啓蟄ってどんな意味?いつからいつまでで何するの?まとめ

大人になっても、日本の古くからの行事を知らないことってけっこうたくさんあるんですよね。

『啓蟄(けいちつ)』もそんな「よく知らない」というものの一つなのではないかと思います。

・啓蟄ってどんな意味があるの?

・啓蟄っていつからいつまで?

・啓蟄って何するの?

などなどをまとめてみました!

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啓蟄ってどんな意味がある?

だんだんと寒さが和らいできて、春が近づいてくる3月。

啓蟄の「啓」という字にはひらくという意味があり、「蟄」は虫が冬ごもりするという意味があります。

啓蟄には、土の中から虫たちが顔をのぞかせ這い出して来る時候という意味合いがあるんですね。

啓蟄は二十四節気の一つなんですが、二十四節気にはこのほかに春分や夏至、秋分などもあります。

1年を24に分けて、それぞれに季節をあらわす名称がつけられています。

(‘ω’)「でも3月ってまだ寒いよね…」

中国の気候をもとに作られているものなので、日本の気候とは異なる場合も多いんですよね。

一か月ほど早いイメージがあるかもしれません。

「今から徐々にこういう季節になっていく」というイメージを持っておくといいのかもしれません。

啓蟄は俳句の春の季語でもある

啓蟄はそれ自体でも春の季語ですが、啓蟄のころにふさわしい春の季語もたくさん。

・山笑う 桃始めて笑う

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春の到来とともに、山や桃の木が青々と茂りだす様子を笑っている姿にたとえた

・草木萌し動く

草木がめきめきと生えていく様子を描写

春の訪れがはじまり、自然の景色も少しづつ冬から春へと変化していくイメージです。

七十二候とよばれる、古代中国で発案された季節を表す言葉にも啓蟄をあらわすものが。

・蟄虫啓戸:啓蟄の字も含まれる。冬ごもりの虫が出てくるという意

・桃始笑:前述したように、桃の花が咲き始めるという意

日本の啓蟄はまだまだ寒い時期ではありますが、こういった春の息吹を感じる言葉を見ていると、もうすぐだなという感じがします。

啓蟄はいつからいつまで?

毎年、啓蟄は3月6日前後で年によって少し誤差があります。

2019年:3月6日

2020年:3月5日

2021年:3月5日

2022年:3月5日

2023年:3月6日

2024年:3月5日

2025年:3月5日

啓蟄には機関としての意味もあり、次の二十四節気である『春分』までの期間が啓蟄です。

春分の日は、3月20日もしくは3月21日になることが多いので、それまでの15日間~16日間が啓蟄期間になります。

例えば、2019年の春分の日は3月21日なので、『3月6日~3月20日』までが啓蟄です。

啓蟄の日には何をするの?

啓蟄の日には、特に決められている「これをするべし!」ということがあるわけではありません。

ですが、せっかく知った季節のひとつ。

・旬の山菜などを食べて本格的に春を迎える準備をする

・新しいことを始めてみる

寒くて外出しづらかった季節がようやく終わりをむかえ、過ごしやすい季節になります。

そして春は年度始まりの時期でもありますよね。

進学や就職、引っ越しなどで、新たな環境になる方も多いのではないでしょうか。

啓蟄の日は、4月まであと1か月という時期。

心も体も一新して、気持ちよく4月を迎えられるように準備しておきたいですね!

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