離れてしまうと疎遠になる場合が多いっていうことがわかってます。
だんだん連絡を取らなくなって、その必要もなくなって、なんとなく連絡しづらくなってくる。
そういうふうに、友だちとの関係なんて簡単に切れちゃうこともあります。
子どもたちにはよく、
「ずっと繋がっていたい子には、きちんと定期的に連絡を取りなさい」と伝えてます。
今は小学生なので文通ですけど、数ヶ月おきに手紙のやり取りをしているみたい。
地元に帰れば会えるっていう関係性はとても大きくて、会える場所があるっていうそれだけで、友だち関係が濃く続いていく理由になるんですよね。
双方が会うための待ち合わせ場所的地元がないってことは、関係を続けていくためには少しの努力が必要です。
んでもって、そういう力も、転勤族のコミュニケーション能力なんじゃないかって思います。
磨かねば。母子ともに。
転勤族の地元は日本全国にある。レッツポジティブ
私は、自分が感じる「地元へのさみしさ」みたいのを子どもには味あわせたくなくて、できれば住んだ地域が全部地元だって言えるくらいになってほしい。
成人式の場所、出たい場所が多すぎて困るってくらいになればいい。
「地元に帰ってさー」って話を聞いたら、「地元って、何歳のときの地元?」って返せるほどになってほしい。
転勤族の子どもであるさみしさを、感じることなく大きくなってほしい。
そのためにはきっと、母親の気遣いも必要なんだろうと思います。
まだ小学生ですしね。母親同士の関係も、そりゃ重要さー。
引っ越すたびに、地域にガッツリと絡まっていこう。前に住んでた地域の友だちにも、メールを送ろう。
辞令の交付を目前に、ドキドキしながらそんなことを考えてる。
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