そもそも寒中見舞いは、暑中見舞いと同じように厳しい季節での相手の体調を気遣うための季節のあいさつ状。
ですが最近では、年賀状を出し忘れたときに使うことも増えてきました。
出す時期を考えると、年賀状を出せない喪中の方への喪中はがきの返事として使うこともできます。
ただ喪中の方への寒中見舞いは、文面などで気を使うことも多いですよね。
喪中はがきの返事を書くときの注意点やポイント、文例などの紹介です!
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喪中はがきの返事には寒中見舞い!出す時期はいつ?
喪中はがきが出されるのは、だいたい10月から11月にかけて。
多くの人が、年賀状を用意し始める前に受け取れるようにするのが一般的です。
喪中はがきの返信は、基本的には不要。
ですが、喪中見舞いや寒中見舞いとして返事を出すととても丁寧で、喜んでもらえることと思います。
喪中見舞いに関しては、出す時期が特に決められているわけではありません。
喪中であることを知ったら送るものとされていますが、最近では贈答用のろうそくや線香を同封することもあるようです。
もちろん、ハガキや手紙などだけでもOK。
寒中見舞いを出す時期まで待たずに贈りたいという場合には、喪中見舞いを選ぶのがベストです。
さて、喪中はがきの返信方法としては代表的である寒中見舞い。
出す時期は、松の内(1月7日)が過ぎてから立春(2月4日ころ)までに間に送るものとされています。
この時期を過ぎると「寒中見舞い」ではなく「余寒見舞い」となるので、文言に注意してくださいね。
寒中見舞いを喪中はがきの返事とするときの注意点やポイント
年賀状を出し忘れた際の寒中見舞いと違い、喪中の方へ送る場合は注意する点がいくつかあります。
相手方に失礼のないように、おさらいしておきましょう!
そのときの季節をあらわすデザインではあるんですが、喪中の方へ送るには不向き。
ハガキは通常の白いものを選ぶか、薄いグレーやブルーの寒色系のものを使うのがおすすめ。
また、切手も通常用のものではなく、弔事用を使ったほうが無難です。
明るい色使いの切手は避けるようにしましょう。
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また「ますます」「しばしば」などの重ね言葉も控えるようにしたほうが無難です。
これらは忌み言葉と言われ、喪中の方へはもちろん、慶事の際にも使わないほうが良いとされています。
報告したいことがあっても我慢。
しばらく時間が経過して、相手の気持ちが落ち着いてから報告するようにしましょう。
大切な人が亡くなった遺族の気持ちは、こちらではかることはできません。
亡くなってから日がたっていてもなお、まだ深い悲しみの中にいることも少なくはありません。
どんな関係性であったとしても、その気持ちに土足で踏み込むのは失礼にあたります。
気持ちに寄り添うこと、悲しみを否定しないこと、アドバイス心を出さないことに気を付け、相手を気遣う言葉を選びましょう。
寒中見舞いを喪中の人に送るときの一筆文例
基本的な構成は
・お悔やみの言葉
・相手を気遣う言葉
・日付
喪中はがきをもらってすぐに喪中見舞いとして出す場合は、通知をいただいたことへのお礼があってもいいですね!
文例
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中でいらっしゃるので年頭のご挨拶は控えさせていただきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
○○様が亡くなられてから〇月、まだ悲しみがいえぬことと存じます。
厳しい寒さが続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。
○○様がご逝去されて数か月、ご家族の皆様は寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
厳寒の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中のことと、年頭の挨拶は控えさせていただきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ご家族が1人欠けたこの冬は、寒さもひとしおのことと存じます。
○○様(故人)にはお世話になりながら、お返しすることもできずお別れすることになってしまいました。
今はただご冥福をお祈りするばかりでございます。
厳しい寒さはしばらく続くと聞きます。
お体に気を付けて、ご自愛くださいませ。
まとめ
喪中はがきをもらっても、必ず返事を書かなければいけないわけではありません。
ですが悲しみに暮れている中、お悔やみの気持ちをもらった遺族はきっと心が癒されるはず。
関係性によっても変わりますが、より丁寧な対応ではないかと思います。
喪中見舞いとして品物も贈りたいという場合は、こちらも参考にどうぞ!
https://ameno-ato.com/4958.html
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