年忌法要である七回忌。
子どもが大きくなるにつれて、こういった法要に出席する機会も増えてきました。
大人になって家庭を持つと、だんだんと自分たちで判断して行わなければいけなくなります。
(‘ω’)「そんなこと言っても、七回忌なんて初めてでどうしていいか分からない!」
祖母の七回忌のときに、失礼のないようにマナー違反がないように、香典の金額や服装などのまとめです。
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祖母の七回忌の香典の金額はどれくらい?
仏教においては、一周忌以降の命日に行う法要のうち、3回忌、7回忌などは家族や親せきが集まって供養します。
七回忌は亡くなってから満6年目に行う法要で、このころからは規模を小さくしていく場合も多いようです。
いつまで法要を行うのかは決まりがあるわけではありませんが、一般的には
「3回忌」「7回忌」「13回忌」「17回忌」「23回忌」「27回忌」「33回忌」
33回忌で年忌止めということで、法要を打ち切ることが多いと言われています。
7回忌は招かれる人が親族だけになることも多いですが、法要なので香典を渡す必要があります。
そして香典の金額は、故人と自分との関係によって変わります。
今回は祖母の七回忌なので、関係は「祖母と孫」ですね。
一般的に、祖母の七回忌の相場とされる金額は1万円~3万円ほど。
金額に幅があるのは、渡す人の年代や親密さによって上下するからです。
20代の人が出せる金額と50代の人が出せる金額は違いますので、無理なく出せる金額にしましょう。
また、法要の後に会食がある場合は、5000円~1万円ほどを上乗せして包みます。
このように七回忌の香典の金額は「包む金額+会食代」で考えるようにすると、分かりやすいかもしれないですね!
七回忌法要の香典のお金について知っておきたいマナー
忌み数字は避ける
「4」「9」は法事で包む金額としても好まれません。
金額の都合上、どうしても4万円になってしまうという場合もあるかもしれませんが、そんなときは
・1万円減らして3万円にする
・1万円増やして5万円にする
などして、忌み数字は避けておいたほうが無難です。
また、結婚式の祝儀でありがちな「偶数は良くない」というルール。
故人との縁が切れることを連想させてしまうので、香典の際も偶数枚を包まないようにする方も多いようです。
香典1万円に会食費1万円というふうに、2万円がちょうどよい金額になることも。
偶数はあまり良くないとは言われるものの、「2」自体は忌み数字ではありません。
枚数を奇数にするなどして包めば、問題ありません。
七回忌では新札ではなく古いお札を包む
「新札は用意していたようになるので古いお札を使う」と言われていますが、七回忌の場合は事前に知っていることなので当てはまらない…。
ように思いますが、やはり新札ではなく古いお札を使ったほうが無難です。
気にする方はやはりいますので、慣習にしたがうほうが良いかなと思います。
夫婦で七回忌に出席するときは金額を増やす
夫婦連名という形で香典を包むときは、1万円~2万円の上乗せを。
会食費が一人につき5000円~1万円ほどだと考えられるので、それを考えた金額に。
祖母の七回忌のときの香典袋の書き方
香典の金額が決まっても、七回忌のような法要のときにはきちんと香典袋に入れるのがマナー。
(‘ω’)「どんなふうに書けばいいの?」
そう思ったときの、七回忌の香典袋のマナーについてです。
七回忌法要の香典袋の表書き
表書きは個人の宗派によって変わるもの。
それだけに、どんな表書きのものを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
・御仏前
・御霊前
・御香典
などなどいろいろありますが、例えば「御霊前」は一部の宗教では使われていません。
それを考えると、どのような宗派でも使える「御香典」の表書きにしておくのが良いですね!
