幼稚園や保育園と、小学校の一番の違いは、登下校が子どもだけか否かということ。
小学校に入ると学校の行き帰りは子どもだけなので、親は送迎の手間がない一方で、心配も増えます。
(‘ω’)「今まで一人で歩いたことないのに、大丈夫なの…」
入学したての1年生の保護者は、特にそんな不安に駆られるのではないでしょうか。
1年生の登下校の送り迎えをしたいと思うのは、過保護すぎることなんでしょうか。
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小学校1年生の登下校の送り迎えはするべき?しないべき?
わが家の場合は、1年生になってからの登校で送り迎えをしたことはありません。
入学前には、家から学校までの道のりを一緒に歩いてみるということはしましたが、実際の登校に付き添ったことはないんですよね。
大きなランドセルを背負って、小さい体で登校するのはとても心配。
それでも付き添わなかったのは、わが家が住んでいる地域の小学校には、登校中の安全対策があったからかもしれません。
うちの子の小学校の場合は
・集団登校(帰路は1年生のみ集団下校)
・交通量が多い場所での保護者の見守り当番
集団登校では高学年が班長になって、低学年と手をつないで登校してくれます。
道に迷うこともないし、赤信号でも渡るような危険行為は高学年が目を光らせてくれている。
そういう状況があったので、送り迎えをしなくてもいいかなという結論に至りました。
「入学したての1年生は送り迎えをするべきかしないべきか」
これについては、その学校が行っている登下校中の安全施策を含めて考えてみるといいのではないかと思います。
・就学前健診や入学説明会
・その地域の役所のHP
子どもが行く学校に集団登校があるかないか
学校の登下校についてはいくつかパターンがあって
・登下校ともに集団
・登校のみ集団
・登下校ともに集団ではない
学区の端に家がある場合、近くに一緒に通える友だちがいない場合など、登下校の際に一人になってしまう子もいます。
そんな子が、登校も下校も安全にできるような仕組みが集団登校。
家の近くに何人かの小学生が集まって、集団で登校するものですね。
文部科学省からも、子どもたちが安心安全に登校できるように、集団登校について言及している文書を発表しています。
ですが、あくまでも「各学校の実態に合わせて」ということで、必ず実施しなければいけないというものではありません。
同じく文部科学省の調査によると
集団登校を実施した学校の割合:35.6%
※幼稚園等及び小学校等 44.0%
保護者や地区の人々、ボランティア等による同伴又は見守りを実施した学校の割合:78.0%
※幼稚園等及び小学校等 85.4%
集団登校を実施している学校に関しては、半数弱。
もし子どもが通う学校に集団登校があれば、登校の付き添いに関しては必要性が低くなるかなと思います。
子どもが通う学校に保護者や地域の見守りはあるか
これはですね、実際にどこで見守ってくれているのかっていうのは、先生方に聞いてみないとはっきりとは分からないんですよね。
ですが実施している学校は多く、交通量が多いところや事故が起きやすい場で、立ってくれていることが多いです。
うちの地域の場合は、当番になっている保護者何人かが、交代で朝に立っているようです。
小学校まで送り迎えしたいけどそれって過保護?
(‘ω’)「心配だから送り迎えしたいけど、それって過保護かな…」
という悩みはまったく必要なく、親が心配に思っているなら付き添ってあげて問題ありません。
過保護って言われることもあるかもしれませんが、心配なんだから仕方ないじゃん!
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実際に、集団登校と集団下校(1年生のみ)をしているうちの地域でも、1年生の最初のうちは送り迎えをしている方ってけっこう多かったです。
私だって、学校までは行かなかったけど、友だちと別れて一人になる場所までは迎えに行ったこともあります。
小学校までの距離って、ものすごく長い子もいるじゃないですか。
郊外のほうだと、30分くらい歩かないと学校につかないっていう子もいると聞きます。
つい先月まで親の送迎で幼稚園に通っていた子が、いきなり今日から「はい!一人でがんばって!」なんて不可能。
周りからなんて言われたとしても、親が不安でヤキモキしちゃうくらいなら、付き添ったほうが精神衛生上も良いはず。
小学校まで送迎するなら手段は車?徒歩?
私だったらおそらく、徒歩にするだろうなぁと思います。
いつかは歩いて小学校まで行かなきゃいけないと思うし、そのためにはどの道順なのか、どこが危険なのかを、子ども自身で把握しておく必要があると思うからです。
一緒に歩いていけば、どのあたりで友だちと合流できるかっていうのも分かりやすいですしね。
そのうち、途中からでも一緒に行けるようになるかもしれません。
ただそう言えるのも、うちから学校までの距離が歩いて10分くらいの距離だからこそ。
小学校まで歩いて30分、往復1時間かと思うと、さすがに車にしてしまうかも。
子どもが嫌がらないようであれば、車で送迎という選択肢もアリかもしれないですね。
小学校までの送り迎えはいつまでするべきか
「親の心配がなくなるまで!」
「子どもが嫌がり始めるまで!」
を基準にすればいいんじゃないのかなぁと思います。
そもそも小学校の送り迎えをしなければいけない時期なんてないんだし、親が心配だと思ううちは送迎してあげたらいいです。
1年生のうちはまだ歩くのも遅いし、いろんなものに気を取られがちで安全面でも心配。
小学生になったからといって急にたくましくなるわけでもないし、友だちと一緒にいてもその不安がただちになくなるわけでもありません。
もう大丈夫だろうと親が思えるまでは、学校まででもいいし途中まででもいいし、付き添ってがるといいのではないでしょうか。
送り迎えを子どもが嫌がる時期がやってくる
送り迎えを続けていると、いつごろからか子ども自身が「もう来なくていい」と言う時期がやってきます。
友だちと一緒に帰りたいからなのか、ちょっとした見栄があるのかは分からないけど。
子どもが嫌がり始めるのが、送迎をやめる一つのきっかけになるんじゃないかなと思います。
わが家の場合、登校は集団だったので付き添ったことはありませんが、下校は途中で一人になるんですよね。
だから最初のうちは、1人になりそうな場所まで迎えに行くこともありました。
初めは喜んでたんですが、1か月ほどたつと「一人で帰れるから来なくていい!」と言うように。
そこからは数日間、声をかけず見ているだけにして、大丈夫かなと思えたので迎えに行くのはやめました。
子どもが嫌がったからといって、それが「安全に登下校できること」というわけではありません。
ですが、自立心が芽生えているのは素晴らしいこととも思います。
「右見て左見て、車が来ないことが分かってから道路を渡る」
「横断歩道がある場所では、危険な渡り方はしない」
「寄り道はせずに帰ってくる」
約束事が守れるようであれば送迎をやめて、1人で下校するようにしてみてもいいかもしれません。
まとめ
下の子に関しては親が慣れてしまって、それほど心配することもありませんでした。
が、第一子のときはやっぱり不安もあったんですよね。
大丈夫だと言われても、いつもの時間から10分遅れるだけで心配になってしまったり。
家の中で不安になっているよりは、外に出て迎えに行ったほうが良かったんですけどね。
あまり周りの目は気にせず、自分が心配かどうかで判断してもいいのではないかと思います。
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