自由研究のテーマはただでさえ選ぶのが難しいんですが、高学年になるとさらに頭を抱えることになります。
「興味があることじゃないと続けられない…」
「あんまり難しすぎるものはできない…」
「でも簡単すぎるものだとだめ。高学年っぽいものじゃないと…」
そんなふうに悩んでいる高学年ママさん、今年の自由研究は理科の研究にも社会の研究にもなる『洗剤とリボベジを使った実験』はいかがでしょうか?
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高学年の自由研究に洗剤とリボベジを使ったものはいかが?
こちらの自由研究は、洗剤とリボベジを応用して実験をしてみるっていうもの。
洗剤は一般的に使われている食器用洗剤を。
リボベジというのは『リボーンベジタブル(再生野菜)』のことで、一度食べた野菜をもう一度栽培しようってやつですね。
使いやすいのはやっぱり豆苗だと思います。
高学年向け洗剤と野菜の自由研究の内容
準備するのは
・リボベジができる用意
・食器用洗剤
リボベジができるような用意については、こちらを参考にしていただけたらと思います。
特に必要なものは野菜くらいでしょうか。
入れ物については、タッパーや食品トレイなどで代用すればいいかなと思います。
注意しないといけないことは、「日当たりの良い場所で」「水の入れ替えを頻繁に行う」ということ。
夏場は特に、カビが生えたり根腐れしちゃったりすることが多いです。
放置しすぎないように注意です。
さて、今回の実験の主旨は
・水で育てた再生野菜の育ち方
・洗剤を入れた水で育てた再生野菜の育ち方
どちらがどのように育っていくかを調べようっていう内容です。
豆苗を使う場合は3~5日程度で食べられるくらいに成長するので、そのくらいの日数を目安にして実験するといいかもしれません。
1、豆苗を二つに分けて(もしくは二つ使って)それぞれを水にひたす。
2、洗剤と水を混ぜて、片方には水を、もう片方には洗剤水をあげて成長を記録する。
もし時間に余裕があるようであれば、天然洗剤と合成洗剤を使い分けて観察してもいいかもしれません。
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洗剤と野菜の自由研究の目的は?
この実験、もちろんなんですが洗剤水で育てたほうの野菜は、思ったようには育ちません。
成長自体が少ないし、色やツヤもよくない。
これってつまり、「洗剤が植物に与える影響が分かる」っていうことなんですよね。
小学4年のときだったと思いますが、社会科の授業で浄水施設を勉強します。
ダムからの水がどうやって家庭に届くのか、家庭から出た生活排水はどうやって海に戻っていくのか。
大人でもうっすら覚えているかもですが、○○浄水場っていうやつ。
都市部では浄水施設は整っていますが、日本の中でもまだ浄水設備がない地域もあります。
そういう地域では、生活排水はそのまま川や海に流されていく場合もあります。
毎日お皿を洗うときに使っている洗剤。生活排水として流れた場合
・植物の成長にどれくらい影響があるのか?
・合成洗剤と、環境にやさしいと言われている天然洗剤では、どれくらい植物の成長に差があるのか?
家庭の排水も環境に悪い影響を与えているっていう結論が出せたら成功です!
洗剤とリボベジを使った自由研究のまとめ方
基本的には植物の成長観察なので、まとめやすいというのがこの自由研究のメリットでもあります。
・実験の概要と用意したもの
・どうなると思うかの予想
・植物の成長記録
・まとめ
成長記録については、毎日の記録をまとめてもいいですし、最初と中間日と最後の日という感じでもいいかなと思います。
豆苗を使う場合は、成長するまでに1週間もかからないですが、他の植物だともうちょっと時間がかかる場合もあります。
成長に時間がかかるものだと、毎日の記録をまとめるのは大変だと思うので、要所要所にしてもいいかもですね。
まとめ
野菜の再生は「エコ」や理科の観点から。
生活排水については、社会の授業内容ともからめることができます。
1日で終わるような自由研究ではありませんが、しっかりやればかなり充実した実験になるんじゃないでしょうか。
ぜひ試してみてくださいね!
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