中学校の通知表の保護者欄例文!伝わる書き方のコツとポイント

小学校までの成績は、気にならなくはないけどそれでもまだ、進学に直結するものではありません。

ですが中学校の成績は内申点として、高校進学に大きく影響します。

通知表によくある保護者欄のコメントも、当たり障りのないものよりも、しっかりと学習面について書いたほうが良いかなと思います。

「どんなふうに書いたら伝わるだろう。」「何について書けばいいんだろう。」

書く内容や書き方のポイント、例文の紹介です!

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中学校の通知表の保護者欄がある意味って?

通知表の保護者欄のコメントは、保護者がきちんと通知表を見たことの確認するという意味があります。

親に見せずに子どもが勝手に捨ててしまうようなことがないように、コメントを書いてもらったうえで提出となっているんですね。

多感な時期ということを考えると分からなくもないですが、なんとなく味気ない理由……。

でも通知表の保護者欄は、家庭での子どもの様子を伝えることができる良いきっかけでもあります。

年齢が上がってくるにしたがって、学習の重要度は増すのに先生と話す機会は少なくなるもの。

中学校の担任の先生と話す機会は、年に数回の個人懇談のみ。

多くのことは子どもを介して連絡が行われるので、大事な時期の学習の進度や家庭学習の方法など、親からアピールする機会なんてほとんどありません。

「保護者欄って、何を書いたらいいか分からないから、いつも同じことばかり」

「無難な定型文を書いておけばそれでいいよね」

それって実はとてももったいないこと。

思春期&反抗期の子どもたちは、自分から先生に「がんばってますアピール」をすることなんて少ないはず。

迷っていることや悩んでいることを、先生に積極的に相談できる子のほうが少ないと思うんですよね。

家庭学習でがんばっていること、子どもが悩んでいることなど、表立っては見えにくい子どもの様子を伝えるようにしましょう!

ただ保護者欄のコメントは、先生だけでなく子どもの目にも触れるもの。
子どもが嫌がるようなことや、後ろ向きな言葉は避けるようにしましょう。

中学校の通知表の保護者欄には何を書けばいい?必ず入れておきたい内容は

さてでは実際の保護者欄コメントでは、どのような内容を書けばいいのでしょうか。

保護者欄は書くべき内容が決められているわけではなく、何を書くかは親の自由です。

ですが、できるだけ子どものプラスになるようにしたいし、親がきちんと対応していることも伝えたいし、家での子どもの頑張りも知ってほしいもの。

以下、書くべきことと避けたほうが良いことです。

中学校の通知表の保護者欄に書くこと

感謝の言葉
「ご指導ありがとうございました」や「よろしくお願いいたします。」などの言葉は、最初か最後に必ず入れるようにしましょう!

家庭学習の様子など
家庭学習をどのように取り組んでいるのかで、親の教育に対する考え方がよく伝わります。

成績に結びついた点、努力が足りなかった点などを記載すると良いかもしれません。

今後の取り組み方など
今回の成績を踏まえて、子どもががんばりたいと思っていることや、親がどのようにしていきたいと思っているのかなどなど。

やる気が見える言葉を使うようにするといいのではないでしょうか。

その他、先生からの所見への返信をしてもいいですね!
改善すべき点が書かれている場合は、どのように直していこうと考えているか、良い点はどのように努力してきたかなどを中心にするといいかも。

中学校の通知表の保護者欄には避けること

先生や学校への要望や意見
通知表の保護者欄では、学校への意見や要望は避けるようにしましょう。

子どもの目に触れるものでもあるので、ネガティブな言葉はできるだけ使わないようにするといいかも。

子どもの評価を下げるようなこと
ついつい言ってしまいたくなる、子どもの愚痴や悪口。

対面で言うならまだしも、文字にしてしまうとあまり良くないかなと思います。

子どもが見てモチベーションが下がってしまうことは、できるだけ書かないようにしましょう。

ちょっと打算的になってしまいますが、やはり先生に好印象を持ってもらうのが得策。
わざとらしいのは逆効果ですが、子どもの良い部分にフォーカスしたいですね!