どの宗教なのかが分からない場合は、「御香典」を使うようにしてください。
御霊前:仏教や神道、キリスト教でも使えるが、浄土真宗では使わない
御仏前:浄土真宗で使われるが、他の宗派では使わない
御香典:宗派関係なく使われる
キリスト教の場合は「お花料」、神道の場合は「御榊料」などが使われることもあります。
また、葬儀のときは薄墨を使いますが、七回忌法要のときは普通の墨を使って書きます。
香典袋の名前の書き方
香典袋に名前を書くときは、フルネームで、ボールペンなどは使わずに書きます。
連名で書くときは右側を目上の人に、3人以上になるときは「外一同」と書くとスマート。
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七回忌法要香典袋の水引
水引にはいろいろな種類がありますが、七回忌のような不祝儀のときに使われるのは「結び切り」や「あわじ結び」というもの。
慶事には紅白の水引ですが、七回忌のときには黒白もしくは双銀などを使うことが多いです。
中央で固く結ばれていてほどけないことから、「二度とあってほしくないこと」「繰り返したくないこと」に使います。
結び切りの一種で、こちらもほどくことができません。
慶事、仏事どちらにも使うことができ、「二度とあってほしくないこと」に使います。
七回忌法要のときに使う代表的な水引はあわじ結びで、色は
・黒白
・双銀
「黒白」は一番メジャーな不祝儀のときの水引で、法要や葬式のときなどに使います。
神道の場合は、一周忌に相当する一年祭以降は使いません。
「双銀」は、「黒白」の水引が銀色になったもの。
通夜や葬儀、法要などの香典を包むさいに使われ、比較的金額が多いときに用いられます。
見た目も、銀が入っているので黒白よりもゴージャスです。
関西では一部の地域で、香典袋に黄白の水引を使うこともあるようですが、一般的には一周忌までとされています。
七回忌の場合は、あわじ結びなどの水引を使うことが多いようです。
香典袋の中袋の書き方
香典袋には、中にお金を入れる用の袋がついていることがあります。
中袋に金額を書いておくと、後から計算する方が楽になります。
中袋の書き方は何種類かありますが、上記のように袋の裏側に、右に金額、左に住所と氏名を書く方法がひとつ。
表中央に金額を書き、裏の左に住所と氏名を書く方法。
裏の左に寄せて、金額、住所、氏名を書く方法。
中袋に書くことがらは「金額と住所と氏名」の3つ。それを忘れないように記載しましょう。
また、金額は漢数字で書きます。
これは、数字よりも見間違いが少ないとされているため。
書きなれないものもあるかもしれませんが、確認してみてくださいね。
2:弐
3:参
5:五、伍
10:拾
100:百
1000:壱阡円
10000:壱萬
中袋がない場合は?
略式のときや金額が少ないときは、中袋を使わないこともあります。
そのときは、金額や住所氏名を香典袋の裏に記載するようにします。
もし中袋がいるなぁと思われる場合には、自分で用意しても問題ありません。
香典袋のお金の入れ方
不祝儀の場合は、お札を入れるときは顔が裏になるように封筒に入れます。
七回忌ではそこまで気にしないという方もいますが、慣習通りにしていたほうが無難かなと思います。
↑上から見たときに、顔が裏になるように入れます。
また、すべてのお札の向きはそろえるようにしましょう。
その他、香典袋のお金の入れ方などについては、こちらも参考にどうぞ。
祖母の七回忌の香典、わが家の場合
わが家の祖母の七回忌は、きちんとした法要などはせずに、家族(父母と子どもとその孫)での会食だけで終わりました。
父母も年をとってきて、他の兄弟姉妹は遠方に住んでいるため、一堂に会するというのがなかなか難しくなってきたんですよね。
・法要はなく会食のみ
・仕事で私の主人は来れず子どもと私のみの出席
これで包んだ金額は3万円でした。おそらく、一般的な金額なのではないかなと思います。
会食のみの七回忌のことについては、こちらでもご確認ください。
まとめ
・祖母の七回忌の香典金額は1万円~3万円
・会食がある場合は上乗せ
・夫婦連名にする場合は上乗せ
七回忌を境に、年忌法要は規模が小さくなっていくと言われています。
家族だけでの法要でも故人がさみしくないように、思い出話に花を咲かせてくださいね。
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