幼稚園や保育園のPTAは、行事ごとの打ち合わせやお世話役など、しなければいけないことがたくさんあります。
会長になるとその役割はさらに増え、特に入園式や卒園式でのあいさつは、負担が多いと感じる方もいることと思います。
多くの人前でのあいさつは、慣れていないとなかなかリラックスしてはできないもの。
幼稚園や保育園で行われる入園式での、保護者会会長のあいさつのポイントと文例の紹介です!
「入園式のあいさつをしないといけない!」そんな人の参考にぜひどうぞ!
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入園式での保護者会会長のあいさつのポイント
うちの子が行っていた幼稚園では、前年度の会長さんが入園式のあいさつを行うこととされていました。
会長としての仕事は入園式のあいさつが最後で、それから新しい会長に引き継ぐという形。
何度かあいさつを経験しているとはいえ、やはりおごそかな場である入園式で大人数を前に話をするのは緊張するもの。
スムーズなあいさつにするためには、ポイントをきちんと押さえておくといいですね!
入園式のあいさつは子どもへの語りかけも
入園式の保護者会会長のあいさつは、入園する子どもたちへ向けてのものでもあります。
たくさんの保護者や先生方、来賓の方々もいるので、つい大人へのあいさつとして作ってしまいがちですが、子どもたちへの語り掛け部分も作るようにするといいですね!
導入部分に、入園児に向けた言葉を入れるのがおすすめ。
優しい語り口で、子どもにもわかる言葉から始めるといいのではないかと思います。
入園前の子どもたちは幼く、難しい言葉では理解することができません。
小さい子に合わせた言葉選びをして、優しく話しかけるようにしましょう!
キリっとした話し方よりは、優しく温かみのある話し方のほうが好感度アップです!
入園式のあいさつでは前向きな言葉を
幼稚園や保育園への入園は、母子分離で生活する初めての経験になる過程が多いことと思います。
「やっと少しだけ手が離れる」とホッとしつつも、やはり誰しも不安を抱えているはず。
今まで母親と常に一緒に行動していた子が、初めて集団生活に向かうことに、心配しない人はいません。
だからこそ、入園のあいさつでは前向きな言葉選びを。
在園児の代表として、心配しなくてもいいということ、とても楽しく過ごせること、元気に成長していくことなど、不安を和らげる言葉を選んであげてください。
入園式のあいさつの長さはどれくらい?
幼い子たちがたくさんいる中では、やはり長すぎるあいさつはNG。
子どもが集中して話が聞ける時間は短く、入園式という特別な場ではさらに短いことと思います。
伝えたいことを簡潔にまとめ、早めに切り上げるくらいがいいのではと思います。
おすすめは300字程度のあいさつ文、時間にすると1分ほど。
ゆっくりと話す場合には、もっと少ない文字数でもいいかもしれません。
小さい子が集まる場では、長いあいさつよりも短いあいさつのほうが好まれるので、省ける部分は削っていってもいいかなと思います。
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入園式の保護者会会長のあいさつの構成
何を話そうか迷ったときも、構成に沿って作っていくとスムーズです。
以下の構成は一例なので、参考にどうぞ。
「展開1」保護者へのあいさつ、今後の園生活について
「展開2」父母会への協力の呼びかけ
「結び」おめでとうございます
必ず入れておきたいのは
・入園児への言葉
・お祝いの言葉
・父母会への協力の呼びかけ
人によって差が出るのは、「展開1」部分。
ここで、入園児の保護者の不安を払しょくできるような言葉を投げかけることができれば、とても良いかなと思います。
歓迎する気持ちを伝えられるといいですね!
入園式の保護者会会長のあいさつ文例
皆さん、こんにちは。
皆さんは今日から、○○幼稚園のお友だちになりました。
これからは、先生やたくさんのお友だちと一緒に、歌を歌ったりお庭で遊んだりして、楽しく遊びましょうね。
保護者の皆様、本日はご入園おめでとうございます。
保護者会会長の○○と申します。
お子様たちは今日から、ご両親と離れて社会生活を始めます。
初めての社会生活に、不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。
ですが○○幼稚園は、園長先生をはじめ、優しく温かく指導してくださる先生方ばかりです。
どうぞ安心して、お子様の成長を見守ってあげてください。
私ども保護者会も、園児たちを温かく見守ってまいりたいと思います。
皆さんで協力して、子どもたちの園生活を、より実りあるものにしていきましょう。
本日は誠におめでとうございます。
みなさんおはようございます。
今日からみんなは、○○幼稚園のお友だちです。
これからたくさんのお友だちと優しい先生と一緒に、楽しく遊びましょうね。
保護者の皆様、本日はご入園おめでとうございます。
保護者会会長の○○と申します。
新しい園服に身を包み、小さいと思っていたわが子に頼もしさを感じている方も多いのではないでしょうか。
今日から子供たちはご両親から離れ、社会生活を始めます。
皆様の中には、期待とともに不安を抱えている方もいらっしゃるのではないかと思います。
ですが、○○幼稚園の先生方は、優しく子どもたちを導いて下さいますので、安心して見守ってください。
私ども保護者会も、子どもたちを温かく見守っていきたいと思っております。
また、この先皆様には、行事の際のご協力をお願いする機会も出てくるかと思います。
その際はどうぞよろしくお願いいたします。
本日は誠におめでとうございます。
まとめ
幼稚園や保育園は、小中学校に比べると保護者の関与が多いです。
保護者会のようなPTAは、園側と保護者の架け橋になることも多いため、どちらにも寄り添わなくてはいけない大変な役目。
ですが、園の良さや保護者の気持ちのどちらもが分かる、重要なポジションです。
園のみんなが仲良く楽しく生活できることを想像できるような、明るいあいさつにしてみてくださいね。
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