幼稚園や保育園の入園式は、子どもが団体生活を始める第一歩。
子どもにとってももちろんですが、特に親にとってはとても印象的な、節目となる行事です。
そんな入園式では、入園児の保護者代表のあいさつがプログラムにあり、園側から依頼される場合も。
「何を話せばいい?」「どのくらいの長さ?」などなど、初めての経験に戸惑う方も多いはず。
入園式での入園児の保護者代表のあいさつのポイントと例文の紹介です!
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【入園式】入園児の保護者代表挨拶のポイントは?
本当なら、自分の子どもに注目して入園式を楽しみたい!でも頼まれたから仕方ないか…。
そんなふうに思っている方も多いことと思います。
人前で話すこと、しかも入園式という公の場で、これからお世話になる先生方や保護者の前でとなると、緊張するのが普通です。
さてではまず、入園息の保護者代表あいさつ文を作るときの、ポイントからおさらいしてみましょう!
入園式の保護者代表あいさつの長さはどれくらい?
人が集中して話を聞けるのは、だいたい2~3分ほどと言われています。
ですが入園式に集まっているのは、まだ小さい子どもたち。
「同じくらいの子どもたちが集まって、大人の話を静かに聞く」ということに慣れているはずもありません。
集中力はほとんどもたないと思っていたほうがいいです。
ちょうどよいのは1分程度。
1分で話す文字数として聞き取りやすいのは300字と言われているので、300字前後になるように原稿を作ってみましょう!
入園児の保護者代表あいさつの目的を知っておく
入園式におこなう入園児保護者代表ということで、あいさつの目的は大きく2つになるかと思います。
・式を主催してくれている園への感謝
・今後の園生活への希望や期待
そのため、園への「ありがとうございます」と、「よろしくお願いします」は必須です。
あいさつ文の中には、必ず盛り込むようにしましょう。
飾らない気持ちを伝えるようにするといいかもです♪
入園児の保護者代表あいさつの構成
決まった形式があるわけではないですが、基本的な構成を知っておくと、原稿作りが楽ちんです。
あいさつ文の構成は、「導入」「展開」「結び」の3つに分類されます。
「展開」部分では、入園を楽しみにしている気持ちやエピソードなど。
「結び」部分では、どうぞよろしくお願いいたします、を。
最初と終わりは定型文のように考えてもいいかなと思います。
自分の子どもの様子や自分の心境に合わせて、文の中心となる「展開」部分を作成していきます。
この「展開」部分こそ個性があらわれる箇所でもあり、また悩みどころでもあります。
あまりにも個人的なことになってもいけないし、かといって、当たり前のこと過ぎても面白くないし。
考えだすと迷ってしまいますが、この部分こそ、飾らない率直な気持ちを書き出せばOKです。
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・入園前の子どもの様子(楽しみ?不安?)
・入園前に園に遊びに来たことがある場合はそのときの様子
・これからの団体生活にあたって保護者の気持ち
子どもの幼稚園や保育園の入園って、親にとっては楽しみな半面で不安も多いもの。
どのパパやママでもそうですし、きっと先生方もそれは分かっているはず。
「不安はあるけど見守っていきたい」という、前向きなメッセージしましょう!
幼稚園や保育園の入園式での入園児保護者代表のあいさつ文例
皆さん、はじめまして。
本日、入園いたしました、○○の母でございます。
本日はこのような立派な入園式を催していただき、また、園長先生をはじめ、多くの方々から心温まるお言葉をちょうだいし、本当にありがとうございます。
子どもたちは何日も前から、「あと何日で幼稚園(保育園)に行けるの?」と、本日の入園を心待ちにしておりました。
待ちきれず、新しい園服に袖を通したことも一度や二度ではありません。
鏡の前で園服を着た姿を見て、嬉しそうに笑っているのを見るたび、こんなにも楽しみにしているのかと、安心いたしました。
わが子の初めての社会生活に、緊張や不安を抱えているのは親ばかりなのだと、あらためて思いました。
○○園で、優しい先生と良いお友達に囲まれ、健やかに成長してくれるよう願っております。
私どもも未熟ながら、先生方と力を合わせて、子どもたちを育てていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、はじめまして。
○○幼稚園○○年度入園児、○○の母でございます。
本日は心温まる入園式で子どもたちを迎えてくださり、本当にありがとうございます。
また園長先生をはじめ、諸先生方、ご来賓の皆様からの温かいお言葉をちょうだいし、重ねて心からお礼申し上げます。
これから園生活が始まりますが、息子にとっても私にとっても、離れて過ごすのは初めての経験です。
不安な私をよそに、息子はカレンダーを見ながら、今日の日を指折り数えておりました。
「広い庭でたくさん遊ぶんだ」と、にこにこ笑いながら話す息子を見て、この園を選んでよかったと心から思いました。
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、本日から○○園の一員として、先生方のお力添えをしたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様、はじめまして。
本日入園いたしました、○○の母でございます。
本日はこのような立派な入園式を催していただき、また、園長先生をはじめ、多くの方々から心温まるお言葉をちょうだいし、本当にありがとうございます。
つい最近までベビーカーに揺られていた子が、すてきな園服に身を包み、はきはきと自分の名前を言えるようになりました。
母親と離れることを不安に思うのではと心配していたのは杞憂に終わり、子ども自身は、本日の入園式を指折り数えて楽しみにしていました。
「大きな遊具で遊びたい」「たくさんお友だちを作りたい」何度も出てくる期待の言葉に、これほど楽しみにしているのかと、心から安心いたしました。
これからの園生活で、優しい先生に導かれ、良い友だちと中を深め、健やかに成長していくことと思います。
未熟ではありますが、私どももその一助となれるよう、お力添えができたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
幼稚園や保育園の入園式は、その性質上、静かではありませんしザワザワすることも多いです。
そのため、幾分かはリラックスして話すことができるのではと思います。
必須なのは園への感謝と今後の「よろしくお願いいたします。」の言葉。
あまり神経質に考える必要はないので、今の気持ちを素直に表現してみてくださいね。
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