転勤の引越しで広い家から今より狭い家へ行くときの断捨離法

わが家はガツガツの転勤族なわけですが、私自身はミニマリストとはほど遠い存在であり、家の中もガチャガチャだし整理整頓のスキルは培われないまま現在に至ります。

ですが転勤族は、引っ越す地域によって住む家の大きさが変わるわけですね。

会社からの補助が出る家賃限度額が決まっているので、都市部に行ったら狭い家しか住めないし、逆に郊外に行けば広い家に住めます。

どこに行くか分からない以上、持ち物の基準は狭い家にするべき。というのが持論です。

今よりも狭い家に引っ越さねば、となったときのために、転勤族は常に断捨離を強いられるという話。

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転勤による引っ越しで広い家から狭い家へ。わが家の断捨離法

わが家は一度、広い家から狭い家への引越しを経験しました。

どんくらい違うかって言ったら、広めの一戸建てから狭めのマンションへの移動。

単純に平米数で計算すると、3分の1より少し広いくらいの感覚。150平米超から60平米になりました。

もともとはその一戸建ては長く住むつもりでいたし、その地域ではまずまず普通の広さ。

だから家具はもちろん、持ち物もすべて「150平米くらいの家にちょうどよいサイズ感」でそろえていました。

が、突然の転勤辞令。

3月も中旬過ぎたころの辞令で、すでに多くのマンションが埋まっていたことやそこそこ需要のある地域だったこと、家賃相場が高かったことから狭い家への引越しとなりました。

となると、捨てなければそもそも家の中に入りきらないという事態が容易に想像でき、「断捨離」というステキな動機ではなく強制的にモノを減らすことに。

そして培われた、片付けが苦手な転勤族はどのようにモノを減らすべきなのか?というノウハウ。

褒められたものではありませんし、素晴らしいテクニックなどもないんですが、とりあえずどんな狭いところに行っても大丈夫かなとは思う。

ということで、転勤族は持たないほうが良いと思うものや捨てる優先順位なども含めての体験談です。

転勤族の家具は基本その場限りだと思え!スパンによっては自由に買ってヨシ

転勤族の家具については、いろいろな方がアドバイスをしてくれます。

いわく、「IKEAの大型家具は引っ越し業者が運んでくれない」とか。今もそうなのかは分からないけど、10年前くらいはそうでした。

ですが、IKEAは今も昔も変わらず、転勤族のわが家にとっては一番よく使う家具屋さんでもあります。

なぜか。

家具類は基本的に、その場限り、その家でしか使えないものだという認識でいるからです。

だったら、そこそこ見栄えが良くて安いやつがいいよねっていう話。

わが家は以前の広い家から狭い家への引越しで、だいぶ家具を捨てました。

そのため、現在の家から引っ越すときに持って行くであろうと思っているものは

・昔から使っている棚(横120センチ縦80センチほどのやつ)

・ダイニングテーブル(4人がギリギリ座れる小さめ)

・食器棚(次の場所で食器がしまえないと困る)

・ローテーブル(思い出の品)

・子ども用クローゼット(IKEAなので最悪捨ててもいい)

これ以外の家具については、次の場所の平米数によっては捨ててもいいと思っています。

間取りによっては必要ないものもあるかもしれないですしね。こだわって持って行きたいのは、棚とローテーブルだけです。

IKEAで買った学習机もあるんですが、5年使って寿命を迎えているっぽいのでサヨナラしてもいい。

ベッドは捨てる候補第一位だった

わが家が以前、一戸建てからマンションに引っ越したとき、最初に捨てると決めたのがベッドでした。

4人家族のわが家は、一戸建てではセミダブルとシングルベッドをくっつけて4人川の字になって寝ていました。

が、ベッドって思っているよりもずっと大きくて、古い住宅では玄関に入るかどうかさえ不安。

一部屋をまるまるベッドのために使わないといけなくなるので、他のものが入るかも不安だったんですよね。

引っ越してみてから、大丈夫と判断してベッドを購入するのならいいんですが、最初からチャレンジは私には無理でした。

新しい地域だと、大型家具の捨て方も把握できてないですしね、安全策としてベッドはサヨナラ。

そのかわりにセミダブルとシングルの布団を買って、押し入れにしまって出しての生活になりました。

収納家具を一つ買うなら二つ捨てると心得るべし

私、片付けも下手だしセンスもないくせに、インテリア雑誌に出てくるかわいい収納家具に惹かれちゃいます。だってかわいいんだもん。

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しかし私のようなタイプの人間が収納家具を買うと、100%モノが増えてしまいます。

本来捨てちゃうようなものでも、片付ける場所ができちゃうと捨てなくなっちゃうんですよね。

収納家具を一つ買おうと思うなら、今すでに持っている収納家具と交換するつもりで。もしくは二つ捨てるくらいの気持ちで。

じゃないと、モノが減ってくれません。

衣類や客用の品は転勤族にとって不要物も多い

私はモノを捨てられないタチなのだ…!

