年賀状の結婚報告を喪中の相手にするときのマナー。送り方と文例

結婚したら「結婚報告」のハガキを出すのが定番。

最近では、結婚報告を兼ねて年賀状を出すという方も増えてきました。

参列してくれた方にはそのお礼も兼ねて、参列できなかった方には当日の報告を兼ねて。

何度もやり取りする必要がないため、友人に向けた結婚報告には年賀状がピッタリ。

ですが相手が喪中の場合は、どのように結婚報告をするのがいいのでしょうか。

喪中の相手に送る結婚報告のマナーや送り方、文例の紹介です。

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年賀状で結婚報告を喪中の相手にするときのマナー

喪中の期間は控えるべきとされていることがいくつかありますが、年賀状は代表的なもの。

喪中の間は出すことはもちろん、受け取ることも望ましくはありません。

「すべての慶事を避けるべき期間」というわけではありませんが、相手は深い悲しみの中にいることも考えられます。

そんなときに、幸せそうな結婚報告を見るのはつらく感じられるかもしれません。

相手から喪中はがきをもらっている場合、そうでなくても喪中だと知っている場合には、年賀状で結婚報告をするのはマナー違反です。

喪中期間に関しては諸説ありますが、亡くなってから1年間とすることが多いです。

ですが結婚報告ハガキには、2人で住むことになる転居先を知らせる役割もあります。

報告をしないままでは、今後不都合がある場合もありますよね。

そんなときに使えるのが寒中見舞いや余寒見舞い

喪中のため結婚報告を兼ねた年賀状を出せない場合には、寒中見舞いや余寒見舞いで報告をしましょう

喪中の相手への結婚報告や寒中見舞いを使おう

寒中見舞いはもともと、寒さが厳しい中での相手の体調を気遣うための季節のあいさつ状。

最近では、喪中はがきへの返信や年賀状を出し忘れた際など、さまざまな場面で使われるようになりました。

喪中の相手への結婚報告は、寒中見舞いを使うと角が立たずとても丁寧です。

寒中見舞いはいつからいつまで出せる?

寒中見舞いを出す時期は、正月松の内(1月7日)を過ぎてから立春(2月4日頃)まで

この期間中に出すものとされています。

この期間を過ぎると、次は「余寒見舞い」となり、あいさつの言葉が変わるので注意。

寒中見舞いで喪中の相手に結婚報告をするときの注意点

喪中の相手に、寒中見舞いで結婚報告をするときの注意点をまとめました!

書く前にチェックを。

喪中であることは触れない

一枚のはがきで、お祝い事である結婚報告と仏事である喪中の話を一緒にするのはマナー違反。

今回の寒中見舞いは「寒中の気遣い+結婚報告」なので、相手方が喪中であることには触れないようにします。

寒中見舞いには写真をつけてもいい?

結婚報告ハガキは、結婚式の二人の写真をつけて送ることが多いかと思います。

幸せそうな2人の写真を見るのは、受け取る側にとっても嬉しいもの。

「どんな人と結婚したんだろう」という好奇心も満たしてくれるので、写真付き結婚報告ハガキは定番です。

ですが喪中の相手に寒中見舞いとして送る場合には、写真をつけずに送るのが一般的。

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悲しみに暮れているかもしれない相手に、幸せそうな2人の写真は場違いであることも。

シンプルなハガキを選び、文面だけで結婚報告をするのが無難です。

マナーを気にしない友だち同士の場合であれば、写真付きでも可。
ただその場合も、華やかな写真は避け、落ち着いたものを選ぶようにしましょう!

寒中見舞いのハガキや切手

「いかにも喪中!」というものを選ぶ必要はありませんが、原色使いや派手なデザインを選ぶのも控えたほうがいいかも。

シックで落ち着いた色調のものを選ぶようにしましょう。

言葉選びは慎重に

結婚自体はとても喜ばしいことだし、おめでたいことでもあります。

が、喪中の相手に対してはおめでたい言葉を控えたほうがいいというマナーもあります。

「結婚報告」という目的もある寒中見舞いなので、めでたい言葉を完全に避けることは難しいですが、必要以上に使わないように配慮を。

結婚報告は相手が四十九日を終えてから

寒中見舞いで結婚報告をするとしても、相手が四十九日をまだ終えてないうちは控えたほうが無難。

亡くなってから日が浅い忌中は悲しみが深く、他人のお祝い事を聞くことに抵抗を感じているかもしれません。

早く報告したいと思っても、相手の忌明けを待ってからにしましょう。

忌明けを待っていると寒中見舞いの時期が過ぎてしまうという場合は、余寒見舞いで出すことができます。

余寒見舞いは、立春(2月4日)が過ぎてから暖かくなるまでなら出すことができます。

一般的には2月末までと言われていますが、地域によっては寒さが続く3月まで出すことも。

明確に時期が定められているわけではないので、臨機応変に対応を。

寒中見舞いで喪中の相手に行う結婚報告文例

基本的には

・時候の挨拶

・結婚の報告

・相手を気遣う締めの言葉

という順序で書いていくとすっきりとまとまるかなと思います。

相手によってはカジュアルな言い回しをしても良いと思いますが、結婚報告は長くなりすぎないように注意します。

寒中御見舞い申し上げます

厳しい寒さが続いておりますが 皆様お変わりありませんでしょうか

私事ですが 昨年〇月に結婚いたしました

今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願いいたします

厳寒の折 どうぞご自愛くださいませ

寒中御見舞い申し上げます

寒さが身に染みるこの頃でございますが ご健勝のことと存じます

私事ですが 昨年〇月に結婚いたしました

未熟な2人ですが 良い家庭を築いていきたいと思っております

今後とも変わらぬご交誼のほどよろしくお願いいたします

寒中お見舞い申し上げます

寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか

私事ですが 昨年〇月に結婚しました

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただけたらと思います

今後もよろしくお願いいたします

まとめ

喪中の相手への結婚報告は、通常よりも気遣いが必要です。

気にしない方もいますが、気にする方もいる喪中のマナー。

最低限のことはしっかりと守って、丁寧な結婚報告をしましょう!

年賀状で結婚報告や入籍報告をするときの注意点や文例はこちらをチェック!

https://ameno-ato.com/5053.html

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