ハロウィンを子どもにどう説明する?分かりやすくうまい伝え方はこう言おう

ハロウィンはまだ、クリスマスほどは日本に根づいているわけではありませんが、だんだんと仮装したりパーティーに参加する人が増えてきました。

こういう比較的新しいイベントの場合、「ハロウィンやろう!」って言うと子どもに聞かれることがあるんですよね。

(´・ω・`)「ハロウィンって何?何で仮装するの?」

大人でも知っている人はそこまで多くはないハロウィンの由来や語源。

子どもに分かりやすく伝える説明の方法をまとめてみました!

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ハロウィンを子どもに分かりやすく説明するには?

幼稚園児や小学校低学年向けの説明の仕方と、小学校中学年や高学年向けの説明の仕方に分けてみました。

幼稚園や低学年の子どもにするハロウィンの伝え方

世界にはたくさんの人が住んでいて、たくさんの国があります。

みんなが住んでいるのは「日本」という国だけど、他にもたくさんの国があって、たくさんの人が住んでいます。

今から2000年以上前。

おばあちゃんのおばあちゃんのおばあちゃんの、もっともっとたくさん前のおばあちゃんがまだ生まれてなかった時代。

「ケルト人」という人たちがいました。

みんなは「日本人」だけど、「ケルト人」っていう人たちがいたんですね。

ハロウィンは、ケルト人の人たちがやっていた「サウィン祭」というお祭りが元になってます。

じゃあ、サウィン祭っていったい何?

秋には、たくさんの野菜や果物ができます。

「やった!こんなに野菜ができたぞ!お日さま、ありがとう!」と、お祝いをする祭だったんですね。

でも、サウィン祭はそれだけじゃありません。

サウィン祭が行われる日、死んでしまった家族やお友達が、幽霊になって会いに来てくれる日でもありました。

ところが、会いに来てくれるのは死んでしまった家族やお友達だけではありません。

なんと、怖いおばけも一緒に会いに来てしまいます。

そのおばけは悪いおばけで、動物を驚かせたり畑の野菜をグチャグチャにしたりと、やりたい放題。

中には、子どもをおばけの世界に連れ去ってしまう悪いおばけもいました。

( ゚д゚)「そんなことをされたら困る!」

考えた末に、仮面をかぶったり焚き火をしたりして、「こっちからおばけを驚かせてやろう!」

そうすれば、びっくりした悪いおばけはそのまま逃げていっちゃいます。

怖いおばけが来たときに驚いて逃げるように、みんなで怖い仮装をしよう!

これがハロウィンの始まりです。

ハロウィンになぜかぼちゃなの?理由は?

ハロウィンが近くなると、いろんなお店で見ることがあるかぼちゃ。

かぼちゃの皮をくり抜いて、目と鼻と口を作ってます。

ハロウィンをするお家では、写真のように中に光を入れて、お家の玄関に飾ります。

(´・ω・`)「なんでそんなことするの?」

このかぼちゃの顔、とっても怖いですよね。

不気味な感じがするし、いきなり見ちゃうとビックリする顔です。

ハロウィンの日に会いに来た、悪いおばけたち。

「お家の中に入っていたずらしてやろう!」そう思っている悪いおばけが、いきなりこのかぼちゃを見たら…。

( TДT)「なんだこれはー!助けてー!」

悪いおばけが逃げ出してしまうように、お家の中に入ってこないように、怖いかぼちゃで驚かせるんですね。

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小学生の子どもにするハロウィンの伝え方

ハロウィンの起源は、ケルト人が行っていた秋の収穫祭です。

「ケルト人」というのが聞き慣れないかなと思いますが、それもそのはず、2000年以上も前の民族です。

ケルト人が住んでいたのは、今のヨーロッパ地方。

地図でいうと、黄色いマルの部分。日本の位置と比べるとけっこう遠いですね。

そして、ケルト系の人たちが信仰していた宗教に「ドルイド(ドゥルイド)教」というのがあったんですね。

ドルイドというのは、祭司という意味。

祭司というのは、宗教上の祭りごとや儀式を仕切る役割を持っている人のこと。

そのドルイド教の儀式の中に「サウィン祭」というものがあり、それがハロウィンの元になったと言われてます。

じゃあ、サウィン祭ってどんなのか?

最初に説明したように、これは秋の収穫祭だったんですね。

ただサウィン祭が行われたのは、古代ケルトの一年の終わりである10月31日。

今では12月31日が一年の終わりですが、ケルトの人たちは10月31日だったんですね。

そしてその日に行う収穫祭には、死んだ人たちが会いに来てくれると言われていました。

日本で言う「お盆」と同じような感じです。

日本の「お盆」の場合は、会いに来てくれるのはおじいちゃんやおばあちゃんなど、先祖の霊。

でもサウィン祭では、先祖の霊だけではなく悪霊も一緒に来てしまうといわれていました。

その悪霊は、家畜や農作物に悪い影響を与えて、あろうことか子どもを連れ去ってしまうことも。

そこで、悪霊を追い払うために、逆にこっちから悪霊を驚かせて追い返してやろう!

そこから、仮面をかぶることや仮装をすることが始まりました。

この風習がアメリカに伝わり、徐々に浸透していくことになりました。

ハロウィンは世界中でやってるの?

ハロウィンはもともと、ドルイド教の収穫祭ははじまり。

だから、キリスト教の行事ではないんですね。

そのため、文化圏によって「ハロウィンをしている国」「ハロウィンをしていない国」けっこう分かれてるんですね。

・アイルランドにはハロウィンの風習が色濃い。(もともとケルト人が住んでいたので)

・イギリスの文化が浸透した地域。(アメリカ、カナダ、ニュージーランドなど)

こういった地域では、ハロウィンの習慣が強いといわれてます。

ですが一部の地域では、「純粋なキリスト教の行事ではない」という理由で、ハロウィンが根付いていない場所もあります。

日本ではもはや、ハロウィンは「アメリカの大衆文化」というイメージが強いですよね。

東南アジア諸国などでも同じように、イベントとして考えられていることが多いようです。

ハロウィンのかぼちゃはなぜ?

ハロウィンのときによく見かけるあのかぼちゃは、「ジャックオーランタン」と呼ばれています。

これは、アイルランドやスコットランドに伝わっている「鬼火」の一つ。

鬼火っていうのは、火の玉ですね。

怖い話に登場したり、お化け屋敷などで見ることもある、ふわふわと浮かんでいるあの火。

・悪い霊を追い払うための役割

・死んだ人たちの霊が迷わないための目印

いくつかの意味合いがあります。

もともとはかぼちゃではなく、使われていたのは「かぶ」

しかしアメリカに伝わったときに、「かぶ」から「かぼちゃ」に変化しました。

アメリカ人にとって馴染み深いのが、かぶよりもかぼちゃだったからだと言われています。

まとめ

小さい子どもに関しては分かりやすさが大切ですが、高学年くらいになると時代背景みたいなのも交えてあげるといいのかなと思います。

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