子どもってときどき、大人がふと使っている言葉にキラリと目を光らせることがありますよね。
(・∀・)「それ何?!どういう意味?!」
何気なく使っているので、聞かれても「うーん…」難しい言葉を使わずに説明しようと思うとけっこう大変です。
梅雨の季節。「梅雨って何?なんで雨が降るの?」と子どもに聞かれたときの説明方法のまとめです。
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梅雨を子どもに説明する話し方。幼児の場合
ではまずは、幼児バージョンです。
梅雨はだいたい6月。
6月といえば、寒い冬が終わって「今から熱い夏が来るぞー」の季節。
着ているお洋服も、冬のように分厚くはないし、かといって夏みたいなお洋服でもない。
このとき、お空の上では何が起こってるのかを考えてみよう。
これはみんなが住んでいる日本の形。
6月からの梅雨のとき、お空の上では上の方から「冷たい風」下の方から「暖かい風」
日本の上でぶつかりあいます。
冷たい風は「どいてよー」
暖かい風は「どかないよー」
このケンカが続くと、だんだんと天気が悪くなってきて雨が降ります。
このケンカはやがて、暖かい風さんが勝つことが多いです。
暖かい風さんが勝って、日本のお空の上から冷たい風さんを追い出したら梅雨の終わり。
長かった雨の季節が終わって、夏がやってきます。
梅雨を子どもに説明する話し方。小学生の場合
次は小学生バージョン。
学研まんがひみつシリーズ『天気100のひみつ』から一部画像引用しています。
梅雨のはじまりは、6月から7月にかけて。雨がじゃんじゃん降ってきます。
梅雨の原因は、いろいろな性質をもつ空気のかたまりがぶつかりあうことによって起こります。
(この空気のかたまりのことを「気団」といいます)
さて、日本をとりまく気団は5つ。
このうち、梅雨の原因になる気団は「オホーツク海気団」と「小笠原気団」の2つ。
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この2つの気団の特徴は
小笠原気団:暑くて湿り気が多い。
6月になると「小笠原気団」は日本にヒューッと近づいてきます。
ところがこのとき!
同じ時期に、オホーツク海気団も日本にヒューッと近づいてきます。
そこで両者がグイグイと押し合いを始めてしまいます。
そしてその「押し合いになっている境目」のことを「前線」と呼びます。
ニュースなどで「梅雨前線」と聞くことがあると思いますが、それは
「オホーツク海気団と小笠原気団が押し合っている境目」という意味ですね。うむ。
で、押し合っているこの2つの気団。
ちょっと上に戻ってもらうと分かるんですが、どちらも特徴として「湿り気がある」んですね。
だから日本の上で押し合いが続くと、それだけ長い時間雨が続いてしまいます。
オホーツク海気団と小笠原気団はどちらが勝つ?
ここで気になるのは「オホーツク海気団と小笠原気団はどちらが勝つ?」ということ。
普通に考えると次に来る季節は夏なので、暖かい気団である小笠原気団が勝つはず。
(´・ω・`)「でも、暑い夏とすずしい夏があるよね?」
日本をとりまいている気団は、毎年同じ大きさというわけではありません。
そのときによって、強かったり小さかったりするんですね。
ということは、どちらか一方が圧勝してしまうこともあるわけですね。
小笠原気団が弱くて南のほうにいってしまっている場合、オホーツク海気団が圧勝!
冷たい気団が日本にやってくるので、涼しい夏になります。
「今年は冷夏だー」というときは、オホーツク海気団圧勝の年。
逆に小笠原気団が圧勝するときは、日本の上にすっぽりと暑い風がおおい続けます。
この夏は、暑くてムシムシとした夏に。過ごしにくい夏になります。
梅雨の豆知識
前線の図を見ると分かる通り。
北海道の上には前線がかぶらないことが多いです。
そのため、北海道は他の地域ほどはっきりとした梅雨の時期というのがありません。
そして梅雨の時期は、地域によってはじまりが違います。
・沖縄では5月中ごろ
・東京では6月中ごろ
・仙台では6月の終わりごろ
気団同士の押し合いは、南の地方から順に北に上がっていくっていう感じですね。
まとめ
幼児の場合はできるだけ難しい言葉を使わずに、イメージをつかませることを念頭に。
小学生は今後勉強していく分野なので、用語もふまえて説明してみました。
一部の図は私が作っているものなので、しっかりとした説明をしたい方は別途ご用意ください。
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