独身のときはそれほど気にはしてなかったけど、結婚してお付き合いの幅が広がると出てくる「お中元」問題。
私たちの母親世代ではツーカーな考え方なのかもですが、正直まったく分からない!
(´・ω・`)「そもそもお中元って何…?」
お中元ってなんのためのものなのか、お返しや時期などに意味はあるのか?などなどのまとめです。
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お中元の意味と由来
お中元は夏にご挨拶として贈るもの。
お世話になっている人に、日頃の感謝と「これからもよろしくおねがいします」という気持ちを込めて贈ります。
仕事での顧客や上司、親族や習い事の先生など、基本的には目上の方に贈ることが多いように思います。
込められる意味は贈る相手によって違いますが、
・「これからもお付き合いをよろしくおねがいします。」
・「暑いですが体に気を付けてください。」
こういった相手への心遣いが、お中元のそもそもの理由になっています。
お中元は古くからの日本の伝統的な行事ですが、最近では少し変わってきています。
親しい友人にありがとうの気持ちを込めたり、なかなか会えない親戚に現状報告したり。
年賀状などと同様に、コミュニケーションツールの一つとして使われることもあります。
ちなみにわが家は、旦那さんの実家に贈ってるんですが「お中元」という名目ではないんですよね。
時期的にはお中元と同じですが、遠方に住んでいるので「この地域のおいしいものを贈るよー」という軽い感じで贈ってます。
根っこ部分にあるのは「相手への気遣い」
こういうお中元の形でも、まぁいいのかなと個人的には思っています。
お中元の由来。お中元はいつからできた?
お中元の起源でもある「中元」は、1月15日の「上元」、10月15日の「下元」とともに「三元」と呼ばれる中国の年間行事です。
それぞれを司る神様がいて、中元の日は「今まで犯した罪を償う日」とされていました。
それが日本に伝わってきたとき、「お盆」と結びついたとされています。
最初は焚き火をする習慣だったのが、いつしか生きている無事を祝う習慣に。
親戚や知人と無事を喜び合うようになり、贈り物や手土産での挨拶に変わっていきます。
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まずは室町時代の上流階級の間に広まっていったお中元の習慣。
江戸時代には一般庶民の間でも広まっていき、現在にいたります。
こうやって見てみると、ものすごく古くからある伝統的なものっていうのがよく分かります。
コミュニケーションツールとしての使われ方は、昔でもされていたんでしょうね。
お中元のお返しの意味
お中元はそもそも「相手への感謝の気持ちを伝えるもの」なので、本来はお返しは必要ではありません。
お中元をもらったときのマナーとしては
・お礼の電話をするとより丁寧
・お返しをするときは半額くらいのもの
これが一般的な常識とされています。
では、お中元を贈ったらものすごく高価なものがお返しとして贈られてきた!
そういう場合はどんな意味があるのかというと、「次からはお中元はいらない」という意思表明になります。
でもこれって、難しいですよね。
相手方がどこまでの知識をもってお返しをしてるのか、もらった側としては分からないですし。
もしお中元をもらってお返しをするときは、もらったものよりも高価にならないように。
特に、立場は同じではない人(上司や部下など)に贈るときは、同額のものにならないように。
「次回からはいらない」という意味でお返しをするときは、「気遣いはいらない」旨の一言を添えたほうが親切です。
お中元の時期の意味
お中元を贈る時期は、地域によって少しづつ差があります。
東日本:7月初旬~
西日本:7月中旬~
半月から一ヶ月ほど贈る時期に差がありますが、最近では7月初旬~の早めに贈ることが多いように思います。
わが家も贈る時期は、だいたい7月の最初です。
もしこの時期を過ぎてしまったら、暑中お見舞や残暑お見舞いとして贈ります。
お中元をこの時期に贈るのは、「暑いので体に気をつけてください」という意味が込められています。
なかなか会えない人に贈ることも多いので、健康状態を知るきっかけにもなりますしね。
私は本格的に暑くなる前に贈りたいと思っているし、デパートなどのお中元も7月初旬で統一されていることもあります。(もちろん日時指定はできるでしょうけど)
だんだんとお中元って、贈っている方が減ってきてるように思います。
わが家だって、旦那さんの会社の人には贈ってないですしね。
だけど意味や由来を知ると、贈ってみたいと思える人の心当たりがあるんじゃないでしょうか。
贈るときはぜひ、ステキな意味を込めてみてくださいね。
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