子どもの習い事の先生にお中元やお歳暮は必要?渡すなら知っておきたいマナー

子どもに習い事をさせてることって多いと思うんですが、親としてはマナーって気になるんですよね。

先生への接し方や、季節ごとのあいさつなどなど、したほうがいいのか?しないほうが一般的なのか?

中でも、お中元やお歳暮などの贈り物については迷われる方も多いと思います。

子どもの習い事の先生へのお中元やお歳暮の不要必要についてのまとめです。

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子どもの習い事の先生へお中元やお歳暮は必要か?

お中元もお歳暮も、日ごろの感謝の気持ちを品物にして贈るもの。

前提としてあるのは「義務」ではなく「好意」です。

習い事の先生に対してで言うならば、「いつも子どもに熱心に教えてくれてありがとう」の気持ちを込めてっていうことですね。

こういった贈り物は強制されるものではなく、基本的には必要なものではありません

昔であれば、習い事の先生へのお中元やお歳暮は当たり前のように思われていた時代もありましたが、現在ではあまりされている方は少ないかなと思います。

会社の上司などへの贈り物も、最近ではしなくなってきていますもんね。

アサヒホールディングスの調査によると、『お歳暮は誰に贈る?』という質問に対して

1位:自分の両親 38.0%

2位:義理の両親 34.2%

3位:親戚 22.4%

(中略)

9位:先生(学校・習い事)、恩人 10.3%

データ引用:青山ハッピー研究所『お歳暮についての調査』

季節のギフトを贈ると答えた方が全体の50%にも満たなく、その中での約10%なので、習い事の先生へのお中元やお歳暮をあげる人の割合はかなり低いと考えられます。

かつてお中元やお歳暮ギフトといえば、会社の上司や仕事関連のお得意さん向けというイメージが強くありましたが、ここ数年は「季節の挨拶=身内向けの年中行事」として定着しつつあることがうかがえます。

引用:青山ハッピー研究所『お歳暮についての調査』

だんだんと、お中元やお歳暮を渡す伝統は薄くなっており、「子どもの習い事の先生にお中元やお歳暮を贈る」というのは、一般的とは言えなくなっていることが分かります。

お中元やお歳暮をしたほうがいい習い事もある

習い事の種類によっては、お中元やお歳暮などが恒例になっているものもあります。

一例をあげるならば

・日本舞踊、茶道、華道などの、先生と師弟関係が結ばれるような和のお稽古事

・一部の音楽関係やバレエなど、今後本格的なプロへのコースが用意されているような習い事

・盛大なコンサートや発表会が定期的に行われ、教室運営に資金がかかっている習い事

「先生と生徒」という間柄ではなく「師匠と弟子」のような関係になるような習い事の場合は、お中元やお歳暮が必要であることが多いです。

ですがこういったものは、その教室の先生の考え方によります。

(‘ω’)「月謝以外はもらわないよ」という先生もいれば

(‘ω’)「季節の贈答は礼儀なのでいただいている」という先生も。

習い事を始めるときにこういった贈り物が必要なのかどうかを聞けるのが一番いいですが、そうでない場合は長く習い事をしている方に聞いてみたほうがいいですね。

それぞれの教室のやり方があると思うので、それに従うのが無難かなと思います。

お中元やお歳暮が必須なわが家の子どもの習い事の場合

わが家の子どもが行っている習い事では、お中元とお歳暮が必須です。

これは、習い事を始める前に先生から「月謝以外にお中元とお歳暮をいただいています」と伝えられました。

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実際に始めてから言われちゃうと「なんだよ」ってなるんですが、始める前なのでまだ、それを込みにした金額で判断ができたんですよね。

お中元とお歳暮代金の分を12で割って、月謝にプラスしたら1か月の費用はこれくらいだっていう。

うちの子の習い事の場合は、お中元もお歳暮も、月謝1か月分の現金。

これも最初に指定があって、「品物ではなく現金で」とのことでした。

(‘ω’)「向こうからしてきて、しかも現金⁈」

最初はちょっとビックリはしましたが、今思うと、毎回菓子折りを選ぶよりはずっと楽ちんです。

こういうものだと決まっている教室の場合は、先生に直接聞いてみるとけっこうサクッと教えてくれます。

個人で教えてもらっているなどで他のママさんに聞けない場合は、先生にズバリ聞いてみるのもいいと思います。

お中元やお歳暮を渡さない習い事だけど感謝を伝えたいときは

子どもの習い事の先生への対応の仕方って、やっぱり他の方との足並みをそろえるべきだと思うんですね。

(‘ω’)「うちの教室ではお中元やお歳暮は渡さないよ」

そう聞いているのに渡すと、抜け駆けをしたように思われてしまうこともあるかもです。

自分の習い事ではなく子どものなので、親は敏感になることも多いですしね。

お中元やお歳暮を渡す習慣がない教室だけど、感謝の気持ちは伝えたい。

そういう場合は、少し時期をずらして菓子折りなどを渡すという方法も。

お中元であれば、夏休みのお土産として。

お歳暮であれば、年末年始の帰省のお土産として。

お土産としてのお菓子であれば、お中元やお歳暮ほどかしこまった印象にはなりませんし、受け取る先生としても気楽なのではないかと思います。

グループでお稽古をしているときは、子どもたちにも軽いお土産があれば角が立ちにくくなるかもです。

子どもの習い事の先生にお中元やお歳暮を贈るなら知っておきたいマナー

(‘ω’)「贈っても贈らなくてもどっちでもいい」

親としてはそういう場合が一番困るわけですが、渡している子と渡していない子で差が出てしまうのは嫌だ。

贈答のあるなしで区別をする先生は少ないとは思いますが、子どものことなので気になってしまうこともあります。

どっちでもいいのなら贈っておこうか。

そう思ったときに、知っておきたいマナー。

・お中元を贈るならお歳暮も贈る。(お中元を贈ってお歳暮を贈らないのは変)

・どちらか一方だけ贈るなら、お歳暮を贈る。

・一度贈ったら毎年贈るようにする

お中元やお歳暮は、一度贈るなら、子どもがその習い事をやめるまでは毎年贈るのがマナーとされています。

もしそれを負担に感じるのであれば、「お中元」「お歳暮」という形ではなく、どこかへ出かけた際に菓子折りを買ってくるということで良いと思います。

その教室でしきたりになっていないのであれば、できるだけ親が負担に思わない方法を選んでいくべき。

長くその習い事を続けたいのであれば、よけいに負担は少ないほうがいいですしね。

あくまでも感謝の気持ちを伝えるためのツールとして、義務だけにならないようにしていきたいです。

まとめ

習い事の先生へのお中元やお歳暮は、必要なものではありません。

が、一部の習い事では常態化していることも。

その教室の今までのしきたりに従うのが一番無難なので、長く習っているママに聞いてみるといいです。

もしお中元やお歳暮とは別途、感謝の気持ちを伝えたい場合は、旅行や帰省の際のお土産という形で菓子折りを渡すのも一つの方法です。

お互いに負担が少ない方法を選んでみてくださいね。

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