幼稚園や保育園のときは、先生の目も行き届きやすいし、園内での様子が親の耳にも入りやすい。
でも小学校になると、幼稚園のときほどは先生が見てくれているわけではありません。
トラブルに気づいていない場合もあるし、学校内での様子もいまいち分からない。
それでもまだ、子どもが友達と楽しそうに通ってくれてたらいいんですけどね。
「うちの子、友達できてないみたいだけど大丈夫なの…?」
「他の子に比べて友達が少ないみたい…」
入学からしばらくして、子どもの友だち関係で悩んだときに親ができることは?
わが家の体験談です。
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小学校入学したのに子どもの友だちができない!わが子もそうだった
子どものタイプって本当にいろいろですよね。
活発な子もいればおとなしい子もいて、積極的な子もいれば消極的な子もいて。
どっちが良いとか悪いとかはなくて、どっちのほうが大人になってから幸せになれるのかも分からない。
でも親としては、活発で積極的で誰とでも仲が良くてっていう子が安心だと思ってしまうんですよね。
なんでしょう、親のエゴなんでしょうか、それとも見栄?
分からないけど、うちの子はそういう「親が安心するタイプ」ではなかったんですよね。
もちろん良いところもたくさんあるけど、新しい環境に飛び込んでいくときに安心してみていられるタイプではありませんでした。
だから、小学校に入学しても友達を積極的に作ろうと思うこともなかったようだし、公園に行って同じクラスの子たちが遊んでいても、すすんで入っていくことはしませんでした。
親としてはそれがもどかしくて。
「一緒に遊ぼうって言えばいいじゃん」「いや、別にいいや」
通っていた幼稚園から同じ小学校に行った子が少ないっていうのも理由なのかもしれません。
でもだからって、あそこにクラスメイトがいるのにさ、遊ばないってどうなのよ?と。
今思うと、お友達と遊んでいる自分の子どもを見て、親が安心したかっただけってことなんですよね。
小さいながらにいろいろ頭の中では考えていたんだろうと思います。
子どもの成長とともに友人関係は変わる。今は途上期
後日談的な感じになっちゃいますが。
友達がなかなかできなくて、親だけが悩んでいた低学年の時期。
そんな子も今は高学年になり、いろんな友達ができていろんなお誘いを受けるようになって、特別に仲の良い子も何人かできるようになりました。
大きくなったと思いがちな小学生ですが、まだまだ人間関係の作り方の途上で、最初の一歩をようやく踏み出しかけたかなーという時期。
右足が3センチくらいあげかけたっていうくらいの時期です。
これから友達とのかかわり方を学んでいって、気が合う合わないを知っていって、友達の作り方を身に着けていきます。
低学年の時期のあの「無理に友達作らなくてもいいじゃん」な雰囲気、あのときに学んだこともあるのかもしれないけど。
徐々に自分なりの方法を身に着けていくんじゃないかと思います。
見ているだけしかできない親は、ときにヒヤヒヤしたりもしますけど。
小学校に入学しても友達が少ないっていうのは悩むべきでもない
子どもの友だちが少ない理由って、いくつかあると思うんですね。
小学校に入ると学校内での様子が分かりにくいので、そのへんは懇談などのときに先生に聞くしかないですけど。
もしかしたら友達が欲しいのに、入っていける勇気がないのかもしれない。
その場合は、先生にお願いしてクラス全員で遊ぶ機会を設けてもらうといいかもしれないですよね。
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もしかしたら自分の子の性格に問題があるのかもしれない。
その場合は、先生に相談する機会を作ってもらったり、家の中での声掛けなどが必要になるかもしれません。
でもこれって、親が普段の遊んでいる様子を見ていれば分かることのような気がします。
うちの子の場合は、
・友達がいないわけではないが、仲が良いわけでもない
・それなりに付き合いはするけど、深くはならない
・一人でいることを嫌だと思うことはない
親力で有名な親野智可等さんが、
友達を作るというのは「友達との人間関係を調節する力」だ
みたいな(うろ覚え)ことをおっしゃってるんですが、調節する力がうちの子にはあると思えるのであれば、それ以上は親が悩む必要はないのかなと思います。
1人でいられることも、きっと大切なスキルだし。
人との関係を深くしたくないというのは、その時のその子の気持ちなんでしょうし。
成長に応じて変わっていくかもしれないし、もしかしたらそのままかもしれない。
どちらにしてもその接し方がその子にとって、一番居心地が良い距離感なんだろうと。
うちの子の友人関係に変化があったのは3年生
うちの子の友だち関係に変化があったのは、3年生の時。
それまでは「なんで学校から帰ってまで友達と遊ぶの?」と。
休日に友達と遊んでいる子を見て「なんで休みの日まで友達と遊ぶの?」だったんですよね。
それがですね、3年生の時に、一応学校内で仲良くしていた子からいじわるちっくなことをされました。
1日だけのイジワルだったみたいなんですが、それを機に、うちの子の友人関係の作り方が変わってきたように思います。
もちろん、親がはた目から見ててそう思ったってだけですけど。
悲しいときに助けてくれる友達って必要なんだなって思ったっぽい。
なんていうか、今までは「その場だけ楽しければいいじゃん」だったのが「じっくり仲良くなろう」に変わったような気がします。
うちのように、何かのきっかけがあって友達に対する考え方が変わることもあります。
特になんにもないけど、人間関係を作るのが上手になっていくこともあるでしょう。
成長するにつれて親からは分からないことも増えていきますが、子どもは子どもで変わっていくんだなと思いました。
何かあったときに見逃さないように、見守ることしか親にはできないなとも思う。
小学校の友だちができない子どもへの心配は見守りに変えてみる
私、人間関係のトラブルは小さいうちに経験していたほうがいいんじゃないかと思ってるんですね。
「こう言ったらこう思われる」「これをしたら嫌がられた」「こんなことされた」
小さいうちだったら親がカバーしてあげられることも、隠すのが上手になってくる高学年では気づかずに終わっちゃいます。
トラブルは高学年になってからのほうが多いんだろうけど、それでも。
心配できる年齢のうちに、心配のタネが見つかったことは、親にとってはメリットじゃないでしょうか。
少なくとも、「うちの子はこういう傾向があるみたい」ってのが把握できます。
心配のタネに対して、子ども自身が対応していくのも必要なこと。
当たって砕けたときに親が与えるべきなのは、心配ではなく安心感だろうとも思います。
なかなかできないし、砕けずに帰ってきてほしいと思うけども。
人間関係の作り方は変わっていくし、変わっていったところで人それぞれ。
まだまだ見ていて不安になることは多いけど、余計なことは言わずに見守らなきゃなって思ってるとこ。
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