喪中なら子どもの年賀状もダメ?出したい場合の対処法は?

喪中のときは年賀状を出さないようにするのが一般的。

ですが子どもは、友だち同士で年賀状を出し合う約束をしていたり、「○○ちゃんに出したい!」と言うことも。

例えば私の親が亡くなった場合、娘である私はもちろん喪中なので年賀状は出しません。

でもそれって、私の子どもも同じように「喪中だから」と年賀状を出さないでおくべきなんでしょうか?

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子どもの喪中の範囲はどこまで?子どもも親と同じにするべきなのか?

ここでまず疑問に思うのが、「喪中の範囲はどこまで?」ということ。

近親者の不幸はすべからく悲しいものですが、どこまでの関係性だったら喪中になるのかって、はっきりしないことが多いですよね。

小学校の忌引き制度には「何親等まで」という取り決めがありますが、年賀状の喪中には明確なルールがありません。

そのため、「自分の気持ちとして、新年のお祝いができる状態かどうか」が判断基準になります。

とはいえ、大人なら自分の気持ちを見つめなおすことができますが、子どもだとそれも難しいもの。

人の死を理解できるのはある程度大きくなってからですし、年賀状と結び付けて考えさせるのも困難です。

もう一つの判断基準としてはこちら。

喪に服する範囲は、一般的には故人を中心とした一親等(両親、配偶者、子)と、二親等(兄弟姉妹、祖父母、孫)までとされています。

引用:日本郵便

喪に服する範囲を表にするとこちら。

配偶者
子ども
父母
義父母
祖父母
義祖父母
兄弟姉妹
義兄弟姉妹
いとこ 喪ではない
おじ・おば 喪ではない

自分から見て2親等までは、年賀状においても喪を服すのが一般的。

子どもを中心に考えると、祖父母までの範囲は喪に服すものを考えます。

ただ、関係性によっては(同居しているなど)、3親等までを喪に服す範囲として考える場合もあります。

喪中なら子どもも年賀状を出してはいけないのか?

例えば、子どもにとっての祖父母が亡くなったとき、2親等に入るので本来なら喪に服す時期。

ですが前述したように、年賀状の喪中は範囲が明確に決められているわけではありません。

状況によってはもっと広い範囲で喪に服すこともありますし、2親等であっても年賀状を出すことも。

まずは、子どもに年賀状を出したいかどうか、意向を聞いてみるのが一番かなと思います。

最近では、親が喪に服している場合でも、子ども同士の年賀状は許容している方が多いようです。

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子ども同士の付き合いもありますし、約束をしている場合もあります。

「喪に服す」ということが分からないうちは、子どもの意向に沿ってもいいのかなと思います。

もちろん喪中であることを理解できるくらいの年齢になれば、年賀状を控えさせるのも方法の一つ。

マナーを教えるきっかけになるのではないでしょうか。

喪中でも子どもに年賀状を出させる?わが家の場合

喪中に年賀状を出さないというのは、他の親族への配慮でもあります。

親なら目をつむれることでも、人によっては悲しくなったりさみしく感じたりすることもあるかもしれません。

そういった意味では、「同居しているかどうか」というのは基準の一つになりますよね。

祖父母と同居していて、祖母が亡くなったのに祖父の前で年賀状をしたためるのは、やっぱり心苦しいと感じてしまいます。

子どもにとって、身内の不幸が悲しいことと、年始のお祝いをすることはまったくべの別問題。

そう分かっていても、身近にいる人の心情も考慮したほうがいいかなとも思うんですね。

わが家の場合は、どれだけ親族としての範囲が遠くても、親密にしていた関係なら控えてほしいかなと思います。

同居していたらなおさらそう思います。

別居している祖父母の場合だったら、「なくなってしまったけど、年賀状はどうする?」と聞いてみるかもです。

「年賀状を出す」「年賀状を出さない」

どちらが正しいということはなく、出したら不謹慎だということもありません。

あくまでも本人の気持ち次第です。

子どもが小さいうちは、親の考え方に左右される部分も大きいと思いますが、それなりの年齢になれば子ども自身に選択させていいかなと思います。

喪中に子どもが年賀状の代わりに出せるものは?

もし子どもも年賀状を出さないことに決めた場合は、年賀状の代わりになるものを送ってもいいですね!

「友だちと約束してたけど、喪中だからやめておこう…」

「出すって言ったのに送らなかったら怒っちゃうかな…」

仕方ないこととはいえ、子どもなりに友だちとの関係に悩んでしまうかもしれません。

そんなときに、年賀状の代わりに送れるものがあれば、子どもの気持ちもすっきりするかもしれません。

年賀状の代わりにはクリスマスカードや寒中見舞いを

年賀状の代わりとしては「クリスマスカード」「寒中見舞い」がピッタリ。

クリスマスカード:12月中旬からクリスマスまでに

寒中見舞い:1月8日~立春である2月初旬までに

どちらも冬休みの間というわけにはいかないですが、年明け前に届いてほしいか、年明け後にしたいかで決めるといいかなと思います。

喪中だけど子どもの友だちから年賀状が来てしまった場合

「喪中だから年賀状は出さない」と決めた後に、友だちからの年賀状が来た場合。

そんなときは、寒中見舞いで返事をするのが一般的。

URL

ですが寒中見舞いの時期って、もうすでに新学期が始まっているころなんですよね。

事前に喪中であることを伝えていない場合は、「送ったのに返してくれなかった!」とトラブルになるのは避けたいところ。

関係がこじれてしまうのはかわいそうだし、故人もそれを望んだりはしていないはず。

個人的には、そういう場合は返事を書いてもいいかなと思います。

まとめ

喪中に対する考え方は、昔とはずいぶん変わってきています。

子どもに関してはあまり考えすぎず、本人がどのように思っているかを重視してもいいかなと思います。

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