小学生にとって、毎年行われるクラス替えは大イベント!
その1年が楽しく過ごせるかどうかの大きなポイントになると言っても過言ではありません。
ですがもちろん、一緒のクラスになりたい子もいればなりたくない子もいる。
子ども自身がそう感じる子もいれば、親から見て「この子と一緒がいい」「この子は避けたいな」というのもあります。
ここで考えるのが、先生に希望を伝えるのはどうなの?ということ。
小学校のクラス替えの希望や要望を先生に伝えるのって効果ある?良い伝え方って?
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小学校のクラス分けに親が希望や要望を伝えるのってあり?
うちの子が行っている小学校では、毎年クラス分けがあります。
年度の初めに学校に行ったとき、下駄箱でクラス替えの表をもらってそこに書かれているクラスに向かうというのが定番です。
先生がしっかりと考えてバランスのよいクラス編成にしてくれているとはいえ、思い通りにはならないのがクラス分け。
嬉しそうに帰宅する年もあれば、仲の良い子と一緒になれなかったと悲しそうに涙を見せる年もあります。
同じクラスで過ごす期間が長くなれば、気の合う子も見つかり始め楽しくなってくるようですが、やはり最初のテンションは違うもの。
去年のクラスで仲の良かった子と同じかどうかに左右されます。
3人グループで仲良しだったのに、1人だけ別のクラスっていうこともよくある話です。
見知った顔がないクラスでも、中に入ればそつなく仲良くなれる子もいれば、そうではない子もいます。
輪の中に入ることが苦手で、人見知りや場所見知りが大きくなっても継続する子だって、珍しくはありません。
そういう子どもの性格を親は知っているからこそ、クラス替えで希望や要望を言いたくなってしまうもの。
個人的には、クラス分けのことについて先生に相談するのはアリだと思っています。
もちろん思ったようにクラス編成を変えてくれるとは限りませんが、注意深く見てくれるきっかけにはなるんじゃないかと思います。
そもそも小学校のクラス分けの決め方はどうやってる?
あくまでも私が知っている先生の学校では、ということですが、クラス分けはその学年団の先生方での話し合いから始まるそう。
基本的には、まずクラスによる学力差が少なくなるように、バランスよく分散。
そのうえで、子どもの性格ごとに振り分けていくのだとか。
クラスの子どもたちを見ても、そう感じられることも多いですよね。
リーダーシップが取れる子は一クラスに集まらないように、分散。
問題児も集まらないように、クラスを分ける。
特別な配慮が必要な子を分散させる。
子どもたちの地域が偏らないように分散させる。
その他、子ども同士の相性が悪い子はできるだけ違うクラスにする。
親がモンスターペアレンツ傾向がある場合には、主任の先生のクラスにする、などなど。
さまざまな要因を考えつつクラス編成を行うのは、ものすごく大変だろうことは想像に難くありません。
クラス分けの相談を先生にしたとしても、聞き入れられるかどうかは分からないというのは、編成の際に考慮しなければいけないことが山ほどあるため。
要望通りにしてあげたいと思っていても、そうできない理由もあるんですよね。
小学校のクラス替えでの要望や希望は効果があるのか
「仲良しのあの子と同じクラスにしてください」のような希望や要望に関しては、聞き入れられないと思っていたほうがいいと思います。
もしそれを言ったとして同じクラスになったとしても、おそらくそれは偶然。
保護者の意見を聞いて、わざわざ同じクラスにしているわけではないはず。
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また、「なんとなく苦手で…」くらいの理由であれば、これもまた聞き入れられないかなと思います。
誰にだって苦手な子はいるもの。
それをすべて聞いていては、クラス編成なんてできるわけがありません。
逆に、希望や要望が聞き入れてもらいやすいのは、友だち同士でのトラブルがあった場合。
先生も知っているようなトラブルであれば、把握済みなので、クラス替えに反映されていることもあります。
ですが小学生になると、先生が把握していない子ども同士のトラブルもあるんですよね。
・家が近所だけど別クラスの子とのトラブル
・帰宅後の公園でのトラブル
・習い事でのトラブル
学校以外で起こることについては、先生が把握していないことも多いです。
そしてまた、トラブルが表面化してはいないけど、子どもの様子があきらかに変化しているという場合もあるでしょう。
保護者にしか分からないトラブルや、今後トラブルになりそうな芽。
そういうことについて先生に話をして、トラブルの現状を伝えたうえでのクラス分けの相談であれば、考慮してもらいやすくなるのではないかと思います。
避けるばかりが方法ではないことも知っておく
親としてはもちろん、自分の子どもが悲しい気持ちになるのは嫌だし、トラブルになる子とは離れていてくれたらと思ってしまうもの。
でも小学校での集団生活は、苦手な子とどう折り合いをつけて付き合っていくかを学ぶ場でもあります。
そう考えると、避けるばかりが最善策というわけでもないんだなとも思うんですよね。
うちの子にもとっても苦手な子がいて、なんなら保護者である私も苦手。
できればずっと違うクラスでいてくれたらと思うし、接点はできるだけ少なくしてほしいとおも思います。
ですが子どもの今後のことを考えると、そういう子と付き合う術を身に着けたほうがいいんだろうとも思います。
うーん、親は見ていてもどかしいばかりなんですが。
小学校のクラス替えの希望や要望の先生への伝え方
では、クラス替えの希望や要望を、先生にどのように伝えるのが良いのか。
あまり良い話ではないので、伝え方や言葉選びにも慎重になりますよね。
伝え方のポイントは
・抽象的ではなく、具体的にどんなことがあったのかを話す
・担任が把握していないであろう家での様子なども話す
単に「うちの子はあの子のことを嫌がっている!」というだけでは、思うような効果はないかと思います。
しっかりと現状を伝えて、「できれば違うクラスに」「もし不可能なら注意深く見守ってほしい」という旨をお願いするようにしましょう!
クラス替えの希望や要望は先生にいつ言う?
先生方がクラス分けの話し合いをするのは、春休みであることが多いです。
そのため、年度が終わるまでには伝えておきたいところ。
一番言いやすいタイミングは、3学期に行われる個人懇談のとき。
普段の学校での様子を聞くと同時に、トラブルのことを伝えて相談してみるといいのではないでしょうか。
もし個人懇談がない場合には、先生に時間をとってもらえないかお願いしてみるのもいいかも。
連絡帳で伝えるよりは電話で
先生とのメインの連絡手段は連絡帳ですが、クラス替えのことで相談したい場合は、できるだけ連絡帳は使わないほうが無難。
連絡帳は子どもの目にも触れるものなので、内容を邪推されないとも限りません。
面談のアポを取りたい場合も、連絡帳ではなく電話でのほうが安全です。
もし連絡帳で伝えるのであれば
お世話になっております。
子どものことで相談したいことがあるのですが、ご都合の良いお時間がありますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
ふわっとした内容にしておくと、誰に見られても困らないですね!
まとめ
クラス替えの希望や要望は、そんなつもりはなくてもクレームと捉えられてしまうこともあります。
言葉選びや伝え方に注意して、「相談」「お願い」を心がけましょう!
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