中学校の通知表の保護者欄の書き方のコツと例文

たとえば、意味は同じでも言葉を選ぶことで、読んだ人の印象が変わることってけっこうあります。

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保護者欄での印象が成績に大きく影響することはないと思いますが、その家庭のイメージにはつながると思うんですよね。

「ここの家庭は熱心だから、きっとがんばってくれるだろう」

「この家庭は、親御さんが子どもにまで気が回っていないかもしれない」

やはり良い印象を持ってもらったほうが、この先、なにかと得なのではないかと思います。

子どもがまったく勉強をしようとしなくて、成績もよくなかった場合。

「家でもまったく勉強をしません。」

「自宅の学習では、まず復習からがんばろうと話をしております。」

どちらも現時点では家庭学習をしていないわけですが、後者のほうがやる気を感じられます。

保護者が子どもと一緒に取り組もうとする意欲も感じられるのではないでしょうか。

「言い方次第」というと語弊があるかもですが、適切な言葉を選ぶようにするといいですね!

中学校の通知表の保護者欄コメント例文

成績によって様々なケースがあるかと思いますが、ズラズラっと並べてみます。

合っているものがあれば参考にしてくださいね。

保護者欄のスペースは小さいと思うので、2~3行のコメントにしています。
コメント欄が長い場合は、組み合わせて考えてもいいかもです。

思ったような成績につながらなかった場合

毎日決まった量の問題集を解くなど、努力はしていましたが、結果にはつながらなかったようです。

自分の苦手分野は把握できたようなので、重点的に取り組みたいと頑張る姿勢を見せております。

丁寧なご指導、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

思ったような成績ではなかったようで、今後の勉強方法について自分で試行錯誤している場面が見受けられました。

休みの間に、復習を中心に理解を深めていこうと考えているようです。

ご指導ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

本人自身も勉強不足を自覚しており、来学期(来年度)からは学校でも家庭でもしっかり頑張っていくと、決意を新たにしております。

今後の勉強方法について、先生に相談したいこともあるようですので、どうぞ見守っていただけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

苦手分野が分かっている場合

国語に苦手意識を持っており、他の教科に比べると自宅での学習量も少ないのではないかと思います。

本人も毎日の積み重ねだと分かっているようで、予習と復習にもっと時間を使おうと申しております。

今後も変わらぬご指導を、よろしくお願いいたします。

提出物の出し忘れが多いようで、とても反省していました。

自分なりに対策を立てて、出し忘れがないように頑張っていくと言っているので、見守っていただけたらと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

好きな教科と嫌いな教科がはっきりしており、興味のあるばかりに熱中しています。

数学は非常に好きで、家庭学習もよくしているのですが、国語はあまり興味が持てないようです。

苦手でも頑張っていくと言っており、自分で目標を立てているようです。

引き続き、ご指導のほどよろしくお願いします。

クラスが楽しいようで、毎日元気に通っております。

社会は得意で自信があるようなのですが、理科はどうしても苦手意識がぬぐえないようです。

先生に積極的に質問するようにしたいと言っておりますので、お手数ですが聞いていただけたらと思います。

ご指導のほどよろしくお願いいたします。

良くできていた場合

テスト前の家庭学習や、日ごろの予習復習の成果が出たと、本人もとても喜んでおります。

丁寧にご指導くださり、ありがとうございます。

今後も一層、集中して取り組みたいと言っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

苦手だった英語の成績があがり、日ごろの成果が出たと喜んでおります。

部活動との両立は大変ですが、今までにないやる気を見せてくれ、懸命にがんばっています。

丁寧にご指導くださりありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

今のクラスがとても楽しいようで、毎日元気に登校しております。

時間を決めて勉強をし、部活動にも思い切り打ち込むなど、メリハリのある生活ができているのかなと思います。

丁寧にご指導くださり、ありがとうございます。

今後も引き続きよろしくお願いいたします。

まとめ

担任の先生には、家での子どもの様子は分かりません。

影ながらがんばっていることや、今後の抱負など、子どもの良い面をサラッと伝える内容にするといいですね!

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