そうなのです。私はなかなかモノを捨てるのに踏ん切りがつかず、思い出の品を保管したいタイプなのです。あと、面倒なのもある。

実際、私が若いころの服を捨てなかったおかげで、大きくなったうちの長女が着られるものもたくさんあります。

そのため、「高いものでも思い出深いものでも、着ない服は捨てちゃいなよYOU」とは思えない。思えないのだが。

何でもない服だけどそういえば今シーズン着てないなってやつは、即刻処分するべき。

ブックオフに売ろうと思っていると結局保管し続けちゃうので、そのままゴミ袋にGOです。

バッグ類も同じく、使わないものはどんどん捨てる。

子どもが幼稚園時代に作ってあげた手さげとか、自分が作っただけに胸が痛くなるけどサヨナラ。

特に子どものバッグ類は増える一方なので(女子はそうだよね)、定期的に見直しをすべしです。

客用布団は捨てた。来客時はレンタルすればいい

実家の祖父母が来るとき用の布団も、以前は用意していましたが捨てました。

2人分の布団をしまっておくスペースは、わが家の押し入れにとっては貴重すぎる。

もし泊まりに来るときはレンタルすることにしました。お金はかかるけど、そのほうが多分いいはず。

必要以上の食器も必要なし

わが家の食器棚は非常に小さいです。おそらくこれは、2人用くらいじゃないかなと思われます。

ですがそれが今となっては良かったと思っていて、必要最低限の食器しか入らないんですよ。

だから、普段使わないものはほとんどありません。

引越しのときの食器の取り扱いってめちゃくちゃ面倒で、らくらくパックに頼めないわが家としては不要物このうえない。

おそらく今後も、今の食器棚に入るかどうかで食器の取捨選択が行われることと思います。

「あれば便利」は転勤族にはいらない。今あるものでできるなら不要物

もしここが定住地で、もし今の家が持ち家だとしたら、欲しいものや揃えたいものなんて山ほどあります。

10個言ってみて!と言われたら、一度も口ごもらずにすらすら言えるくらいにある。

でも今のままで生活できる以上、それらは「あれば便利」という品。そういうものは、転勤族にとっては不要です。

いつか定住地が見つかるまでのガマンだ!

私が「あれば便利」だけど捨てたものの代表格は、調理家電。

月に一回くらいしか使わなかったけどスペースをとるホームベーカリー、ほとんど使わなかった大きなコーヒーメーカー。

細かいものをあげたらきりがないんですが、モノを減らすとその分、荷造りも楽だし引っ越し代金も安くなります。

うちの旦那さんは「小さいもの捨てても意味ないよ!」って言うんですが、チリツモってあるじゃないかと思うわけです。

引越し間際になるとバタバタと落ち着かなくなるので、わが家の断捨離時期は年越し後に訪れます。

年末の大掃除の時期じゃないっていうのが、非効率なとこ。

転勤族でも譲れないものがあってもいい。わが家にとっては趣味のもの

とですね。

さんざん「転勤族はモノが少ないほうがいい!」と言ってはみたものの、譲れないものがあってもいいと思うんですよ。うむ。

転勤族って、行きたくない場所に行かなきゃだし新しい環境でストレスもあるし、つらい部分も多い。大人も子供もきっと同じです。

だからこそっていうのでもないですが、わが家は趣味のものは捨てません。

不要物と心の底から思っている旦那さんのゲームだって捨てない。漫画だって捨てない。

私の趣味のものも、子どもたちの趣味のものも、捨ててません。

幸い、旦那さんのもの以外はそこまでスペースをとるものがないので、本当に良かったと思う。

ただ限度はあるので、「ここに入るまでの量」という縛りはつけています。

モノに優先順位をつけよう。さみしいけど転勤族が賢く生きる道である

「必要なもの以外は持たない」のが正解だとは思うけど、「不要なものこそ楽しいんじゃないか」とも思う。

だからモノに優先順位をつけながら捨てるものを決めて、転勤を前提とした生活をするのはさみしくもあります。

ですがおそらく、転勤族でいる間はそういう生活の仕方が賢いのだろうとも思います。

と、書いている現在1月中旬。

あーそろそろ家中のものを捨て始めなきゃなぁという時期に来ていることを痛感する。

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