知立市には、歌川広重がかいた『東海道五十三次』の39番目の宿場があります。
そしてその歴史を歩く散歩道が「東海道宿場散歩みち」として、新日本歩く道100選に認定されています!
子どもと一緒に歩いてきたので写真や名産なども紹介しつつ、レポしたいと思います!
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愛知県知立市『東海道宿場散歩みち』は歴史情緒を感じる3時間だった
「知立市って何が有名なの?」と聞かれると、うーんと唸ってしまう方が多いはず。
私もまさに唸っていた口なんですが、今回の散歩道で「新日本歩く道認定もうなづける…!」となったわけですね。うむ。
知立市といえば、まずは宿場町だということ。
東海道39番目の宿場ということで、その名残をいろんなところに見ることができます。
そしてもう一つは、在原業平が句を読んだことでも有名になった「かきつばた」
全国的にかきつばたで有名な寺があり、春にはかきつばたまつりも行われます。
『東海道宿場散歩みち』はその著名な場所を巡る道。
全長5.6キロ、子どもの足だと約3時間、大人だけだと約2時間ほどの道です。
正直、知立には散歩道スポットの他にも見どころがけっこうありまして、ついつい寄り道をしてしまいます。
しっかり堪能したい場合は、事前にスポットを調べてから行程を見直したほうがいいかも。
この散歩道には、在原業平関連が非常に少ないので。
あとはこのルートは丸くなっていないので、どんな交通機関で行くかがけっこう悩む点。
わが家は車で行きたかったので、だいぶ回りくどいやり方をするはめに。
交通の便は良くないです。
1.かきつばたの名勝地「無量壽寺」
カキツバタ庭園のある無量壽寺は、在原業平の
「かきつばた きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」
という伊勢物語の中の一句でも有名。
5月にはかきつばたが咲くので、その時期を狙って行ってみてもいいですね!
『東海道宿場散歩みち』コースは、この寺からスタートです。
2.明治用水散歩道
明治用水は10キロを超える水路。
今は地中に入っている管水ですが、かつては川のように地表に出ていたそう。
水路の上の土地を役立てようということで、今は散歩道ができベンチが置かれ、憩いの場になっています。
桜並木があったり川のせせらぎが見られたりと、なかなか良い風景です。
3.松並木
松並木に来るまでの道は、歩道がないので子連れにはけっこう辛い。
しかも細い道でもスピードを出す車が多いので、ちょっと怖い。数歩歩くたびに後方を確認しながらの散歩。
しかし松並木の道は、歩道が大きくて快適!
ここではその昔、馬市が開かれていたそうです。その名の通り、馬の売買を行う場。
東海道五十三次にかかれているのも、ここの馬市の様子ですね!
近くにはこんなのも。
今は「知立(ちりゅう)」ですが、「池鯉鮒(ちりふ)」だったみたいですね。
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4.本陣跡
こちらが、池鯉鮒宿本陣があった場所。
大名や公家など、多くの人が泊まったといいます。
この本陣跡の近くには、知立名物あんまきを売っているお店が。
そりゃもちろん、食べ歩きをするのさ。
かつてサービスエリアであんまきを食べたことがありますが、同じ商品名とは思えないほどウマい。
もう一つ食べてやるぜ。
ちなみに、上があんこで下が白あん。焼き印が違う。
知立へはかなり遠いのだが、これを食べるためだけに行きたいとすら思う。
5.知立古城址
元禄期に倒壊した城が建っていた場所。
今は公園になっていて、子どもたちの遊ぶ声が響き渡っています。
6.知立神社
ゴールは知立神社。国の重要文化財である多宝塔があります。
知立は山車文楽も有名なんですが、知立神社の祭りで行われる山車文楽とからくりは、国の重要無形民俗文化財として認定されています。
そういえば今まで歩いた道でも、山車をしまっている倉庫を多く見かけました。
だんじりで有名な岸和田の周辺も、同じように倉庫が多くみられますね!
ひっそりと咲いているカキツバタがキレイ。
知立には散歩スポットがたくさん!1日コースにできるかも
知立を歩いていると、いたるところに散歩コースの案内があります。
これは東海道宿場散歩みち。
これはまた別の散歩道。
全部で4種類くらいはあったように思います。
見るべき場所が多い分、こうやって散歩コースを提示してくれているんでしょうね。1日では回りきれん。
子どもを連れて約3時間。
街並みがキレイだったのと、視界に変化があったのとで、飽きずに最後まで楽しく歩けました!
知立に行く機会があれば、ぜひ子どもと歩いてみてはいかがでしょうか。
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