強度近視のわが家の子ども、オルソケラトロジーを始めたんですが、いよいよトライアル期間が始まりました。
トライアル期間までの話はこちらを参考にどうぞ。
さて現在、トライアルでの使用期間が2週間と少し。子どもの使用感や視力のレポです。
1、オルソケラトロジーを強度近視の子どもがした話。適応検査~お試し装着まで
2、強度近視の子のオルソケラトロジーを2週間お試し装着した子どもの視力←今ココ
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オルソケラトロジーは子どもでも無理なく使える?使用感や痛さレポ
オルソケラトロジーを始める前、ブログやYouTubeなどで情報収集をしてたんですよね。
そこで見つけたのがこちらの動画。
オルソケラトロジーを一週間試した様子が、1日ずつ詳細を動画にしてくれています。
これを見て気になったのは、やはり装着したときの痛さ。
目も開けられないほどにつらそうな顔をしていたり、なかなか外せずに苦労していたり。
これを見ると、子ども一人での脱装着は難しいのではと思ってしまうんですよね。
うちの子は眼科でのお試し装着の時点でもうすでに、「痛い」「目が開けられないよ」などをぼやいていたので、余計に不安だったんですよね。
寝ている間に目をガリガリ触っちゃって、目の中でレンズが割れてしまったらっていう不安もありました。
私自身がハードコンタクトを使ったことがなかったので、使用感も分かってあげられなかったですしね。
子どものオルソのトラブルは最初の3日間に集約される
現在、使い始めて2週間ちょいですが、トラブルはすべて最初の3日間に集約されていたように思います。
もちろんあくまでわが家では、ですが、4日以降は子どもが使用方法や使用感に慣れてきて、親の手を借りるようなトラブルはなくなりました。
これはうちの子がもう中学生だからということがあるかも。
オルソの開始年齢は、4歳からとも6歳からとも言われていますが、小さければ小さいほどに、トラブルは増えるのではないかと思います。
さて、最初の3日間にあったトラブルは
・装着後から寝るまでの間にずれてしまう
・朝、外せない
この3つはたぶん、多くのオルソ利用者が一度は経験したことのあるものではないかと思います。
めちゃくちゃ探しました。
そしてついでに言うと、つける前に人口涙液の目薬を入れて5分ほど待ち、目が潤っている状態にしておくとなおヨシ。
これをするだけで、装着時の痛みがかなり軽減されたようです。
だって、レンズがどこにあるのかまったく分からなくなっちゃったんだもん。
ただ目の構造的に、視認できる範囲内に必ずあるはず。
わが家の場合は、目尻の奥のほうにずれてしまってました。痛そうだった。
目が乾燥して眼球にくっついてしまって、外そうと思ってもなかなか外せないというやつ。
こちらも目薬をして潤った状態にしておくとだいぶ改善される気がします。
前を向いたまま、斜め下方向にスポイトを引っ張ると取れやすい。
子どもはオルソのケアをきちんとできるのか?
子どもの性格にもよるんだと思いますが、中学生のわが家の子ども、ある程度の声掛けをしないときちんとしたケアはできないです。
例えば2週間に一度のたんぱく質除去も、声をかけないと忘れています。
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ただ、「なくしたらやばい」とか「ケアしないまま目につけるとやばい」というのは理解してるんですよね。
今のところ、9割は自分でケアをしていて、残りの1割は私がチェックしているという状態。
もうしばらくしてもっと慣れてくれば、100%自分だけで手入れができるようになるんだろうと思っています。
強度近視の子どもがオルソケラトロジーでどれだけ視力アップするのか
さて、一番気になるのは「強度近視の子がオルソでどれだけ視力アップするのか」ということではないかと思います。
わが家は、初回装着時には、1時間で0.1⇒0.15にしかならなかったんですよね。
お医者さんも「近視が強いからもう少し時間がかかるね。でも屈折度は少しよくなってるよ。」とのことでした。
1週間後の診察では、0.15だった視力は0.7に。
この時点ですでに、今までつけていたメガネよりも見えやすい状態になっていると子ども談。
2週間後の診察でも、視力は変わらず0.7。
このときもお医者さんは「近視が強いからもうしばらく時間がかかるかもね」とのことでした。
ううむ、もしかするとうちの子の場合は、0.7あたりが限界値なのでしょうか。
これってすごく微妙な視力で、これなら18歳までメガネで過ごしてレーシックにしたほうがいいんじゃないのかと思ってしまいます。
なんとなく、1.0まで視力が上がってくれるのなら続けてみようと思っていたので、悩む。
トライアル期間終了まであと2週間、うまく視力が上がってくれるといいんですが。
子どもの見え方の実感値と実際の視力が違った
裸眼視力は今のことろ0.7ということで、特別良いとも言えないレベル。
ですが、子どもの見え方の実感としてはかなり改善しているようです。
低学年の頃から視力が悪化し始めたので、メガネなしでモノが見える世界が初めてだっていうのもあるのかもですが。
授業で困ることはない。遠くにいる人の顔もきちんと見える。困ることは何もない。
親としては、1.0まで上がらないのであればやめようと思っていましたが、子どもとしては「こんなに見えるのにメガネ生活はもう嫌だ」とのこと。
じゃあ、オルソよりも安価なコンタクト生活は?というと、これもまたオルソに比べると不便だと感じる様子。使ったことないのにさ。
日中に何もつけなくてもいいというのは、部活動や通学で移動の多い中学生にとっては、大きなメリットになるんでしょう。
それも分かるんですが、費用の違いはやはり大きい。
オルソケラトロジーとコンタクトレンズの値段比較
ここにきてやっと、きちんと価格比較をしてみようという気になりました。
オルソが思ったよりも視力が上がらなかった場合、値段によっては続行、値段によってはコンタクトも視野にという感じに。
実際は子どもの意見に左右される部分もあるのですが、とりあえず。
子どもが使うものということで、コンタクトレンズはソフト、1デイタイプで高めのものを選びます。
大人だったら安けりゃ安いほどいいんですが、子どもが使うものだからちょっと怖くて。
ソフトコンタクトレンズの費用などは、コンタクトレンズ通販のアットコンタクトのHPを参考にしています。
またオルソの費用は、わが家が行っている眼科のものです。
ソフトコンタクトレンズ作成時の子ども医療費助成は加味していないので、実際はもっと安くなるのではと思います。
オルソ | ソフトコンタクト1デイ | |
初回診察費用 | 5,000円 | 約1,000円 |
初年度費用 | 130,000円 | 6万円 |
初年度診察費 | 上欄に含む | 約12,000円 |
初年度ケア用品 | 約10,000円 | なし |
2年目費用 | 約22,000円 | 約72,000円 |
3年目費用 | 約110,000円 | 約72,000円 |
4年目費用 | 約22,000円 | 約72,000円 |
ざっくりとですが、オルソは4年間で約299,000円。
1デイソフトコンタクトは4年間で約289,000円。
ただこれは、ソフトコンタクトのめちゃくちゃお金がかかるバージョンで計算しているので、実際の差はもう少しあるはず。
1デイタイプではなく1マンスや2ウィークにするだけでも、価格がグッと下がります。
まあとにかく、オルソはもっとも高いということが分かる。うむ。
「いいソフトコンタクトにしてもこれだけかかるんだから」と、オルソを継続する言い訳にすることもできないでもないけど。
レンズ交換のたびに、11万円がポンッと出ていってしまうのは痛手です。
とにかく2週間後、トライアル期間が終わったときの視力を見て判断しようかなと思います。
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