実家や義実家に帰省すると、墓参りをする機会もあるかなと思います。
実家のお墓参りは、一緒に行く相手が身内だからあまり気にせずに行けるんですが、旦那の実家となると緊張するものですよね。
嫁として義実家に失礼にならないようにしなきゃいけないし、かと言って正しいマナーってよく分からないし。
「持ち物は?」「服装は?」「時間は?」
旦那の実家のお墓参りに行くときの、細かいマナーについての紹介です!
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旦那の実家のお墓参りに決められたマナーはある?
夏の帰省、お正月の帰省、各種法事のときなど、旦那の実家でお墓参りをする機会は何回かあるかと思います。
「マナーを知らない嫁だと思われたくない」
「先祖供養を大事に思う良い嫁だと思ってほしい」
私の義母はわりとそういうことにこだわるタイプなので、けっこう気を使ってたんですよね。
義両親とは今後長い付き合いになるし、よく思われるに越したことはないです。
さて、気になるのは、「お墓参りに正しいマナーってあるの?」ということではないでしょうか。
法事ならまだしも、各々が思い立ったときに行くはずのお墓参りに「こうしなければいけない」という決まり事っであるんでしょうか。
仏壇仏具を取り扱う滝田商店によると
お墓参りに特別な作法はありません。
故人や先祖に手を合わせ、冥福を祈る気持ちが大切で、決められている作法はないとのこと。
宗派やその家族の慣習によって左右されることもあるので、基本的な事柄のみを頭に入れておくだけでいいかなと思います。
![](https://i1.wp.com/ameno-ato.com/wp-content/uploads/2019/07/927673.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
若い世代では知らない方も多いので、感心されるかもですね。
旦那の実家のお墓参りに持って行くべき持ち物
仏教では、お墓や仏壇へのお供えの基本は「五供(ごくう・ごく)」とされています。
この5つは
花:トゲのあるものやニオイが強いものは避ける。
灯明:ろうそくの灯が一般的。
浄水:お墓の水鉢に新鮮な水を張る。
飲食(おんじき):故人が好きだったものなどを供える。
お墓参りでの持ち物も、これら供養の仕方に沿って持って行けばいいかと思います。
一般的な持ち物は
・生け花
・花ばさみ(必要な場合は)
・線香
・ろうそく
・マッチやライター
・お菓子や飲み物などのお供えの品
・お供えの品を置くための半紙や懐紙
・数珠
・墓掃除に必要なもの(ひしゃく、バケツ、ゴミ袋など)
さてではそれぞれ詳しくです。
菊が選ばれやすい理由はは、枯れても散らかりにくい・日持ちするから。
菊の花以外にもよく使われている花についてはこちらを参考にしてみてください。
≫≫お彼岸に仏壇や墓へのお供えにおすすめの花を贈る場合の相場金額
トゲがあるもの・ニオイがきついもの・毒があるものは避けるというのもポイント。
水きりをして供えたい場合は、花ばさみやキッチンバサミを持って行くといいかも。
ですが最近のお墓では、ろうそくに火をともしてはいけない墓地もあります。
LEDのろうそくを代用品として使っている方も多いですね!
義実家の墓地も火気厳禁なので、お線香も短く折って、帰るときには消えているのを確認しています。
故人が好きだったものを供えると喜んでくれるのではないでしょうか。
お供えした飲食品は、持って帰るのが一般的。
「お下がり品」として家族でありがたくいただくのが、先祖供養にもなります。
また、お供えの品を置くための半紙や懐紙は忘れがちなものの一つ。
直に置くのは抵抗があるかと思うので、こういった気遣いができるといいかも。
ほうきとちりとり、ひしゃくやバケツ、花立て用のブラシを置いてある墓地もありますので、事前に確認を。
花立て用のブラシがない場合は、100均などの水筒洗いで代用できます。
私が毎回持って行くように気を付けているのは、ゴミ袋と雑巾。
墓を拭くときと、花を切ったとき、雑草を抜いたときなどに使います。
忘れがちなので、お嫁さんがパッと出すと好感度高いです!
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旦那の実家のお墓参りに行くときの服装
前述したように、お墓参りについての決まったマナーがあるわけではありません。
お墓参りはお盆やお正月だけではなく、人生の節目や報告があるときに気軽に手を合わせにいくもの。
法事のときのようにかしこまった服装をする必要はありません。
ですがだからといって、あまりにも華美な服装や色鮮やかな服、露出の高いものは避けるべき。
おしゃれをして行くような場所ではありませんし、なによりも掃除がしにくくなります。
高いピンヒールなんて履いていくと「何しに来たの?」と思われてしまうかも。
・華美になりすぎない服装
・派手な露出や色を避ける
・動きやすい格好
・ジャージなどのカジュアルすぎる服装は避ける
・ファーや動物の皮を使ったものなどは避ける
白・黒・グレー・ベージュなどのシックな色調を選ぶと無難かなと思います。
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ただ大事なことを報告する場合や、人生の節目にお参りする場合には、少しかしこまった服装にしてもいいかもしれません。
結婚の報告や懐妊の報告などなど、故人への思い入れがある場合にはきちんとした服装であらわすといいですね!
墓参りの髪型は気にするべき?
お墓参りのときの髪型は気にする必要はありません。
あまりにボサボサだと見栄えが悪いですが、基本的な身だしなみができていれば大丈夫です。
昔は明るすぎる髪色だと後ろ指をさされることもあったようですが、最近ではなくなっているよう。
墓掃除がしやすいように、邪魔な髪は束ねておくというくらいでいいかなと思います。
旦那の実家の墓参りに行くときの時間
「お参りは是が非でも午前中に行くべきだ!」
年配の方は特に、こんなふうに思っていることが多いですね。
これは、「他の用事よりもお参りを優先させるべきだ」という考え方からきているもの。
実際には、お墓参りに行ってはいけない時間帯というものはありません。
ですが、じゃあ24時間いつでも行っていいのかというと、そういうわけでもないですよね。
管理者がいる霊園は開園時間内に行く
うちの実家がまさにこのタイプなんですが、管理されている霊園なので時間外に立ち入ることはできません。
事前に開園している時間帯を調べてから行くようにしましょう。
ついで参りは控える
「お墓参りのついでに観光・買い物」はOKですが、「買い物のついでに墓参り」はNG。
他の用事を優先させてお墓参りを後に回すのもNG。
気持ちの問題ではありますが、先祖を敬ううえでは大切なことなのかもしれません。
真夜中のお参りは避ける
暗くなってからのお墓参りは危険!
照明設備が整っていない場合は特に、暗くなってからのお墓参りは避けましょう。
その他、この行事のときにはこの時間帯が望ましいというものもあります。
「迎えるのは早い方がいい」「送るのは遅いほうがいい」とされているので、迎えるときには早めの時間帯に、送るときは遅めの時間帯にお参りするのが良いとされています。
お盆のお供えの牛と馬が「来るときは馬に乗って早く来てね」「帰るときは牛に乗ってゆっくりね」というのと同じ理由ですね。
30日までにお墓参りをして、墓掃除をすませておくと気持ちよく新年が迎えられます。
新年のお墓参りは、神社への初詣と日にちを分けるのがベスト。
どうしても同日になってしまう場合には、神社への初詣の後に墓参りをするようにします。
1日しか帰省できない、墓参りできるのはこの時間だけなど、日程が限られている場合にはそれほど気にせず、家族で相談して参ればいいのではないかと思います。
しきたりや慣習は大事ですが、先祖供養の気持ちを持って手を合わせることが一番大事なことかなと思います。
まとめ
義実家のお墓参りは、やはり気を使うもの。
家庭によって今までやってきた方法があると思うので、基本的な事柄を知っておき、対応できるようにしておくといいですね!
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